samedi 06 janvier 2007 17:50
妊娠にまつわる興味深い発見2つ
一つめ。saeさんから送っていただいた暮らしの手帖1975年3・4月号。

これ。
「はじめてお母さんになるひとに なにをどれくらい用意したらよいか」特集を読んでいて、あらためて気付いたこと。
◇赤ちゃんに対する口調(文体)が、「〜してやるといいでしょう」「〜してやればいいのです」「〜でじゅうぶんです」と、上からものを言っている。
今、こんな文体まずないね。「〜してあげましょう」が基本だもんね。昔の人は、こういう文体を「赤ん坊に迎合するなんて」とでも思うのかな?
◇母親が専業主婦であることが前提で書かれている。
マメに洗濯して、服や布ものは縫ったり編んだりして、家に蒸し器があるのが当然、として書かれてますね。大変興味深い。
◇余剰分はあくまで節約、そこに価値を見い出さない
手間をかけてでも、節約できるところは節約する。
高度経済成長が終わりかけの頃で、まだ貧富の差も結構あっただろうからねー。
今みたいに、初期費用をかけて便利グッズを使うことで、浮いた余剰分(時間やお金など)を楽しむっていう豊かさがなかったんだな。
それに、便利なものや可愛いものは高いのが当たり前で、今みたいに安さとは両立しない。
そう思うと、何にせよそこそこ安くて丈夫でデザインもいい、が揃う現代は、やはりいい時代になったと思います。
根本的に女性や子供の人権が確立されてなかったことが、全篇を通してわかりました。
赤ちゃんなんてどうせすぐ大きくなるんだからこんなのでじゅうぶん、とか、お母さんに手間がかかるのは当たり前で(きっと手間を惜しむことがよくないとされてたんでしょうね)、お母さんがあれが欲しい、こういう風にしたい、といった希望は二の次三の次。
現代のわたしからすると、ちょっと気に入ったものを買うだけで、ずいぶん気分が違うのにな〜なんて思ってしまいます。
「飾り立てても、赤ちゃんはちっともうれしくないのです」って、それを判断できるのは赤ちゃんだけだろうに。
それに、お母さんはうれしいと思うけどな。それじゃいけないの?
これを逆方向から裏付けする事実が、後半ページにあります。
投稿ページなんだけど、亭主関白風を吹かすことがかっこいいと思っている夫たちの文章が載っていて、その偉そうぶりにむしろ爆笑。
ありえないな〜こんなの。うちの父なんかは、まさにこの世代の生き残りだけども。
そういえばこの号が出たとき、母はわたしを妊娠中なので、読んだかもしれないね。
二つめ。
これはだいちゃんの発見。
お風呂(湯船)に入っているとき、だいちゃんよりわたしの方が、水位が高かったのです。
(参考までに、だいちゃんとわたしは20cm弱ほどの身長差と20kg前後の体格差があるので、妊娠前はもちろん、だいちゃんの方が水位は高かったです)
これは、わたしの方が密度が低いので、体積が大きいということらしいです。
つまり、今やだいちゃんとの体重差が10kgを切ってしまったわたしですが、これだけ膨れ上がったニンプボディの内訳は、筋肉なんかまったくなくて、やっぱりほとんどが水分と、そして脂肪だけってことのようです。
腹も、胸も、厚い背中も、強そうな肩幅も、ぶっとい二の腕も、でっかいお尻も、ぜーんぶ水分!
あー安心したー。
ほとんどが水分なら、産んじゃえば大抵は元に戻るはずだもんね。
脂肪は頑張って絞んなきゃいけないけどさ。
今、プールに入ったら、いーい感じに浮くんだろうな〜。
ところで、お風呂入ってるときって腹の中はどんな感じなのかしら。
わたしは浮力を借りるとすごく体がラクなんだけど、腹の中の重力はいつも一定なのかしら。
ここんとこ寒いので結構熱いお風呂に入っちゃうんだけど、温度は感じるのかしら。
最近はどっかんどっかん、どんどん動きが激しくなります。
思わず「うぉ!」て声出るし、おしっこもれそうになる(実際、尿もれしちゃう人もいるみたいですねー)。
目で見ても、明らかにボコッと腹が飛び出たりする。う〜ん、すごい。エイリアンかエクソシストかって感じ。
そして毎日、お風呂上がりのマッサージのとき、だいちゃんが「またお腹大きくなってる」て言います。
そして彼は、マッサージしながら赤子の頭の位置を確認します。
今のところ、逆子ではないようです。
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