dimanche 11 mars 2007 20:08

臨月21日め:入院11日め:イライラぷんすかぴー

収容所に戻って来てしまった〜。あと1時間もすれば投薬されて、おねむの時間です。

さすがに10日もこんな生活をしてきたせいか、自宅でも早起きだった。
ゾンといっぱい抱っこをして、別れを惜しんだ。次はまた、いつ会えるかわかんないもんね…。
ラちゃんはバルコニーに飛んで来た鳩の毛を窓越しに追うのに夢中で、あんまりかまってくれなかった。
いつでもマイペース、人ではなく体温や肌触りになつく女、その名はララァ・ベル。

お昼に行って来ましたよー、肉!
ハルクの上の叙々苑はお昼時で混んでて、しばし待たされた。
ランチ目当てのオバハンたちは、これだけ丸いニンプにも席を譲ってはくれないね…アホそうな息子(高校生くらい)は座らせてるくせにさ。
あと、中国か台湾か韓国かわかんないけど、そのご家族もね。
前に井の頭線で、お高そうなスーツを着込んだお母様方が、ヴァイオリンを持った小学校低学年の子供たちに「お譲りしなさい」と言って優先席を譲ってくれて、駒場東大前で降りて行ったものだけど。
育ちの良さって、こういうところに反映するよなーと思った。もちろん善し悪しだけど。

ただ立ってるのはしんどいし、つまんないので、ゴルフの叙々苑カップの芸能人のサインを見てたら、興味深いものが。
HI360153.jpg
島崎俊郎のサインにはアダモって書くのか。
思えば、これで20年くらいは食って行けてるんだもんな。そう思うと、一発当てるってやっぱでかいな。アダモでも。

お肉は文句なく、おいしかったです。でも叙々苑で何が好きって、サラダが一番好きなんだけどね、わたしは。
HI360154.jpg HI360155.jpg
夜の方が効き目ありそうかなーと思ったけど、いちおう今の管理生活を考慮して、ランチにしてみました。
でも、すごーい満足感。こんなに味がハッキリしてるもの食べること自体、久しぶりだもんなー。
赤子が下がるかどうかは別としても、気分転換に食べられてよかった☆

食後の運動代わりに、ビックカメラをワンフロアごとにチェック。
日曜の昼間ってすんごい人なのねー。ゲームコーナーでDLしてる小学生の多いこと!
逆転裁判4の予約をしようとしたら、限定版は21日からだと言われた。
21日って…その頃わたしは、産んでるのか? 産んでぬのか?

時間が余ったので、大好きなルノアールで昆布茶とおかきをつまむ。
今こそ、ここのソファの座り心地を真に評価できる気がした。楽だったー。


病院に戻って夕食をとった後、竹炭が現れた。
またいらんもんをいっぱい持ってきて…ゾラのフード(缶詰はあげてないのに)に、だいちゃんにって冷凍食品いっぱい(手作りとかならまだしも…しかも冷凍ブロッコリーとか、だいちゃんにどうしろと)。
よかれと思ってやってるのがタチ悪い。実の親子ながら、ほんとにこういうのは相容れない。
結局困るのは、太ってしまったり、いつものフードが食べられなくなるゾラや、疲れてるところに荷物を増やされるだいちゃんなのに。
そう言うと、「食べるわよ、無理やり食べさせちゃいなさい!」とか「男だから大丈夫」とか、めちゃくちゃな返答。それを決めるのはおまえじゃないっつーの!
それに主婦にとって、「冷凍食品を焼くだけ」は楽かもしれないが、遅くに疲れて帰るだいちゃんにとっては、それすら手間なんだよ。焼く手間をかけられるなら、何かしら作るわな。
わたしが入院してからというもの、だいちゃんの夕飯たら外食か、ナチュラルローソンで買ったものを病室で食べるか、なの。
わたしもすごく心配してるけど、疲れてそこまで手が回らないのは仕方ないよ。
とにかく早く産んで、退院するしかない。

ふと、魔女の宅急便のニシンのパイを思い出した。
kiki1.jpg
おばあちゃんがせっかく作ってくれたのに、女の子は好きじゃないからってむげに扱うの。
頑張って届けたキキはガーンとなって、見てるわたしも「ひでー娘だ! ぷんすかぴー!」と思っていたものだけど…。
よく考えると、この女の子、ちっとも悪くなくない?
だって、いつもこのパイをくれるんでしょう? きっと、おばあちゃんの得意料理だから。
でもいくら自分が得意で、それをおすそわけしてあげたいからって、女の子が好きじゃなかったら、仕方なくない?
何で苦手なものを何度もあげるの? それって、女の子の気持ち無視して、自分の善意だけを押しつけてない?
本当に女の子を喜ばせてあげたいなら、自分の好きなものじゃなくて、女の子の好きなものを贈るべきでしょう?
このリンク先に書いてある、
あんな優しそうなおばあちゃんの作った料理がまずいわけが無い。キキがずぶ濡れになりながら届けた料理がまずかろうわけが無い!!
これは違うでしょ、どんなに人の情がこもろうが努力がこもろうが、それがそのまま評価につながるわけがない。
どうも好きになれない漫画・漫画家で、「一生懸命描いてるんだから、嫌いって言わないでください」って言い出したイタい女みたいだ。
最終的には女の子の偏食がやり玉に上がってるけど、好き嫌いなんて個人的なもの、どうしようもないじゃん。
どうしてもニシンのパイを食べないと体に悪い、とかじゃないんだし。

そう考えたら、魔女の宅急便て舞台は日本じゃないけど、これはとても日本的な発想のエピソードだなぁと思った。
白人文化みたいに「何が欲しい?」って、先に聞いてないんだもん。
ちなみに、わたしはニシンのパイは好きだと思う。北欧のニシンの酢漬けとか、たまらなく美味い。

だからねー、このおばあちゃんも竹炭も、ひとこと先に確認してよってことですよ。
相手の価値観が想像できないのは、世代的なものあるし、歳とって頭固くなってきてるからしょうがないと思うけど、ひとこと先に確認してくれるだけで、お互い気持ちよく善意のやり取りができるんだよ。
日本人らしい奥ゆかしさもわからなくはないけど、いただいたものを無駄にするかもしれないこっちの気持ちの負担も考えてほしい。

あーあ、こんなくだらんことでイライラ。
イライラしすぎて、パジャマの上からシャワーをかぶってしまったわ。
わざとじゃないよ。気を取られてると、こういう失敗をしがちってこと。
予定日間近のニンプさんたちの中にも、お金も体も限界なところに、実親や義親の親切ゆえの言動にブチ切れてる同士は多いようです。
なので、わたしのこのイライラもタイムリーな、ありがちなことなんだろうけど。
産後もいらんことされてキレそうだなー。いらん気は遣うくせに、遣ってほしい気は読めないんだもん。
産まれても、当分報告すんのやめようかな…と思ってしまうくらい、ぷんすかぴーだ。

明日はいよいよ、子宮口を広げる処置をするかもしれないんだから、頭切り替えよ!
こういうときはカバチタレ最新刊だ、やっぱ広島弁はいいな〜。

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