dimanche 07 janvier 2007 17:29
腹出し/絵本や児童文学のおはなし
セレブってさ、妊娠しても腹出すよね。
アンジェリナ・ジョリのタトゥー入り腹。

ブリちゃん。おとなしめのチラ見せ。

グウィネス・パルトロウ。水着だけど。

ブリちゃん。やりすぎ。
最近、この腹出しファッションに痛く共感中。だって隠すより、断然ラクなんだもん。
日本だとわざわざ腹帯まで巻いて隠して押し込むけど、出した方が自然じゃない? 別に腹帯巻かなくても、大きくなりすぎたりしないんだし。
さすがに冬なので腹出しで外出はできないけど、家の中では腹出してます。ラクよ〜。
でもわたしはセレブじゃないから、夏でも腹出しは迷惑かもしれない…。
年賀状が届くのもそろそろ終わりかな。みなさん、ありがとうございました。
だいちゃんの素晴らしい画力を披露したせいか、負けじとスゾンとララァの似顔絵を描いてくれた方が数名いました。
これがまた、どいつもこいつも似てなくてウケます。わたしたちのお友だちは、愉快な人ばかりです。
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絵本や児童文学の話。
と言っても赤子向けのじゃなくて、調べ物してて思い出した、わたしが好きだった本の話。
記憶の一番遠くにあるのは、
わたしのワンピース


まだ移動図書館があった頃。
このワンピースがあんまり可愛くて気に入ったので、つい、色鉛筆で好きな色に塗っちゃって。
返す日になって「どーしょー」と、悩みに悩んだ思い出があります。
本当に好きだったみたいで、幼稚園の頃に描いていた女の子の絵は、みんなこういう三角形のワンピースを着てた。
この頃からワンピース好きだったのね。小学校低学年の頃までは、知り合いが作ってくれる妹とお揃いのワンピースを着るのがすごく好きだった。
わたし自身の本質は、こういう女の子らしいものが好きな夢見がちな少女だったのに、周囲の環境(親や同級生など)が、それを許してくれなかった。
なので、その後再びワンピースを着るようになるまでに、10年以上費やしました。
名たんていカメラちゃんシリーズ

カメラちゃんの本名は、ジェニファー・ジャンセン。
カメラのように「カシャッ」と唱えて頭の中のシャッターを押したら、見たものをすべて記憶してしまうという能力を持った女の子。
この能力を駆使して、いろんな事件を解決してゆきます。
調べていたら、こんな記事にもヒット。
わーかーるー、わたしも恐竜図鑑を読んでは古代生物の変遷を時系列的に覚えたりしてたので、カメラちゃんの能力はうらやましかったです。
おちゃめなふたごシリーズ

イギリスの寄宿学校セント・クレアを舞台に、双子のパットとイザベルが、ひとクセもふたクセもある同級生や教師たちと繰り広げる物語。
キャラが一人一人立ってて魅力的だし、いかにも翻訳物なセリフ回しもいい。
憧れの寄宿舎生活、ネグリジェで参加する真夜中のパーティー、何よりこのシリーズの一番の魅力は、おいしそうなものがいっぱい出てくるところ!
こけもものジャムにプディングやシュートブレッド・ビスケット、飲み物はもちろんジンジャービアかレモネード!
当時、東京からほとんど出たことがなかった小学生のわたしは、「何それ、こけももってどんだけおいしいの? ジンジャーって何? ビールって名前でもお酒じゃないの?」と、たくましい想像力をさかんに働かせて、ドキドキワクワクしたものです。
このシリーズが好きな人は、やはりこのおいしいものにやられたタイプが多いみたいね。
探したら、こんなメニュー集がありました。これ読むだけでも、幸せな気分になります。
いろいろ思い出してわかったのは、やはりわたしはかなり幼い頃から、日本的なものが好きじゃなかったようです。
家には松谷みよ子さんの「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ
などもあったけど、あんまり興味なかったなー。
それより、お兄ちゃんのマガーク少年探偵団シリーズ

こっちの方が、よっぽど好きだった。
「ボンボコ、マガーク探偵団♪ペンペコ、仲良し5人組♪ブンチャチャ、難問即解決♪鼻のウイリー、記録のジョーイ、頭脳のブレインズ、木のぼりおてんばワンダちゃんデース♪それにもひとり、ブンチャッチャ♪その名も高きガキ大将、ジャックマガーク、ブンチャッチャ♪ダガジグダガジグ、ブンチャッチャ♪」
このノリ。素晴らしい。
他によく読んだなーってのは、うさこちゃんシリーズ

これも翻訳物だしねー、あとは、こぐまちゃんシリーズ

これは日本人作家だけど、あまり日本的じゃないなーやっぱり。
絵も内容も、日本的なものはどうも惹かれなかったみたい。
日本の物語や食事や住居や文化、どれもこれも、なぜか小さい頃から相容れなかった。
これはもう外国かぶれとかじゃなくて(かぶれるほど異文化に触れる前なので)、感覚的なもんだからどーしよーもなくない?
でも、日本人作家で一人、大好きだった人がいる。かこさとし先生です。

この人の描く絵はあたたかいタッチなのに、とても緻密で科学的。
むしばミュータンスのぼうけん

なんかはよく覚えているけど、これに限らず、人体をリアルに描くのよね。とっても興味深かった。
「だいこんだんめんれんこんざんねん」は、いろんなものを断面図として描いた科学絵本で、



とても興味深く読んだ覚えがあります。
ここから、わたしの妹尾河童好きにつながるんだな。

見てるだけでワクワクする本て、いいよね。
かこさとし先生は東大応用工学科を出た工学博士で、化学技術士でもあるのね。
で、昭和電工の研究所に勤務しながら絵本を描いてたようです。
やっぱり科学的な知識がベースにあったのね、じゃなきゃ、こんなの描けないよね〜。
去年の秋くらいに大江戸線に乗ったら、大江戸線5周年のポスターが、だるまちゃんだった。

ずっとこのことを書きたいと思ってたんだよねー。懐かしいなぁと思って。
それにしても、見事にその後の人生がわかるような絵本/児童文学セレクトですね。
腹の中の人は、どういうものが好きかな〜。
最初は布絵本からだよね、ユニセフのが欲しいです。

Comments [2]
さすが妊婦ー。
で、おちゃめなふたごに反応してしまいました。
私も聞いたこともない異国のお菓子の数々に胸をときめかしていましたことよ。
こけもも、くろすぐり、とかそういう単語には乙女心を刺激する何かがあるわ。。。
まーわしですら巨乳になるくらいだからねぇ。
おちゃめなふたご、読んでた!?
ときめくよね〜いま読んでもドキワクしそうだわん!大人になって実際、ジンジャービアを飲んだときの感動ったら…!
でもアニメ化されたのは可愛くなくて、ちょっとガッカリだった…。