vendredi 02 mars 2007 22:06
臨月12日め:入院2日め:分娩日ケテーイ??
6時起床。病院の朝は早ぇぇ。でも個室なので、声をかけられるまでベッドの中でヌクヌク。夕べは相当疲れたせいか、比較的よく眠れた気がする。それでも、3,4回は起きたけど。
寝ぼけながらの蓄尿は危険です、こぼしちゃう。そうでなくとも、計量カップで上手くキャッチするのが難しいのに。わたし、この歳になっていまだに、おしっこがどこから出るのかよくわかってない。
6時半頃、糖負荷試験前の採血。その後、225mlのブドウ糖を飲まされる。炭酸一気飲みは辛いよ、甘いし…。
7時、2回目の採血。30分後、3回目の採血。それからさらに1時間後の8時半、4回目の採血。
貧血なのに、こんなに景気よく抜いて大丈夫なんだろか。採血の合間は、ずっとウトウトしてた。だって目を覚ましたら、お腹が減るじゃない!!
採血を全部終えて、やっと朝食にありつく。

ちょっとナニ!? この手前の青白いのは!!
わたしが牛乳(と、マラソン)を、この世で一番嫌悪していると知っていての狼藉か!?
嫌がらせだ! 陰謀だ! うわぁぁぁぁぁん、200ml分の代替カロリーをよこせぇー!!
傷心のわたしのもとへ、教授がやって来た。
「いよーぅ、どぉ? 血圧落ち着いてるらしいじゃない、でもこの足はひっでーなー。も、来週あたり出しちゃおうね。赤ちゃん出てくるように処置するから」
処置って…その言葉こわいんですけど…。
教授は笑顔で去って行った。いつもお忙しいのだ。日本産科婦人科学会の倫理委員長なので、生殖医療のニュースではだいたい名前が出てくる。最近では、出生前親子鑑定とかね。
むしろ、外来診る暇がよくあるなーと思う。一度、生殖医療について一市民として、意見を交わしてみたい(無謀)。
9時近くなったので、家に電話してだいちゃんを起こす。眠そうだ、お疲れなんだな…。
電話の向こうで鳴き叫んでる声がした。夜中にボールペンを食ったやつが、ハウスされてるらしい。
あの子らは、わたしがいないことに気付いてんのかなー?
今朝もNSTをつけた。ついでに検温と血圧も。99/60。どんどん下がってくじゃないか…。
今日のNSTはびっくりした。だって、途中で心音止まっちゃうんだもん!
どどど、どうしよう、ナースコールした方がいんだろか、でもガンガン蹴ってるから、生きてはいるんだよな…と迷ってると、助産師さんがちょうど来てくれた。
「あー動きすぎて、(装置が)ズレちゃったんですねー」
胎動が激しすぎたらしい。人騒がせなやつめ…その後も今日はものすごい勢いで動いて、わたしもスイッチを連打。
ナニこの人、どうしたの? 何でこんなノリノリ?
そこへ新人が現れ、「ちゃんとブドウ糖全部飲みました? 値が低すぎるんですよね〜」と言う。
「飲みましたけど…(低いならいいじゃん)」
「ま、低いならいいんですけどね、じゃ!」そう言って出て行った。
何がしたいのか…新人よ…!
休む間もなく、今度は眼科へ行かされる。
血圧が高いと、出産のとき目がおかしくなる? 見えなくなる? 毛細血管が切れるってことか?
新人の説明はいちいちよくわからんが、念のためということで、カルテを抱えて2階まで。
しかし眼科でも、「血圧落ち着いてますよねぇ」と言われ、通り一遍の検査をやって、何の薬かわかんないけど、点眼されて帰された。
だんだん、何のために入院したのかわからんくなってきた…いつも思うけど、入院中って無駄な検査多いよねー。念のためって言われたら、やるしかないけどさ。
でも4階ー2階の往復のおかげで、また足の浮腫がひどくなった。お、おそろしい…!
部屋へ戻ると12時を過ぎていたので、すぐお昼になった。

また、味なし鶏肉かー。まぁいいけどさ。あーあ、氷食べたい。
食後は医長回診。想像以上に忙しいな〜、ちっともゆっくりする暇がない。
医長にお会いするのは初めてだったけど、ジェントルな方だった。
それに引き換え、新人はカルテ見ながらうだつの上がらない説明をしてるので、女性医師に逐一フォローされている。
ほんとダメっ子だな〜、こいつ。KOは全国で一番、産科医が多いと言うけれど、将来の担い手がこんなんだと心配だわ〜。
しかも新人の口からいきなり、「で、来週の木曜に無痛の予定なんですが…」と出てきたのを聞く。
えっ、そうなの!? 聞いてないよ!?
でも医長が、「もう少しですね、頑張りましょう」って励ましてくれたので、まーいっか、と思うことにした。
回診の軍団が出てゆくと、女性医師だけ残ってフォローを入れてくれた。
どうやら、本当に来週の木曜(8日)に決まったらしく、前日の水曜から子宮口を開かせる処置をするそうです。
女性医師は無痛(和痛)分娩の承諾書を持って再び部屋を訪れ、詳しく説明してくれた。
要約すると、
◇この承諾書は、万一、無痛に間に合わなかった場合も、その場で和痛ができることを約束するものである。
◇麻酔の合併症がないとは言い切れないので、来週、麻酔医に直接話を聞くこと。
◇今の状態からして、なかなか陣痛がつかずに相当時間がかかるか、むしろ不発に終わる可能性もある。不発の場合は、仕切り直し…Σ( ̄ロ ̄lll)
もし不発だった場合、40週くらいまで様子を見てもいいんだけど、母体が限界に近いので、なるべく早く出してしまいたいのだそうです。
その限界というのが、貧血でも高血圧でもなく、この肥大化した足のことらしく…。
陣痛をつけるためには体を動かしてほしいけど、動くとすぐ足が浮腫むので、よーくマッサージをするように言われた。
この女性医師は、若いのにヤリ手な感じ。美人さんだし、こういう産科医は増えるといいな。感覚が近いのは助かる。
「まぁ、3,4日かかる人もいますから…」って言われたのには、えぇぇ無理! と思ったけど…。
ちなみに、わたしがあんなにも氷をブォリブォリ食べていたのは、やはり貧血のせいだったようです。そう言われた。
でも今も恋しくて仕方なくて、だいちゃんに買ってきてもらうの。ウフ。
なんて書いてたら、もう夕飯が来た。えっ、16:55ですが…もしや、毎日早くしていくの!?

でも初めての揚げ物だ! エビフライ♪エビフライ♪わたしは無類のエビフライ好きー♪
18時半からシャワー。
ものすごいボロさだ…病気うつったりしないだろうか。でも1日ぶりだったので、さっぱりして気持ちよかったー。
面会時間は19時までなんだけど、個室なので融通をきかせてもらえる。
だいちゃんは20時頃に顔を出して、2時間くらいいてくれた。
「来週出すんだよ」と言われて、多少焦りが生じているようだ。
もう「産みたい」じゃなくて、「出したい」なんだよね、わたしとしては。
だいちゃんの心の準備は、果たして間に合うのか?
今日も何だかんだでとても疲れました。
21時の消灯のときに薬を飲まされるので、いい感じに眠いです。
さっさと寝て、朝食を楽しみにします。
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