mercredi 25 octobre 2006 22:36

だいちゃん胎児と初対面

19週と2日、今日は4回めの検診です。
4回め…まだ4回か…長いなー40週!

今日は初めてお腹の上から超音波検査をやるので、せっかくだからだいちゃんに同行してもらった。
しかしいきなり1時間待ちで、だいちゃんはちょっと退屈気味…と思いきや、漫画を5冊くらい持参してるよ、この人。
やっと検査室に入れられると、ベッドに横たわって医師とだいちゃんの前でスカートをずりおろす。なんか…なんか複雑な気持ち…。


腹の中はだいぶ大きくなってたけど、それでも200gくらい。今日は頭囲を始め、いろいろ計ってたな。
CCF20061025_00000.jpg
(ちょっと小首をかしげてこっちを向いてる感じ?)

前回見え始めた手がより手っぽくなり、腿や膝やふくらはぎ、足も見られた。
頭は相変わらず大きくて、「目が見えるよ」って言われたけど、なんか怖かった(実際には目玉が入ってる穴しか見えてなかったからみたい)。
初めて心臓がバクバク動いてるのを見た。本当にスカラベみたいだった。古代エジプト人が心臓に見立てたのも納得…!(こんなページもあった。作りはひどいが興味深い)
へその緒と、その中を流れる血の巡りも見せてもらえた。とても定期的に刻んでいて、問題ないそうです。
個人的には、足の作りに初めて人間ぽさを感じられたかも。

検査が終わるとお腹のゼリーを医師がちょっと拭いてくれた。
(だいちゃんは、「そんなことだいちゃんがやるのに」と複雑な気持ちだった模様)
医師が蒸しタオルを持ってきてくれたのだけど、これがものすごい高温で、「これあっついんですよー」と言って、冷ましてくれた。
この先生、若くてかっこいいんだけど、何かと言動が面白い。フュミ澤先生に近しいものを感じる…。

その後、今日は教授(副院長)外来なので、ものすごい数の女性陣の中、待たされる。
わたしとだいちゃんもすでに疲弊気味だったけど、一組、あからさまに苛立って看護師さんの手と足を止めたカップルがいた。
男性はスーツなので、おそらく午前半休を取って付き添っていたと思われる。神経質そうで、きっとそこそこの企業にお勤めなんでしょうね、て感じ。
女性の方はずっと若くて、まだお腹の膨らみはわかりにくいけど、何より虫食い跡が多数残ったむちむちした生足にスウェードのピンヒールで、混んで座る場所もキツキツなのにどでんと足を組んだ感じがとっても下品だなぁと思った。
男性の方が、看護師さんも忙しく動いてるのにずずいと寄って見下ろすように(けして背高くないのに)、「10時40分の予約でずっと待ってるんだけど、いつ呼んでもらえるんですか」とキレ始めた。
そのとき、11時半くらいかな。まだ1時間も待ってないじゃん…ちなみに、わたしも10時40分の予約なんですが。こちとら、10時前から来てるんですが。
看護師さんが調べて「これから10番目くらいなんですが」と答えると、男性はいきなり説教。
「ちゃんとやってくださいよ。ちゃんとやってくれなきゃ困るんですよ。そもそもマネージメントがーーーーー(以下、くだらなくて聞くに堪えない)」
その間、女性の方は「あと何分ですかー」「本当ですかー」とか何とか、男性の間を挟むようにだらーっとした口調で質問していた。

アホか? このカップル。10時40分に予約入れてればその場で診てもらえると思ってるなんて、世間知らずもいいとこだなぁ。
マネージメントがどうこう言う前に、そもそも病院、しかも大学病院てもんがわかってないんだろうな。普段、あまり縁がないんだろうね。
妊娠したら普通、病院の評判なんて調べてから来るもので、そしたらここがリスクのある妊婦さんが多くて、さらに不妊外来もやってて、予約制でもいやっちゅーほど待たされる病院だってことは、すぐにわかるだろうに。
みんなそれでもここに来る理由があるから、黙ってひたすら待ってるのにねぇ。
自分たちが事前のリサーチを怠って、しかも午前半休なんて甘い考えで来てるのがそもそもの間違いなのに、しかもそれを一看護師に説教たれるなんて…。
なんでこの病院に来たんだろうね。いかにもネームブランドだけで選んだような感じもするけど、何か理由があって来てるなら、自分とこと同じように他人にも理由があってその分時間がかかるってことくらい、いい大人なんだからわかってほしい。

結局その男性は、その看護師さんがベテラン風だったために、「産婦人科てのはこういうものだ」「産科に限らず病院てのはこういうものだ」「いやだったら個人産院に行け」と、角が立たない程度に諭され、とりあえずいったん食事に行ってしまった(その後戻ってもっかい説教たれたあげく、説得されて仕方なく会社に行ったらしい)。
誰も何も言わないけど、大ひんしゅくなムードだけが残った。
あーゆー余裕のない人って嫌だなぁ、見てるこっちまで心がギスギスしそうで。
彼女が大事がゆえなんだろうけど、ただワガママ言ってるだけだもんね、要は。

なんか疲れちゃったので、わたしたちも先にお昼にすることに。
結局わたしが呼ばれたのは2時くらいかな。
血圧正常(あんなに気を遣ってない食事なのに正常値におさまってるって、今までどんだけ低かったんだ)、トキソプラズマ問題なし、超音波の状態も問題なし、とサクサク言われる。
ほんとーに、いつも自分の不安に反して絶好調なのね…体だけなら、何もこの病院で診てもらう必要もないほどに…。
実は今日も検診前にだいちゃんに、「実はもうになってたらどうする」と聞いて、「よくもまぁ、毎度そんなにマイナスなことばかり考えられるね」と呆れられていたのでした。
同時に竹炭の「あんたは漫画と現実の区別がついてない!」て言葉が聞こえてきそうだわ…。

教授はとてもサバサバしたおじさん(印象としてはおじーちゃんに近いが)。
「赤ちゃん動いた?」と聞くので、「あー、さっき超音波で動いてました」と答えると、「そーじゃなくて、あなたが感じた?」と聞き返された。胎動のことか!
「まだわかんないです…」と返すと、「たぶん動いてるはずだよ」と言われたので、「はいー、たぶん自分が気付いてないだけだと思います」と答えたら、またスタッフ一同に「プッ」って笑われた。「プッ」って!
後でだいちゃんに「どうしていつも笑いものにされるの…?」と聞いたら、「初産なのにのんきやなぁと思われたんじゃないの? ポケーとしよるからなーすいたんは」と言われた。
シ・ン・ガ・イだわっ! 失礼しちゃうわっ!
「いつからそんな風に見られるようになったの!? もともとはチャキチャキシャキシャキして、しっかり者だったのに!」
ポケーとしてると言われるたびにこう返すんだけど、だいちゃんに信じてもらえたことはない…むしろ美化してるとまで言われたことがっ!
シンガイだわーーーシンガイだわーーーーー!!

検診はまだ続いてます。次、内診。
教授の内診痛かった…でもっ! これで次回から当分は内診なしで外診だけだもんね! よく耐えたオレ!
内診の結果も当然のように、問題なしでした。

その後、また30分ほど待たされて指導室へ。
先に教授にもう一度母乳のことと、臍帯血のことを聞いていたので、その解答をもらった。
結果、やっぱり授乳禁止、臍帯血提供は「ダメとのことでした」(わざわざバンクに電話して確認してくれたらしい)。
指導室はそれのみで終了。

わたしの血液は、ことごとく、善意ですら拒否される〜〜〜。
献血だってできないんだもんね、服薬中だし妊娠中だし、そもそもわたし、96年にフランスにいたので、ヤコブ病関連でも引っかかるのです…。
献血したいんだけどなぁ、血の気が多いからやった方がよさそうなのになぁ、せっかく体重も(とっくに)50kg超えて400mLいけるようになったのに…。
(一度、何も知らずに献血に行って、薬や在仏の話をする前に体重と血圧で拒否され、優しいお医者さんからお菓子を2人分もらって帰らされたことがあったのです)

その後、秘密外来でフュミ澤先生に血を拒否される旨話したら、先生も子どもの頃イギリスに住んでたので献血ができないと不服そうだった。
先生は、医師として真面目に血液が足りない状況を憂えて献血したがってるようでしたが(臍帯血のことは知らなかったくせに)…つか先生、帰国子女かよ! 引き出しいっぱい持ってるな〜。

しかし、母乳についてはまだまだ様子を見ながら相談しながら、希望は捨てない!
先生は「母乳の他に子どもにあげられるものはたくさんある」なんて言うけど、そんなんどうでもいいの、ただ自分が出さないと身体的に辛そうなのが嫌なの!

他に今日は、お母さんて呼ばれるのが嫌なことと、体型の変化が気味悪いことを話した。
先生が話をするときに「お母さんが子どもにー、あっ、お母さんじゃないけどー」て気にしながら話してるのがウケる。
一般的な呼称としてのお母さんはいいんです。わたしがお母さんて呼ばれるのがきもいんです。

さらに、
す:薬が増えて一日20時間くらい寝てて、起きてるときは食べてるか漫画読んで、頭を使わないようにしてるけど、こんな生活でいいのかと思う。
フ:お腹の中が忙しいからいんだよ、来年にはそんな時間欲しくても持てないんだし。
す:そうだけど…その分だいちゃんにしわ寄せがいってるのが悪くて。
フ:いいんだよー旦那なんか。どうせ痛い思いするわけじゃないんだからさー。

一見ひどい言い様だけど、それだけ先生がだいちゃんに信頼を置いてるんだなと思う。

す:いつも同じこと繰り返して、休んでは問題先送りにして、このままでいいのかと思う。
フ:いいんじゃない? それでもお腹の中は育ててるし。
す:しかし、わたしはそのためだけに生きてるわけではありません。わたしだって大変なんだっつーの! て言いたいです。言わないけど。
フ:ぶはは、そりゃ大変だよ、でも子どもを育てるのもすごく大変な仕事だよ。
す:(ぶはは?)しかし、しょせん子どもは他人です。わたしではない。
フ:他人を育てるなんて、もっと大変なことじゃない!
す:(…先生、なぜ本人より希望に満ちた目を…)

なんだかんだ言って、妊娠している以上、先生はわたしにそれを前向きに捉えさせたいのだろうなぁと思う。
ま、当然ではあるが…別に妊娠については前向きなんだけどね、妊娠や子どもと、わたし自身の問題ていうのは、まったく別個なんだもの。
それはちゃんと境界を引かないと、辛いのは自分だけじゃなくなってしまうもの。

帰りはもうとっぷり日が暮れていた。
だいちゃんに「今日初めて超音波を目で見てみて、胎児名つける気になった?」と聞いたら、
「あー、ならなかったね」と返ってきた。
犬や猫と触れ合いながら愛情が生まれてきたように、うちは人間の子どもも、世に出てくるまではダメかねぇ〜。

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