mardi 08 août 2006 19:36
シャーーーーッ
はい、アナウンス。【mixiからご覧のみなさま、しばらくのあいだ日記をこちらに設定しておきますので、よろしくね(最近何もしてなくて、妊娠以外にネタがないため)。
そして初めてこちらにいらした方と同様、まずはサイドバーの初めての方はコチラを読んでくださいね】

普段から欺瞞に満ちた世の中に憤っているパンクなわたしだが、だいちゃんに言わせると、妊娠して守りに入っているわたしは、↑みたいに「シャーーーッ」ってなってるらしい。
そういえば昨日も病院で、こんなことが。
[1]受付にて
「今日はどんなことでいらっしゃいましたかー?」
と聞かれるのが嫌だ。
なぜ医療事務員ごときにそんなことを話さねばならないのだ。
古い体質の業界なので形骸化してるんだろうが、このご時世、個人情報保護の点からしても、ここで言うべきことではないだろうと思う。
しかもむかつくことに、今回は脳内花咲科の受付なので、
「(やや小声で)気持ち的なもの…とかってことでいいですかね?」
と言われた。
てめーもっぺん言ってみろ! 胸ぐらつかんでヘッドバット食らわしてやる!!
てのは大げさにしても、デリケートな話なので、できるだけ知識のない部外者には介入してもらいたくないものなのだ。
気持ち的なものとか言ってる時点で、まったく的外れなんだし。
しかもオマエが紹介状の中身をチェックするな!!
患者のプライバシーをごっそり侵害しやがって…プンプン!
[2]脳内花咲科にて
問診表に記入させられた時点で嫌だったのに、予診までされて怒髪天。
なんのためにフュミ澤先生が自分宛てに書いた紹介状を持参したんだ…!
「一応、形式上聞くことになってますので」
とは言われたけど、今さら履歴書的なことや「自分の性格をどう思うか」とかくっだらねーことを、こんな子供みたいな学生に毛の生えた程度の研修医に話さなくちゃならないなんて…!
こういう場合のわたしは、最小限の言葉を抑揚もなくポツリポツリと語り、目も合わさない、非協力的な患者になる。「言いたくありません」と黙秘することもある。
いつも表情豊かでペラペラ喋るイメージのわたししか知らない人には想像しにくいだろうが、これもわたしの一面の一つだ。
だいたい自分のことや今までのことなんか、けして忘れやしないけど、今さら口に出して言いたくなんかないことばかりなのだ。
フュミ澤先生と出会ってやっと、初めて相当な時間をかけて信頼関係を築き上げてきたんだし、だからこそ先生を頼ってこの病院にまで転院してきたんじゃないか。
そんなの今さら、一から話すのが嫌だからに決まってるでしょ、あーん!
研修医があからさまにビビってるのはわかったけど、心中は怒り心頭、表面上は抑揚なく、「今日は初診だからしょうがない…!」と自分に言い聞かせて予診を終えた。
ビビらせてごめんね。でもわたしの診察するには、あと10年は臨床やってきてね。
なんてことがあった。
まぁどちらも、妊娠してなくても憤っただろうと思うが。
「そんなに怒ってばかりじゃ、胎教に悪いよ」
と言われた。
仕方ないじゃん、怒りがわたしの原動力なんだから。
おかしなことに疑問も感じないで、幸せに溺れて鈍くなるなんて、耐えられない。
そんなことを少しも恥と感じないで生きるなんて、わたしには無理。
だけどまぁ、胎教のことくらいはやっぱり少し、考えなくちゃいけないなぁとは思う。
そこで、大好きなちせちゃんの話を最初から読み返すことにした。
この漫画にはわたしが普段から疑問や怒りを感じていることが、主人公のちせちゃんや、他のたくさんの登場人物の視点で描かれている。読むたびに、
「あぁやっぱりわたしは間違ってない、どうして周りにはこういう感覚を共有できる人がいないんだろう」
と思わされる。
でもこの漫画のすごいところは、けしてわたしみたいに攻撃的じゃなくて、すごく冷静に(ときには冷めた目で)、それ以上に優しく詩的に表現されてるところだ。
作者が大学で哲学を修めた、というのも納得の表現力。
この漫画で小学館漫画賞を受賞、しかも漫画でありながら国語の教科書の書籍紹介に掲載されたという経緯も持つ。
確かに子供にも大人にも読んでほしい漫画だと思う。
だいちゃんにも薦めたらすっかりハマって、可愛くて賢いちせちゃんみたいな娘が欲しいんだそうだ。
でもうちはまるで、朴訥とした父と理屈っぽい娘の的場家を、夫婦にしたようなものだと思う。
とてもよく似ている。だから余計に親近感がわくのかな?
読み返し始めたら、1巻の1話めからすでに泣きそうなわたし。
せっかく感受性が人一倍強いのだから、少しは憤るのを休憩して、優しい気持ちになってみようかと思う。
Comments [3]
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