mercredi 08 novembre 2006 21:10
都市伝説調査(こえー話)
【ニックネーム】すいたん 【好きな都市伝説】有事の際は都庁がロボに変身し、ドコモビルを武器に戦う、ていうやつ
【初めて聞いた都市伝説】やっぱ口裂け女かしら、世代的に
【本当だと思ってた都市伝説】紫の鏡・赤い沼、記憶力が異常によかったので本当に怖かった。あとソニータイマー、まんざらウソでもない気がする。あと高橋名人シャブで逮捕。今回調べるまで信じてた。
【その他】「へぇ〜」とか「クスッ」て笑えるくらいのライトなオチのが好きです。本気で怖い系は怖いので嫌です。よろしくお願いします。
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mixiの都市伝説〜urban legend〜コミュニティの、自己紹介テンプレを使ってみた。
サイレントメビウス読了後、さらに眠り続ける合間に、ネット上で読める都市伝説を片っ端から調べてみた。
体だるいし、凝り性なもんだから読破するまで何もやる気になれなかったです。
で、今回はこわい話に絞って書いてみる。
◇口裂け女
やっぱりこれがすべてのこわい話・都市伝説系の始まりじゃないかしら〜。
小学校のときに同じクラスの男の子が橋のところで見たとか言ってて、びびりまくりでした。
でも、実はあまり詳細は知らなかったんだよね。なので、今回調べたところによると…
口裂け女の基本データ
・岐阜県出身
・3人姉妹の末っ子
・整形手術・あるいは歯科治療の際、医者のポマードがあまりに臭くて顔をそむけたため、手元が狂って口が裂けた(そのため「ポマード」という言葉がトラウマで3回唱えると撃退できる)
・べっこう飴が大好き
・100mを6秒(あるいは3秒)で走る
と、こんな感じの方だそうです。
なんで口が裂けたのかとか、ポマードとかべっこう飴とか、何も知らなかったな〜。
しかも噂が広まり始めたのは1979年。
なので、わたしは少し遅い世代になるはずだし、岐阜出身の人が何もあんな東京都下にいちいち顔を出すわけがない。
思えば、見たって言ってた男の子って、いかにもそういうウソつきそうなタイプだったもんな〜。
ということで、今回都市伝説を調べたのは、こうやって昔怖がってた、あるいは不思議だった話を白日の下に晒して、「なぁ〜んだ、そういうことだったのかぁテヘ」と安心するためだったのでした。
以下もこの要領でいきます。
(ところで口裂け女さんは根強い人気で、2000年頃に小学生の間でリバイバル、2004年には韓国に上陸したらしい。100mを3秒で走る彼女も、さすがに海を渡るのは時間がかかったようだ、と言われてるそうです)
◇赤マント、赤いちゃんちゃんこ
うちの小学校では、体育館のトイレに出るって噂でした。これも韓国進出を果たしたネタのようです。
この他、青い手が出てくるとか花子さんとか、とにかくトイレ関係の話はこわいからイヤ!
今でも夜、トイレに行くのがこわい。たとえ明るかろうと、水洗だろうと、やつらは常軌を逸した力を持ってるはず…侮るなかれ…!
(こんなわたしは、理屈が服を着て歩いているともっぱら評判のリアリストです。非科学的なことは一切信じません。霊の存在なんてもってのほかです。でもこわいもんはこわいんです。それとこれとは別なんです。だってリアルを追求しすぎてシュルレアリスムに足突っ込んじゃったクチだから)
◇エイズの世界へようこそ
聞いたのは大学に入ってからだったと思う。男性版はエイズ・ハリーだとか。知らないことだらけだな〜。
メアリーの名前の由来だというメアリー・マローンさん(世界初報告された腸チフス菌の健康保菌者)、こっちの実話のほうがリアルにこわいです。
みんな、トイレのあとはちゃんと手を洗ってね!
◇クリネックスのCM
小学校卒業間際に、なんとな〜く流行った記憶がある。CM自体は見たことないんだけど。
対抗神話として「ネ・ピ・ア!」と明るく言えば平気、て言われてた。今思うと、いったい誰がそんなん思いつくんだ…。
◇コーラの都市伝説
小学校の社会科見学でコカ・コーラ工場に行ったとき、質問コーナーで「飲むと骨が溶けるって本当ですか!」と聞いた男の子がいた(社員は当然苦笑)。
教育ママに育てられた典型的な優等生で、その日初めてコーラを飲んだんですって。当時の同級生のわたしらだって苦笑だったよ。
その他、コカインが原料だとか中学くらいになると避妊に使うとか、そんな話も聞くようになったな。
個人的には「ダイエットコーラとメントスを一緒にとるとすげーことになる」てのが気になる。炭酸がすごいことになるらしい。ほんと?
◇さっちゃん
他、「かごめかごめ」とか「とおりゃんせ」とか「花いちもんめ」とか「しゃぼん玉」とか、童謡とかわらべ歌って子供の頃は何の疑問もなく歌えたのに、大きくなってからあーだこーだ言いやがって、こわいじゃないか!!(ここにまとめてあります)
でも、日本の昔の歌って短調しかないからこわいイメージがある、ていうのには納得。
◇人面犬
人面魚もだけど、中学のときリアルタイムで、石丸元章or大槻ケンヂor池田貴族? もう覚えてないけど、そのへんの人が監修したビデオを友達んちでドキドキしながら見た。
案の定、引っ張るだけ引っ張って、最後までそれらしきものは出てこなかった。
そのせいか、ブームだったけどあんまり興味なかった。グッズとか誰が欲しいんだ? と思ってた。
◇隙間女
実は古典らしいのですが、わたしはもちろん桜金造が「ごきげんよう」で話したのをリアルで見たクチです。
こわかった…あれはこわかった…特に裏話があるわけじゃなくただこわいだけなので、こういうのはイヤ。
◇偽の警察官
これたぶん知らなかったけど…いかにもな「世にも奇妙な」系の話だね。こえー。
こういうのも、警察不信の表れの一つのかたちなのかも。
◇バミューダトライアングル
ドラえもん好きなら知ってると思うけど(海底鬼岩城にも出てきた)、これコワイ。
こういうイメージもあって、海がコワイわたしです…。
◇ミミズバーガー
わたしの地元ではミミズだったけど、地域によってネコバーガーだったりネズミバーガーだったりするらしい。
反論にあるように、コスト面を考えるとナシな話だけどね〜。
しかも必ず「友達のお兄ちゃんがミミズに気付いて店員に言ったら、口止め料として3万もらった」系の話がお約束でついてくるので、その口止め費用も含めたらファーストフードなんて儲からないよね。
mixiでは「ウザギバーガーだった」て言う人もいて、それはたいそう高級なハンバーガーですね、と思いました。
◇ベッドの下の男
これこれこれ! 高校のときに友達の家に泊まったときに聞いたのかな?
こえーです! どうやら輸入もんのお話みたいだけど、ただコワイだけ系の話なのでいやー!
でも聞いた時は「友人(わたしはお姉ちゃんて聞いたが)、なんて機転のきく素晴らしい子なんだ…!」と感嘆しました。
確かこのとき一緒に、「キャンプ場に女の子がやってきて、後からその子を探して親が来たので引き渡したら、実はそれは宮崎勤だった」て話も聞いたはず(すんません、ソースみつかりません)。
すっかり信じてたけど、都市伝説だったのね〜。宮崎くんちはあきる野市だから、そんな話も出たのかも。
こういう「ただコワイだけ」系の話はただコワイだけなので嫌だけど、今回調べてとりあえず都市伝説だってことがわかっただけよかった。
◇ホープダイヤ
これと似たようなので「オルロフのダイヤ」てのがあって、これのせいでグリゴーリー・オルロフは没落してったと受験前に本で読んだことがあります。
ここにもちょっと書いてあるね。
◇歩行者専用道路の標識
こわい。こういう発想をする人がこわい。
ドイツで「男性+子供」から「女性+子供」になった経緯は事実らしいけど、考えすぎじゃないのって思っちゃう。
しかも、今や女性だからって安心できないし…。
◇マクドナルド・コーヒー事件
マックの都市伝説は多いけど、ミミズバーガーの次に有名なのはこれじゃなかろーか。
実は結構ひどいヤケドで、それまでにクレームもあったっていうから、これは明らかにマック側の過失も認められて当然でしょう。
その実話に尾ひれがついて都市伝説化したのね〜。
◇星を見る少女
筑波大の怪談として有名な話らしい。わたしは知らなかったけど。これもただコワイだけ系で、後味わるーい話だねぇ…。
筑波大はこのテの話の宝庫らしく(詳しくはこちら参照)、他にもいろいろ出るわ出るわ。
そういえば「悪魔の詩」翻訳者が殺害されたのも筑波大だったよね。今年一応、時効を迎えたけど。
ま、これは都市伝説じゃなく、リアルにこわい話だけど…。
◇キチガイ村
つくばの話が出たのでついでにこちらを。
都市伝説コミュにもトピがあったけど、茨城県下妻市にあるとか…って、下妻ってうちの父方の田舎なのよー。
駅は単線でブーブー言うバスみたいな電車が走り、そこからさらに車でえんえんと行った、キチガイ村どころか人も満足に見かけないようなへんぴなとこで、あるのは草っ原と川と養蚕農家と養豚場くらい、そこにドドンとある父の実家はいったい何を生業としていたのか…興味ないので聞いたことなかったです。たぶん農業だろうけど。わたしは過去、あんな田舎を他に見たことがない。
(以前、「実録祖母の死」の中で詳しく描写したけど、ログがどっか行っちゃった…)
で、そのキチガイ村ってのは「限りなく下妻市に近いつくば市」とか「筑西市明野町」にあるとか、諸説あるようですが、内容は上記リンクにあるようなものだそうです。元祖ゴミ屋敷って感じかしら。
茨城には竜宮城ってのもあって、その奇妙ぶりと住人のおじいさんの面白ぶりをテレビ(ナイトスクープとか特ホウ王国とか)で取材されたこともあったらしいんだけど、そのおじいさんが死んだので家を処分しようとしたら、おばあさんの白骨死体が出てきたとか…。
「壁に埋めたおばあさんの死体の臭気を消してカモフラージュするため、あんな家にしてキチガイのフリをしてた」んだそうです。
まさに現代の都市伝説…どこまでが本当なんだか…。
ただ、わたしにはもっとショックなことがありました。
下妻物語のブレイク、そしてつくばエクスプレスの開通に調子こいて…下妻市の公式マスコットが、大変なことになってます!!

シモンちゃん
こんな萌えキャラがあのド田舎のどこになじむって言うの!? あきらかにアキバ狙い…下妻駅につくばEXPは通ってないのに…。
ちなみに、昔のシモンちゃんはこんなだったそうです。

まぁどっちにしろ、田舎の地域活性化つうのは大変だと思います…。
◇ピアス開けると白い糸が
中学んときに聞きました。友達が「お姉ちゃんの友達が〜」つって。典型的なFOF(Friend Of Friend)。
ちなみにその友達って姉の後追ってアホ高校へ行った子。何なの、この子にとっての姉の存在感て。絶大すぎる。
話聞いたときはびびったけど(一応聞いたときはすべて真に受けるので)、高校入って冬休みのバイト代で開けちゃった。
視神経には問題なかったけど、竹炭にいやっちゅーほど怒られた。苦い思い出。
◇紫の鏡、赤い沼
うちの地元はこの2つの言葉だったけど…もぉぉ本当にこわかった!
病気になる前のわたしは記憶力が異常によくて、暗記ものの勉強には役だったけど、嫌な出来事が忘れられなくて辛くて、あまりいいことはなかったのです。
そんなわたしなので、「絶対、この言葉を忘れるわけがない…!」と思い詰めて、いやーそれはそれは恐怖でした。
でも案の定、ぽっかり忘れて20歳を越えていたので、妹と一緒に「イエーもう20歳過ぎてるもんね、ムラサキノカガミーイエーアカイヌマー」とかこれみよがしに言って、ノリノリで遊んだりしたものです。
で、いつもわたしって詳細を知らずにびびってたのね。上記リンクのようなエピソードは一つも知らんかったです。
◇メリーさんの電話
うわぁぁん、これもこわかった〜! こういう最後に声でおどかす系はいやー!
都市伝説だってわかっても、このページ見るのがこわかった…!
ちなみに、わたしの中のメリーさん像はストレートロングのプラチナブロンドの女性で、受話器を持った横顔からのイメージ。正面からはこわくて想像してません…。
横浜(話が伝わって神戸にも)の有名なメリーさんは、わたしはちっとも知らなくて、先に映画ヨコハマメリーを最近知ったくらいなので、「へぇぇ〜」て感じでした。
このぶんだと、「JR川崎駅の階段の上に中年の売春婦がノーパンで座って誘っている」とかいう話も、都市伝説なんだろうな…。
◇電気つけなくてよかったな
これもこわい〜! やっぱり舶来物のお話みたいだけど。確かにブラックさはアメリカンジョークに通ずるものがあるな…。
夜中にゾンちゃんになめられても安心しちゃいけないんだ…!
と、まだまだいくらでも出てくるけど、とりあえずウィキペディアのカテゴリに沿ってご紹介してみました。
わたしは結構、知らない話が多かったなぁ。
こういうのはやっぱり東京より、地方によっていろいろ特色があるものみたいなので、東京郊外で育ったわたしが知らないものが多いのも当然かも。
これから大阪・泉の広場に出る赤い服の女を読もうかと思ってます。
わたしここ通ったことあるらしいんだけど、覚えてない…。
あと、とある家族のブログ史、これも非常に気になってます。もうトップページからしてなんかこわい。
つか、やっぱり最近は2ちゃん発祥の都市伝説が多いみたいだね。
ことりばことか読んだけど、こわいというより悲しいような…そしてやっぱり部落問題と縁の薄い土地で生まれ育ったので、いまいち感情移入しにくい…よくわからない…。
G県厨とかのコミケがらみのこわい話も、そりゃこわいけど、さっさと注射打って措置入院させりゃーいいじゃん、とか思ってしまう。だってこの状態じゃ話にならんもん。
最後に、外国の方が話していた、すごくよくできてるなーと思った話。
約5年前、先輩の友人が彼女と友達とドライブして、鎌倉に。
途中渋滞にハマって、しばらく経っても進まないので、彼女が降りて、「どこまで渋滞なのか、みてくる」と言って、先に行った。
しかし、いつまで経っても、彼女が戻ってこない。さらわれたと思い、警察にも通報したが、しばらく経っても手掛かりがなかった。彼も彼女の家族も、もう亡くなったと絶望し、葬式もした。
その3年後、彼も別の生活を送っていたが、ちょうど機会があって、また鎌倉に行くことになった。
また渋滞にハマってるときに、突然助手席のドアが開かれ、あの彼女が乗り込んできて、「ずっと先まで渋滞だった」と何もなかったように、戻ってきた。
彼女いわく、渋滞をみて、戻ろうと振り返る突端、周りが真っ白になって、ずっと遠くに乗っていた車が微かに見えて、それを頼りに向かってたどり着いたら、もう3年経っていたという...
こういうこわくなくて、「へぇぇ〜」くらいの話が、わたしにはちょうどいいです。
だってもー、夜トイレ行くのも歯磨きに行くのも、こわいんだもーん。集中して読んでるときにサイレンとか鳴らさないでー!
そいえば胎教のこと何も考えてなかったけど、あんましいいもんではないんだろうな、都市伝説って…。
こわい記事読んでるときにやたら胎動が激しいのも、「きっとこの子も怖がってるのね…」なんてツユも思わず、「このままドドドドドドヒェーッて腹をつき破って出てきたらどうしよう…!」などとスプラッタな心配をしてしまいます。
あーなんて、胎児に愛のない人なんだ…。
でも、都市伝説ってこわくてゾクゾクする話の他に、とってもむかついてイライラしちゃう話も結構あるんです。
次回は、そのへんをご紹介します。
こわい系の話、他に面白いの知ってる方いたら、教えてくださーい!(あんまりこわすぎないのでお願いします)
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