lundi 04 septembre 2006 19:34
検診の日、ながーい1日
先日は快楽妊婦のトピに途中で憤って力尽きちゃって、ほんとはまだいくつか取り上げたいことがあったんだけど、もうめんどくさくなっちゃった。確かあと気になったのは、一つは身内(義母・義父・小姑・実母などなど)からひどいことを言われてる人って結構いるんだーってこと。
つわりがひどいってだけで「奇形児が産まれる」って言い切る親って…要は心配の裏返しの表現なんだろうけど、ひっどいよなぁ。
身内でも距離を置いた方が上手くいくことってあるよ、やっぱり。
もひとつは、胞状奇胎で相談した人に「もう妊婦じゃないんだから退会しろ」とメッセージを送った人がいたこと。
送ったのは一男がいて旦那とラブラブだと日記に書きまくってる専業主婦の人だって。
世の中どんな人が悪意を持ってるか、どこに凶器が潜んでるか本当にわからないよ。
結局トピ主さんはやっぱり流産することになってしまったそうで、痛々しかったなぁ。
胞状奇胎については、また後日触れるつもり。
さて、気持ちを自分のことに切り替えて。
今日から12週で妊娠4ヶ月めに入ったわたしは、3回目の検診に行ってきました。
朝すんなり起きれて朝食もしっかり食べられたので順調に出かけられるな、と油断したら歯磨きしてて吐いてしまった。オレンジ色の。
最近外出する機会がないので、身だしなみを整えるとか服を着るとかいう人として最低限の行為のやり方を忘れてる。
顔洗って髪とかしただけで出かけちゃって、まだ日差しが強いのに日焼け止め塗るの忘れた。妊娠中はシミができやすいのに。
あと、キャミワンピースを頭からかぶってカーディガンを着てるだけなので、早くもミルクタンク化している胸(ほんとすごいことなってんのよ)がガラ空きで、すれ違い様にチラ見されまくった。
家に帰ってどーすりゃいいのか、と相談すると「中に何か着なさい!」と叱られ、「それだ!」と、今までどうやって服を着ていたかを思い出した。
産科に着いて、おばはんの看護師さんだか助産師さんに検尿をどこに出せばいいか尋ねると、おばはんはわたしの背中をズズイと押して突き当たりまで移動させると、検査部までの道順をわたしの両腕を持ってコキコキ操りながら説明してくれた。
は、恥ずかしい…周りにいっぱい女の人がいるのに…産婦人科といえば女の世界で、結構品定めの視線が厳しいのに…。
わたし、よくこうやっておばはんに体を操られることが多いんだけど、そんなにポケーとしてるかなぁ。
予約してても待たされるので、気長にiPodを聴きながら待つ。
妊娠するちょっと前くらいから、何となくベルセバがお気に入り。前はそんなに言うほどいいと思ってなかったんだけど。スチュアート・マードックの声がちょっとローランとかぶるんだよね。
もしバンドをやるとしたら、ベルセバみたいな楽団風の大所帯のか、ペイヴメントみたいで9割ボブとか、そういうのがやってみたい。
暇なので人間観察でもしてみる。
やっぱり大学病院、高齢とかリスク出産とかが多いんだろうな、若い人(正確には若々しい人)がいない。
20代はいないんじゃないかなー、30どころか40以上って感じの人が多い。
服装とか化粧とか、ほんとに若々しい人がいない。今まで交わったことない世界の人々だな。
でもバッグだけはブランド博覧会だ、バリー・エルメス・プラダ・ヴィトン・コーチ・またヴィトン。ヴィトン率高し。
カゴバッグなんて持ってるのわたしだけ。やっぱここで友達はできないよなぁ〜。
結局10時20分からの予約が、実際呼ばれたのは14時過ぎ。どうですか、これが大学病院ですよ。
主治医のアニャ田先生に「どうですか、調子は」と聞かれて、何も答えを用意してなかったので、
「…えーと、フツウです」
と答えたら、先生・看護師・助産師全員にプッ、クスクスって笑われた。
自分でもフツウって何だよな、もっと妊婦っぽいこと言わなきゃ、と思ったので、
「あ、えっとえっと、眠いです」
と言ったら、もっと笑われた…。
わたし、本当に自分のこと話すのが苦手なの…フュミ澤先生の外来のときは、いつも何を喋るか前もって決めてから挑んでるの…。
で、またイヤーな内診。開脚状態で待たすのやめてよー!
でもカーテン越しに先生が、「眠いくらいの方がいいよ、つわりがひどいよりはね」と声をかけてくれた。いい先生だ…!
前回よりちょっと子宮が膨らんでると言われて、中身を見せてもらったら…

袋が大きくなって、体も三等身になってた。心臓もちゃんと動いてた。
アタマ…アタマでかい…やっぱだいちゃんの子供だから…?(冗談よー)
わたしの悲壮な不安に反して、ものすごく順調らしい。
だいちゃんはやっぱりねと言うし、自分でも「だろうな」と思ってたけど、いいの、いたずらに不安になるのは癖みたいなもんだから。
体重についても特に何も言われなかったなー、2kg増えてたのに。
しかし、正味10分もない診察のために4時間待つなんてなぁ…。
産婦人科全体としては10個以上診察室があるのに、産科は診察室が1つと指導室が1つあるだけなんだよね。
それに産科には妊婦さんだけじゃなく、不妊治療の方も見えてるし。
わたしが開脚状態で待ってるとき不妊治療してる方が診察されてて、先生に「何か問題はありますか?」と聞かれると、「問題と言えば子供ができないことくらいで…」といきなり始まった人がいたの。
…せっぱつまってるよ…かなり思い詰めてるよ…。
お互いにあまりいい影響がないと思うから、妊婦検診と不妊外来はせめて曜日で分けるとかすればいいのに…と思ったものでした。
ちょっとデリカシーがないかなーと。
その後さくっとお昼を食べて、次は脳内花咲科へ。
毎日眠いよラリラリだよーと言っても、先生は「まー(ナイショ)とかしなければいいんだけどねー」と笑うばかり。()内シャレならんので内緒。つか、そんな極端な例持ち出さんでよ…。
「寝すぎて困ることあるの?」と聞かれても正直ないんだけど、ゲームしたり漫画読んだりPCいじったりして非生産的な1日が終わってゆくーと話したら、
「心を作ってるんじゃない! 今はベイビーを優先にしようよー」と言われた。
先生が珍しくいいこと言ってる…ていうか”ベイビー”て…ちぇ、みんな子供のことばっかりかばっちゃってさぁ。
「まー寝てなよ」とも言われた。確かに寝てれば余計なことせんけどね…よく考えたらこれじゃ入院と変わんないじゃんねー。
「せっかくだからこれを機に旦那さんに何でもやってもらってー」
…わりといつも何でもやってもらってるんだけど…
「自分のためにゆっくり過ごしてみなよー」
…わし自分にとても厳しいので、”自分のため”とか死んでもできません…。
今日はあと、独太の話などをして終了。
「手術失敗しまくって何度も患者さん殺してるんです」と言ったら、先生、目が笑ってなかった。
ちっ、シャレになんなかったか…。
病院に来るたび1日拘束されるのはしんどいと言ったら、脳内花咲科に関しては次回から秘密外来にしてもらえることになった。
秘密外来なので、詳細は秘密です。
そして会計・薬と計6時間ほどかけてやっと解放された。
帰りの電車で、初めて席を譲ってもらった。
中年の女性の方が、マタニティマークを見て声をかけてくれたの。
でも、何ともこういうのにまだ慣れてないので、思わず「あ、いいです大丈夫です!」と言ってしまった。
6時間拘束された後だから当然すごく疲れてたんだけど、みんな見てるし恥ずかしくって。
でも、ここはちゃんと座らないと、譲ってくれた方のためにも、他の妊婦さんの今後のためにもよくないな、と思って、きちんとお礼を述べてありがたく座らせていただきました。
だけどその方が前に立ってるので、気恥ずかしさと緊張で肩に力が入ってしまって、せっかく座ってるのに全然休めなかった…だいちゃんには「すいたんらしいエピソードだね」と言われたけど。自分でもそう思うけど。
疲労でまた明日は1日死んだように眠るんだろうなー。
三等身にもなったことだし、胎児名をつけようってだいちゃんが言うんだけど、いつも考えよう考えようと思って、すぐ忘れちゃう。
今のところ、名称未設定ちゃんです。
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