マテルニテ・マテリアリゼ

病院に着いたのは9時半を過ぎてたけど、予想通り受付でかなり待たされた。
やっと病棟へ案内されると、ここからバタバタと慌ただしくなってくる。
まず、個室が午後にならないと空かないので、待機室で待たされる。
その間、NSTつけながら右で体温を計り、左で血圧測定。忙しいな〜。
だいちゃんは初めてNSTを見て、興味深そうだった。胎動も感じられたしね。
つうか血圧だよ！　上120も下80もないじゃんか！　ほらね、落ち着いて計ればこんなもんなのよ〜。

そして内診。まだまだ全然、赤子の頭までは遠いみたい。子宮口グリグリすんな！　いてーぞ、泣くよ？
今回の主治医は教授を筆頭に、女性医師と新人の3人体制なんだけど、この新人が使えねー。
経腹の超音波をやらせたらヘタクソでよく見えないらしく、すごく時間をかけやがった。
仰向けで寝るだけで吐きそうなのに、腰にまで負担がかかって耐えられなかったので、上司らしき女性医師にお願いして側臥位にしてもらった。そのくらい気付いてよ〜。

結局、安静のレベルとしては、入院時の血圧が安定してるので、院内を自由に出歩いていいそうです。
赤さんを下げるためには、体を動かすこと。でも浮腫を引かせるためには、安静にすること。
何事も「ほどほど」ができないわたしには、難しい注文だ…。

待機室へ戻ると、だいちゃんがちゃっかりベッドに横になってた。わたしもすでにグッタリ。
少しウトウトすると、すぐに昼食が。

ビバ・病院食。これでも常食なのよ。ま、味音痴のわたしは別に不満はないけど、量は物足りないだろうなぁ…。

食べ終わると、ようやく個室へ移動。
　
はーやっぱり、2人部屋よりマシ。待機室も2人部屋で、狭くて息苦しかったもん。
日当りいいし、電話は無料。当たり前よ、なんせ1日26250円…！
ただ一つ、難点はトイレ。隣りの個室と共同なのです。入ったら向かいのドア（つまり隣室のトイレのドア）の鍵を閉めて用を足す、という…。
個室のメリットって、気兼ねなくトイレを使えることじゃないの？　非常に落ち着かないです。
しかもわたし、回数がハンパなく多いし、蓄尿もさせられてるので、トイレにわたしのおしっこ袋が常備されていて、隣室の方に申し訳ない…。

個室へ移ると早速、採血。4,5本抜かれた！　貧血なのに…。
14時過ぎまでだいちゃんとゴロゴロして、今度はレントゲンと心電図を撮りに下の階へ。
胸のレントゲンはまだしも、下から産めるか調べるための骨盤のレントゲンは、何とスカートを捲し上げ、お股に定規を挟んで撮影。
なかなかいい撮影位置に収まるまで時間を要し、ワシとってもせつなかった…！

再び個室に戻るものの、病院に着いてからというものあっちゃこっちゃ忙しいせいか、どんどん浮腫がひどくなってきた。
それはもう恐ろしいほどで、自分の足とは思えない。いいの、これ？　ちょっと安静にさせてくれー！

その後はフュミ澤先生が顔を出したり、また血圧を計ったり。上100台、下60台。なのに足はまるで捻挫かっちゅーくらい腫れている。こ、こわいよぅ…。
レントゲンや心電図の結果を見て、産科の先生が診察に来るってことだったんだけど、なかなか来ないので、だいちゃんと2人で寝てしまった。だいちゃんもお疲れみたいで、いびきかいてた。
気付くともう16時過ぎ。これ以上待ってられないので、だいちゃんにはお仕事に行ってもらうことにした。
シクシク…さみしいなぁ。ここは頑張って模範囚となって、一度退院or即出産せねば！

一人になってパジャマに着替えると、すぐに夕食が来た。まだ17時半だぜ…。

面白味はないけど、おいしくいただける。貧しい食生活には味音痴が一番！　ただ、あったかいお茶や柑橘類は、吐き気がひどくなるので辛い…。

とゆーところで、今18時半。やっと一息ついてます。
しかしバタバタしすぎて、シャワーの時間を逃してしまった…朝7時〜夜18時半までなのね。終わるの早いよ！
でもとっても疲れたので、今日はゆっくり眠ろうと思います。
眠れれば、だけど…。

明日は、朝から糖尿の検査。
またブドウ糖飲んで、3回も採血するらしい。しかもそれが終わるまで、朝食はおあずけ。ひもじい…氷食いたい。