dimanche 01 janvier 2006 01:21
わし死ぬかもしれん:あけてました、おめでとう
catégorie: 泡の中の、ある日
2005年の大晦日。
新大阪行きの新幹線は東京発16時46分。わたしの時計はまだフランス時間のままだ。
自宅の最寄り駅の待合室で、だいちゃんと電車を待っていた。
わたしは相変わらず鼻ズビズビ。
だいちゃんはといえば、まんまとわたしに風邪をうつされて、38度以上の熱。
お互いに最悪のコンディションだった。
そして、そこで再び鼻から…タララー。
「!! だだだいちゃん! また鼻血ィー!!!」
新大阪行きの新幹線は東京発16時46分。わたしの時計はまだフランス時間のままだ。
自宅の最寄り駅の待合室で、だいちゃんと電車を待っていた。
わたしは相変わらず鼻ズビズビ。
だいちゃんはといえば、まんまとわたしに風邪をうつされて、38度以上の熱。
お互いに最悪のコンディションだった。
そして、そこで再び鼻から…タララー。
「!! だだだいちゃん! また鼻血ィー!!!」
あっというまに血は両手からこぼれ、床が血だらけ。わたしの顔や手は、それ以上に血だらけだ。
隣りに座っていた人にティッシュをもらい、鼻に突っ込んで口もおさえる。
「駅員さんとこに行ったほうがいいよ、いろいろあると思うから」と言ってもらうが、新幹線までの時間がない。
「だ、大丈夫です」と電車に乗ろうとすると、わたしの前を通った女の人が「ぎゃぁ!どうしたの、大丈夫?」と声をあげた。
電車で新宿に向かう2駅間も一向に止まる気配を見せず、口からも吐血しまくっている。
向かいの席に座っていたご夫婦らしき方々が、またティッシュをくれる。すると男性の方が、
「いつもこんなに出るの?」と聞いてくる。
だいちゃんが「いや、そうじゃないんですけど…」と答えると、その男性は
「いや、ぼく医者なんだけどね、それ、そのままじゃもう止まらないから、病院行った方がいいよ。止め方があるから」とおっしゃる!
新宿に着くと、「どこの病院に行ったらいいかわからないだろうから、救急車呼びなさい」と言って、そのご夫婦は降りていった。
だいちゃんは解熱剤が効いてきたところで、汗をわんさかかいている。わたしは鼻と口から出血しまくっている。
しかし、だいちゃんが「とりあえず、駅員室行こうか…」と言うと、「あ、なんか止まってきたみたい。大丈夫。行く」と言って、血だらけのまま中央線に乗車、無事に東京駅に着き、時間通りの新幹線に乗って、やっと一息がつけたのだった。
だいちゃんに「見上げた根性だ」と言われたよ。うふ、わたし熱以外には強いの。
でも、家を出てから新幹線に乗るまで、たった40分かそこら。
それだけで、体調の芳しくない二人にとっては、すっかりぐったり疲れてしまうのに十分だった。
ていうかねー、ニッポンジンていうかトーキョージンていうか!
アンタら、冷たすぎるよ! 心配して声かけてくれたのは、代田橋の人とお医者さん夫婦だけ!
新宿から東京行くまでに、わたし血だらけ、だいちゃん熱で、二人ともハァハァ言って、明らかに非常事態なのに、みんな冷たーい視線送ってくるだけ! 大晦日で、あれだけの人がいたのに!!
こんなときこそ、ラテン系のノリが欲しいよ! フランス人なら絶対声かけてくれるはずなのに!
東京駅でなんか、すれ違ったおっさんに「鼻血出してるよ(プ」、連れの女「えー! うっそー(笑)」みたいな感じで笑われたんだよ!?
笑い事じゃねーーーーーっつうの!! 時間なかったからスルーしたけど、あいつらの顔絶対覚えておこう。訴えてやる。
新幹線で顔の血を洗い流して、新大阪から西宮、だいちゃんちへ。
あのだいちゃんが、お母さんのおいしい手料理すら残す有様…どうもお腹も壊してるようだ。
そして部屋へと引き上げてPRIDEとK-1を観ていると…タリリリリー。鼻血再々々バースト。
ここを読んでくださってるみなさん、わし、もうすぐ死ぬかもしれません。
飛行機で出たときは、「東京まで出続けたら、失血死してしまう!!」と思ったもんですが、一日にこんなに大量に出血してたら、それもあながちない話でもないかもしれません。
ひったくりに遭った時は、「パリで客死もまた乙」なんて思ったものですが、まさか骨を埋めるのが西宮になるとは、思いもしませんでした。
でも、西宮はわりと好きな街です。パリほどではないけど、この街にいるときも、旅人でいられるから。あと、えびす焼きがおいしいから。
と、そんなことを思って一人盛り上がっている間に、2006年が明けていました。
あけてました、おめでとうございました。
今年一年を象徴するかのような、まったくもって幸先の悪い年明けでした。
隣りではだいちゃんが熱に浮かされながら、「ハンター×ハンター」を読んでいます。
何はともあれ、夫婦揃って無事に年を越せました。
えーと、一応2006年の抱負。
実はパリに着いて早々に、「わたしはこれをやりたい!」ていうことが、あっさり決まっちゃったんだよね。
でも、それはとっても難しいことなので、実現できたらご報告しようと思います。
とりあえずはその目標に向けて、それに関わるいろんなことを、頑張ってやっていきたい。
そう思っております。
とにかく今は、初夢より、起きたときにまた鼻血が出るんじゃないか、それが気になる。
なんなんだろ、なんか変な病気持って帰ってきちゃったのかなぁ…。
Commentaires
今年もよろしくおねがいしまっす!
鼻血って、どこか遠出する時に、僕も大量に出します。
なぜだろうね。でも、スイさんのは異常かもしれない。
東京帰って来たら医者行った方がいいよね。絶対。
2006年の抱負、いいなー持てて!
僕も頑張らないと。
おかえりなさーい。
おパリ、色々ありましたがいい時間を過ごせたんじゃないですか?
つか、鼻血が心配です…。
もう西宮でお医者行ってください。
私、鼻かんだ時にちょっと血が混ざることがある以外は、幼い頃に兄に殴られて鼻血が出たくらいの経験しかないので、とてもとても心配です。
あけましておめでとう!
今年もいっぱい、いろんな遊びしよう!
わたしは鼻血なんて滅多に出さないんだよー。
子供の頃はさくらももこみたいに憧れるくらい、鼻血には縁がなかったの。
3年前の入院中に、風邪と乾燥のせいで、毎朝大量に出たのが初めてだった。
なのに!3年ぶりのこの大バーストはなんなんだ~!
結局、昨夜お風呂でも出ちゃって、もー怖くて寝られなくて、初夢なんて一つも見ませんでした。
とりあえず鼻血で死なない限りは、今年一年も頑張ろうと。
でもお互い、マイペースでやっていきましょ。
>さちこ
おめでとうー!いいお正月過ごせてますか?
おパリはいろんな意味で貴重な時間が持てて有意義だったけど、夫がおかんむりです。過保護になってます。
もう、正月早々なんでこんなことに!て感じよー。
病院ていったって、救急外来行くしかないしね…。
ネットで止血の仕方とかいろいろ調べてると、止まらない鼻血は何か大きな病気の兆候かも、とか書いてあるし、まじで泣きそうです。
つうか、カズタカがそんなことを…殴って鼻血って、結構ひどいんでは…。
鼻血の量半端じゃないな。
血を集めりゃ書初めできるんじゃねーの?っつーぐらい出てません?
肝臓あたりやばいんじゃ・・・
鼻血といえば「かりん」っていう漫画の主人公みたい。
吸血鬼なのに血が増え過ぎて鼻血が出る体質、という変な主人公の漫画があるんです。
半端じゃないよ、3日間くらい鼻血の夢見たからね。相当なトラウマになったもよう。
書初めできるね、確実に。まーたぶん風邪のせいだよ。そう思いたい。
あーなんかその漫画聞いたことあるような。
わしも血の気が多いので、多少減ったほうがいいくらいなんだと思う。