samedi 01 juillet 2006 06:02

愛について

2006年6月、決心してからとうに半年が過ぎた。
タバコをやめた代償行為と、アホみたいに忙しい仕事のストレスで、外食ばっかり、お菓子食いまくりで、一気に10kg以上太った。

…えーと、子供を作るとかいう話は、どこへいったんでしょう?


月の終わりに、念願の仔犬を飼い始めた。
img913_P1030662.jpg
もともと欲しかったんだけど、あんまり忙しかったんで癒されたくて…。
名前はスゾン。トイプードルのアプリコットの女の子。
わたしと似ていて、ちょっとシャクレ。

ところが、スゾンの世話をしているうちに、子供欲しい熱が再燃してきた。
生後2ヶ月にもならない赤ん坊のスゾンの世話は、わたしにほのかな母性を感じさせた。
(あくまで「ほのか」ね、犬(ペット)業界の人たちはスゾンちゃんのママとか言うけど、「違う、わたしはママじゃなーい! そんなカユイこと言うなー!」と思う)

思えば、本当は6月頭のバンコク旅行は子作り旅行にしようと思っていたのに、あまりのハードスケジュールにとてもそんな気が起こらなかった。
そのために延泊もしたのに、疲れて半日寝てしまったし。
暑いから、ささいなことでケンカになるし。
まるっきり意味なかった…金にはなったからいいけど。

犬の世話で人間様の子供のことを思い出したわたしは、もう一度だいちゃんと話し合った。
「こんなペースじゃいつまでもできない、せっかく先生も前向き(妊娠したら産婦人科と連携を取ろうという話まではしていた)なんだから、やることやんなきゃできるもんもできないよ!」
と。

そこで、どうやら避妊をせずに週2回、半年だか一年だか続ければたいていできるらしいので、うちはより高い効果を求めて週3回ということにした。
あーやだなぁ、こういう話。団地妻っぽい(よく知らないけど)。

しかし…すっかり子作りに興味を失ってたわたしはガンガン仕事を入れていて、一緒に寝る夜があまり持てなかった。
ここでさらなる重要な問題が持ち上がる。

子作り”作業”をする気になれん。
たまに一緒に寝たところで、薬のせいで結婚してからというもの拒み続けてきたわたしには、どうにも今さらそんな気分になれない。
めんどくさいし、疲れるし、デブってるとやりにくいし。
新婚ならまだしも、もう4年目だしさ、そんな激しい愛情もないしねぇ(わたしの方は)。

そもそも、「子供を持つ」という高尚な目的に対して、その過程があまりにも動物的で野蛮なので、いまいちその間を埋められないのだ、わたしの中では。
いつまでも思春期から抜け出せないわたしは、どうも性に厳しい。
青くて硬くて…ていう感じが抜けない。
一時期は病気のせいでその厳しさが増幅されて、赤ちゃんを汚らわしい存在にしか思えなかったこともある。

でも、そこでわたしが高尚な目的のために、
「さぁ、さぁ、子供を作るために、本日も過程をこなしマショウ!」
みたいに迫ると、だいちゃんは
「嫌だぁ~そんな事務的な感じは嫌だぁ~!!」
と言って、やる気をなくす。
そんなもんすかねー。

それに、気付いてしまったのだ。
なんとか事に及んでも、とにかく脳内の9割は雑念で占められているわたし。
事の最中にも、
「あぁあれやだったなぁ、あれどうなったかなぁ、うー嫌いなやつの顔浮かんできた最悪、死にたい」
などと、あーでもないこーでもないと考えてしまう。

向いてない…子作り以前に、愛し合うことに向いてない…
しょせんわたしは、愛にも快楽にも身を委ねることができない女なんだ…つまり無理!

そう気付いたのは、2006年の半分ももう終わった頃だった。

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