dimanche 25 février 2007 22:06
臨月7日め:妊娠中雑念もここに極まれり
【今わたしが似てるもの】ふと気付いた。それはハンプティ・ダンプティだ。



要するに、これだけの丸い体を頼りなげな足で支えていると言えば、非ニンプさんにも大変さがご理解いただけるだろうか。
必然的に足にも肉がついたけど、骨格まで太くなるわけではないので、安定感がなく非常に危うい足取りになる。
そして、何より重い…これは重いだろうなって、さすがにわかってもらえるでしょうか?
わたしも今、塀から落ちたら、復元不可能だろうなと思う。ぐちゃっと行くよ、ぐちゃっと。ぐちゃっとべちゃっと、ね。
そしてこの半年以上を思い返し、恨むだろうなぁ…ここまで来てそんな結果かと。ダメになったものより、これまでの時間と労力を返せと思うだろうなぁ。
【クローンすいたん】
先週の採血検査の後、血のついたガーゼをビックカメラのゴミ箱に捨てた。
ビックカメラ・メトロポリタンシティ新宿店。店内には中国語やハングルの広告が飛び交う。
ゴミ箱から拾われた血の付着したガーゼが、もし、何がしかの組織によって大陸あたりに持ち込まれ、そこで培養されたら…
クローンすいたんが、大量生産されてしまう!!
微量な血液から増殖できるクローンすいたんは、安い労働力として地方の工場へ配属される。
だが、クローンすいたんは100%天然由来なので、ロットによって能力にバラつきがあるのだ。
クローンすいたんAグループは、手先が不器用なため生産の質が悪い。
クローンすいたんBグループは、単純作業に退屈を感じてしまい、妄想タイムに陥りがち。
クローンすいたんCグループは、長時間じっと座っていられないので、毎日、工場長にしばかれている。
クローンすいたんDグループだけは、かろうじて手際よく仕事をこなす。
ただ、Dグループはクローンすいたんを抽出する際に、オマケ程度にほんのわずかだけ現れる希少性の高い人材なので、全体的な労働力の中で占める割合は非常に少なく、実質的に生産率の向上には貢献していない。
ちなみに、どのグループに聞いてみても、全員が口を揃えて「天然ものではない、計算だ」と答える性質を持っている。
そうやってクローンすいたんたちが生産した、電化製品や服や食品や部品やデスノートなどを、日本にいる真性すいたんが手に取り、「悪くないわね」とか言って、買ったり使ったりしている。
自らの血から分身を作られ、知らぬ間に自らに還元。
世の中ムダなもんはいっぱいあるが、これほどムダで誰にも何にも役に立たないことはないだろうと思う。
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あんまり体がしんどいばかりなので、くだらないことに逃避しようとしている自分がいるよ。
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