vendredi 15 septembre 2006 16:48

ヘヤーカット102(段落)

ねむいねむいねむいから、さっさと書いとこう。
だいちゃんには、寝なさいって言われたけど。そしてだいちゃんは現在、死亡中だけど。


徹夜明けで美容院行ってきた。
徹夜するつもりはなかったのに、だいちゃんのお仕事待ってたら朝になっちゃったんだもの。

2人ともクセがあるのでつい放置しがちで、明日人に会うのにこの伸び放題はいかがなものか、ということで近所の美容院へ。
実はわたしは先週、大人フェスに行くとき久しぶりに髪をいじって、「こんなに伸びてくるんくるんになってるなんて…」という事実に気づき、つい出かけるのが鬱になるほどだったのでした。
服がヘン、とかより髪がうまいことなってないと、一気に引きこもりたくなるのってなぜなんでしょう。

うちはいつも2人一緒に行って、並んで髪を切ります。
「仲いいですね〜」て言われる、必ず。
確かに仲いいけど、実際は共依存夫婦だからで、具体的に言うと、だいちゃんが美容師さんに注文をできないからなんだけど。
いつもわたしが雑誌読みながら「あー短ければ何でもいいすよー、あと白髪ごまかしてくださーい」ってテキトーに言う。
美的センス皆無のだいちゃんは、されるがままに持参のぶ厚い本を読むか(雑誌は読むものないので)、寝てる。
頭を使うおよそほとんどのセンスやスポーツのセンスはあるのに、ちょっと何でも当然のようにできてむかつくくらいなのに、どうして美に関するセンスはまっっったく、授からなかったんだろうねぇ。
やっぱり神様は宇宙の均整をとるために、上手いことやるわ。

--
余談ですが、だいちゃんが何でもできるのは器用さももちろんあるけど、物事を脳内で論理展開して、一番的確かつ効率のいい回答を出すことが自然と身に付いているからなのね。
要は空間把握能力が高いっていうことなんだけど、猪武者なうえに脳内で回線ブツブツ切れてるし、手先も不器用なわたしは、その方法を聞いて目が覚めた気がしたものよ。
わたし空間把握能力、低いです。方向音痴です。地図読めません。高校の代数幾何と物理と地学(ベクトルとか恒星までの距離計算とか)では、「わたしの目に見えないものを語るな!」と無茶な言い訳をしてひどい点数ばかり取ってました。一生かかってもできないと思うのは、シーツ交換とトイレカバー交換と携帯ストラップ付けです。

どおりで、何回やってもムキーできないムキーできない、じゃ、何もできないわけだよ。おとろしく納得。
--

今日はだいちゃんはザクザク切って、暗めのカラーを入れて終わり。
わたしはくるんくるんを伸ばしてチョキチョキ切って、で終わり。
短い髪はラクでいいなー。

徹夜明けのテンションで、美容師さんの話に乗ってみた。
2人がかりで、いろんなお話を聞けた。近所の話。空き巣多いって話。結構変な人多いよって話。
「ほら施設とかあるじゃないすか」と言われてピンとこなかったけど、「○○とか△△あたりに」と地名を言われて、「……あー、あぁ〜」って一拍遅れて返事が出た。
施設…そんな言い方しないぞぅ、普通の人はそういう感覚なんだ、わりと普通の人ばかりなんだけどな、そんなフラフラ外歩いたりしないんだけどな、て、ちょっと鼻がツンてなった。
後でだいちゃんに、普通に「ワタシそこ入ってたんですけどぉ」って明るく言ってみれば、て言われた。人ごとだと思って…。

2人は九州の人だったので、美味しいものの話とか、九州って土地の特徴とかも聞いた。
九州の人は、上京すると「訛り直せ」て言われるものらしい。
関西人はまず直さないですよ、と言うと「関西弁はメジャーだからいいですよぉ。でもやっぱ、東京の人に張り合ってきたりしますぅ?」と聞かれた。
するする、ガンガン。でも、そんなの関西の人だけなんだけどな〜。
九州の人から見ると「憧れ」らしい東京は、関西人からすると「田舎」だし、「天皇さんは東京に出張中なんですって」と教えてあげたら、爆笑された。
まー関西人つってもこういうことをおっしゃるのは京都の(昔の)人だろうし、大阪の人はまたいろんな意味で違うし、兵庫みたいなでっかい県ともなると端から端でまた全然違うみたいだし。東京もんからするとそれがまたビックリよ。同じ都道府県内なのに喋る言葉や文化が違うってのは。
それに、滋賀とか和歌山は関西じゃないとか近畿がどうとか、その中でもカーストがあるみたいで、なんにせよ、アイデンティティとプライドをしっかり持った人たちだなぁと常々思う。

--
余談ですが、名古屋の人って異色じゃないですか? 悪い意味ではなくて。
すごく不思議なのが、醤油文化と白だし文化の間で、いったいどこから味噌文化になるのかと。
結婚の風習に見られるような伝統的なものから、すごくオリジナリティのあるファッションセンスまで含めた独自の文化とかも、名古屋だけ突発的に発生したものなんですか?
わたしが数字でわかっていたのは、タワー勤務中、全国店舗のチャートをとって大型店(渋谷・新宿・当時の心斎橋店など)を中心に参考にしたバイイングをしていて、なぜか名古屋だけが(特に近鉄パッセ店)異常にDANCEものが強いんですよ。
まだ他店舗でまわってないものが、名古屋では1位とって爆発的に売れてたりする。
なので、社内では「DANCEものは名古屋に聞け」という掟がありました。
そのDANCEものってのも、けして洗練されてなく派手さと勢いだけのAVEX海外版みたいのとか、むしろビーマニとかダンレボみたいな、正直もう一つも覚えてねーし、みたいなのばっかだった。

結構、長年の謎なんです。
ほんとのとこ、どうなんですか名古屋の人ー!
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あー余談は楽しいな。人生寄り道くらいのが楽しいよね。

美容院の話に戻りますが、でもでもわたし、ことヘヤーカットに関しては、東京もんに一言もの申したいのですよぅ!
東京のコは美容院代、かけすぎ!
だいたい、休みの日に髪切るためだけに遠出なんかしたくないよ。
なんでみんなそんな雑誌に載ってるような美容院にわざわざ行くんだろ。
友達で、住んでるのは三多摩なのに、南青山だか表参道だか、同じ美容院に通ってる子2人いる。
なぜ? 別にそんな「カリスマが切りました」的な髪型してるとも思えないんだけど。

あ、でもそういうコたちは、休みの日にお出かけするのが楽しい派なのかも。
えーでもお出かけなら、お出かけオンリーがいいなぁわたしは。美容院疲れるじゃん。
それとも、誰もが知ってるお店で切るのが当たり前なの? それがおしゃれ?
わたしは、おしゃれは普段の生活の中にあるもので、気張る必要があるときには待ってましたとせいいっぱい気張る! ていうものだと思っていたけど、もしかしたら普段OLさんな人とかは、そういう一瞬を楽しみに日々、過ごしているのかもしれない。

どっちがいいってことじゃなく、価値観の違いね。
わたしは毎日おしゃれがいいけど、そうじゃない人たちは毎日コツコツ頑張れるえらい人たちだし。
わたしは刹那的だしなぁ。絶対「ほどほど」ができない人だし、まー無理な話ですな。
常にマックスパワーで生きてると言われます。なので息切れも早いです。よくだいちゃんに注意される。

でーもー、そういう有名店は高いじゃないすかー。
これも価値観の違いなんだろうけど、わし髪にン万とか出すのやなんですぅ。そのぶん美味しいものとか服にまわしたい。だいたいはお菓子か漫画か電化製品にいっちゃうけど。
だから、いつもキャンペーンとかやってる美容院を探して行く。それは、美容師さんが苦手だから美容院ジプシーしてるせいもあるんだけど。
でも、今ってだいたい、どこでもそこそこちゃんとやってもらえるじゃん。だったら、安い方がいいなぁって。
ホットペッパーあんなにCMしてるのに、周りでクーポン使って髪切る人って妹くらいしかいない。

と・こ・ろ・が!
関西の友達とか、だいちゃんの妹ちゃんの話などを聞くと、クーポン率高い気がするんだよね〜。
もちろん有名店に行く子もいるだろうけど、そのへんの金銭感覚は関西人の方が分かち合える気がするー。
あてくしおフランス育ちですから、無駄なお金を遣うのはいやなの。お菓子と漫画と電化製品には金に糸目つけないけど。
限られた資源をあれこれ言いながら、できうる限りおしゃれなことをするのがいい。それは外見だけじゃなく、おしゃれ精神を育てる方法なんだと思う。
そういう精神にあふれる人は、自然とおしゃれに見えるんだと思うし、堂々としててステキだと思うのです。

やはりフランス人と関西人は近しいな…(パリのアヤちんも言ってたよ!)そう思うとフランスが居心地いいわたしが、関西人と結婚したのは納得…。
そろそろ本気で学会に提出する論文を書かねばな(本気)。

さてさて、ヘヤーカット一つでずいぶん長文を書いてますが、そろそろ終わり。
3時間くらいかかって終わったら、帰るとき初めてお腹の張りを感じて、おうちまでの足取りがアリさんになっちゃいました。
やっぱ同じ姿勢を長時間ていけないのね。そして張ると、いてーのね。でも、どうしていいかわかんなくて。とりあえず早く帰って横になりたくて、アリの足で頑張った。10分もかからない距離だけど。

帰って横になってたらすぐ治りました。出血もなく、異常なさそう。わかんないけど。

今日初めて、至近距離用マタニティウェアセット(ヤフオクで1000円で落とした、黒チュニック+カーゴっぽいデニム)を着て出かけたのに、誰も妊婦だってわからなかった様子。
とゆーことは、ただのデブだと解釈されたわけか。それもなんかシャク。

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