jeudi 15 mars 2007 19:19
入院15日め:容態急変→回復
術後の晩から足が動かせたので、2日めからは自主的に点滴を押しながら病室内を行ったり来たりとリハビリ。そのせいか、自力で上半身を起こしたり立ち上がれるわたしを見て、スタッフの方々から「すごいねーたにぐちさん!」と言われてたのですが。
昨日、寝る寸前に子宮の収縮と腸の動き始めが重なって、痛くて寝る体勢をとれないのでナースコールをし、痛み止めの座薬を入れてもらったところ…。
急激に寒気がひどくなり、歯をガチガチ言わせて全身で震え始めたので、こりゃやばそうだと再度ナースコール。
熱があったので暖房入れて電気毛布かけて、念のため頓服も飲みました。
この急変ぶりがあまりにも激しかったので、なんかもーめちゃくちゃ怖くなって、つい、だいちゃんにも電話。
こんな大仕事終えて、みんなにも喜んでもらったり褒められたりしたのに、わ、わたし、こんなとこで死ぬの!? こんなの死んでも死にきれないよーーー!!
と恨みながら眠りに陥ったところ、思いのほかよく眠れました。なんとなくスッキリサッパリするほど。
傷の痛みもだいぶ軽減して、朝食後には最後の点滴も一時的に外せました。
何だったんだ、夕べのは…あー怖かった。
昨日、ヤリ手の女性医師から「授乳は無理でも搾乳くらい…」という話があり、できるならやりたいと言っておいた。
その後、今朝までに何人かの助産師さんと話をしたんだけど、助産師さんたちはだいたい「授乳できないなら薬で止めた方がいい」との意見だった。
そして結局、助産師さん・新人・フュミ澤先生までが首を揃えてやって来て、話し合った結果、やっぱり薬で止めるのが一番、わたしや赤子のためだということになった。
要するに、赤子の授乳をしながら搾乳をするというのは二度手間でとても大変なので、わたしが疲れちゃったり、それが赤子のお世話に影響するといけない、っていうこと。
もうとっくにその結論には納得してたんだから、だったら最初から医師団でも意見一致させといてくれればいいのに…ていうか結局、こういう女性ならではの感覚を共有できたのは、あの女性医師だけだったんだろうな。彼女は授乳という観点ではなくて、体型戻しのことを考えて提案してくれたので。
まーわたしもしょせん、犬猫のためなら最善策と言って避妊手術を決断できるくせに、自分のこととなると多少、感情的にならざるを得なかったわけだ。
わかりきってることだし、あきらめることにも慣れてはいるけど、何も3人して説得するみたいなことしなくてもいいじゃん。
そう思うと、先生たちが出て行った後、何だかみじめで涙がぽろぽろ出てきちゃった。
これも、産後の情緒不安定ってやつなのかなー?
でもここは前向きになっとかないと、後々ぐだぐだになるのはごめんなので、自力で歩いて赤さんの抱っこ面会に行ってきた。
ちっちゃくてふわふわしてるのを抱くのは、気持ちいいなー。お肌もスベスベだし。
今はまだ、いろんな表情をローテーションで繰り返してるだけなんだけど、お鼻やほっぺをいじったときに笑顔のタイミングが重なると、ちょっとうれしくなる。
ひととおり顔のローテをした後、すんごい大あくびをして、抱っこされたまんま寝てしまった。
無防備だなー。ハハ親だとわかった上での無防備さだったら、もっとうれしいんだけどな。
午後にはだいちゃんも来て、一緒に赤さん抱っこしました。
表情の変化がおっもしろいんだよー。可愛い顔してって言うのに、まるで狙ってるかのように変顔をさんざん繰り返すので、笑いすぎて傷が開くかと思った。天然てすげぇ。
うっかりデジカメじゃなく携帯持参で、撮らしてもらえなかったのが残念。明日こそは変顔をおさめるぞ!
あー早く名前決めてあげないと! いまだ名称未設定ちゃんです。
夜、教授がやって来て、赤さん画像見てかわいいな〜って言ってくれた。普段あれだけたくさん見てても、やっぱり赤ちゃんが好きなんだね…。
「産んだらスッキリしました」と言ったら、「病気もよくなるかもよ! でも無理しちゃダメだよ! 普通の人でも産褥精神病になることあるんだから!」て、励まされた…のか!?
今日はなんだかみなさん、失言が多すぎる気がする。
朝の3人攻めもだし、助産師さんたちはことあるごとに、マニュアル通りに病歴について聞いてきてうんざりするし、だいちゃんまで心ない(というか、何も考えてない)ことを言う始末。
あたち、なんだか悲しくなっちゃった。こんなとこでシクシクしてたら、また何を言われるか。
すぐに「不安になったときのお薬飲みますか?」て聞くの、やめろ!
話したくなったら、自分でお向かいの建物(フュミ澤先生がいる)に行くわい!
いいもんいいもん、赤子のお名前でも考えるもん。
赤子も無垢なのは今のうちだからなー、堪能しておかなくちゃ!
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