dimanche 01 octobre 2006 22:21
ニュートン別冊 みるみる理解できる量子論
マタニティブックによると、成人女性の乳房はすでに成熟しているように見えますが、実際の発達は、妊娠して母乳を生産する準備がスタートしないと完了しないのです。
とある。
だからすっごい巨乳でアハ〜ンな熟女でも、妊娠して母乳を出す過程を経ていなければ、彼女の乳は生物学的に見てまだまだ子供乳なのだ。勉強になるなぁ、マタニティブックは。
でもこれは裏を返すと、出産しても母乳が出ない人は生物学的に成熟していない、一人前の母親でないなどと穿った捉え方をして悲しむ人はいないだろうか、なんてことも考えてみたりする。
母乳が出る・出ないっていうのは、なかなか深刻な問題みたいだからな〜。
そんなのんきなこと言ってるわたしも、出たところであげられるかはわからないけど。
でも昨日、「産んだらもっと(乳が)おっきくなるよ」と言われた。
いやだ〜、これ以上おっきくなるなんて、こっ、こわいよぅ〜。
さて、昨日の帰りに本屋で、つい、つい、つい買ってしまった。

ニュートン別冊 みるみる理解できる量子論
今いきなりわたしがこれを読んでも理解できるわけではないのに、立ち読みしてすっかりこの絵、小学校の図書室にあった古い児童向けの本みたいな挿絵に心を奪われてしまって、「わからないことは教えてあげるから」とだいちゃんに背中を押されて、つい買ってしまった。

わたしの脳に花が咲きつつある頃、あまりにも物事を深く考えすぎて、考えすぎて、その考えていること、それを考えるわたし、わたしの手、手の肌、肌の下の筋肉、血液、組織液…分解していって残るものは何?
そこでふと目の前のグラスに目をやる。わたしの体とこのグラスはさして変わらない。
グラスを分解すると、残るものは何?
そうしていくうちに、わたしはいつのまにか量子の世界にたどり着いてしまった。それと同時に、脳の花も見事に満開になった。
けれど、だいちゃんはわたしが迷い込んだ量子の世界を、論理的に説明ができる人だった。
これがわたしたちの不幸で幸福な出会いだった。
わたしは感覚的にその域に達してしまっただけなので、残念ながらなかなか論理的な理解は難しい。
しかしだいちゃんから量子力学を哲学的に考える分野があると聞き(参考に、科学哲学を)、いつか勉強ができればいいなと思っている。
はっきり言ってこのレベルになるとイタい分野だが、わたしの興味を持った過程は十分それに値するので、まぁいいでしょ。
小さい頃から「言っていることが難しすぎてわからない」「何を言ってるのかちっともわからない」と言われてきた身としては、ここまで行けばやっと自分の自然な思考の説明もつくだろうし、正当化もできるだろうと期待している。
はっきり言って、一般の方には新興宗教と何ら変わりのないレベルの話だとは思うのですが。
ただ、ほっとくとわたし自身がすいさま教を興してしまう勢いなので、学問の方がよっぽど聞こえはいいと思われる。
だいちゃんは事情があって大学院を卒業できていないので、リタイアしたら2人で大学で勉強したいね、とずっと言っている。
だいちゃんは今では通信工学の方に興味があるらしいけど。
深夜のたけしのコマネチ大学数学科をウキウキしながら見るほど、とにかく理数頭なだいちゃん。
わたしはまるっきり数学的なセンスを知らないんだけど、でもこの番組を見てると、エレガントな回答(論理展開)の素晴らしさはよくわかる。
そういう意味では推理小説にも通じるものがあるし(安楽椅子探偵はエレガントな推理が条件)、というか、何にでも当てはまるかもね、芸術、仕事、人間関係…。
わたしは小学校の頃から算数が苦手で、特に文章題は問題が何を言っているかがわからず、通知票にまで「意味がわかっていないようです」と書かれていた。
中学ですでにコンプレックスになった。でも勉強に対する努力はできたので、何とかついて行けてた、という程度。
高校に入った当初も努力でカバーして人に教えてあげられるくらいだったけど、学校にあんまり行かなかったり、周りも理数系が苦手な子ばかりだったし、2年生で文系に進んだので、すっかり投げ出してしまった。
でも大学以降、仲がよかったのは理系の人ばかりだった。
もともと理屈っぽいわたしは、そういう人たちの方が話しやすかったみたい。
そういえばマス北野は大学の先輩だけど、広報誌で「数学できない人が文学とか映画は撮ったらだめ」と言っていた。
それも極端だけど、一理あるなと思った。要は何事においても、考え方のセンスなんだなと。
このニュートンプレスのムックシリーズは、なかなか面白そうなものがいっぱいある。
中には「星座物語」とか「七不思議」とか、トンデモっぽいのがあるのも面白い。
絵はこんなだし字も大きいので、お子様にもぜひオススメ。
うちも全巻揃えたいな〜。子供に理系に進んでほしいとかじゃなくて、何にでも興味を持つこと、自分のいる世界(宇宙)がどうやって構成されているか? という疑問に小さい頃から慣れることって、結構大事なんじゃないかとわたしは考えてます。
しかし、胎教ってことで考えると、あまり向いてるとも思わないが〜。
突き詰めて考えると気が狂いそうな分野だからなぁ。冷静に読まねば。
ちなみに、この本を読むにはまず、同じシリーズのみるみる理解できる相対性理論を読む必要があると思う。
そう思ってそっちも立ち読みしたけど、なかなか興味深かった。
アインシュタインが16歳のときの疑問「光速で飛行したら、鏡に顔は映るか?」が絵で表現されてるのはウケる。

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