mardi 16 janvier 2007 17:47
天罰じゃ
今日は、ちょっと眠いなめんどいなーと思ったんだけど、明日が検診なので、やっぱりお散歩に行くことにした(無駄なあがき)。氏神さままでのお散歩コースにも、だいぶ慣れた。ちょっと坂道があるので、いい運動になるし。
スゾンも氏神さまに着くと、駆け足で境内に入っていこうとする。で、張り切って石段を上って、お賽銭箱に前足をトン、てする。
ここんとこ毎日、来るたびにお賽銭してたから、ちゃんと覚えたんだねー。
わたしたちが参拝を終えて、いつものベンチで休憩しようとすると、幼稚園児くらいの集団がやってきた。10人くらいかな。
こいつらが、めちゃくちゃうるさい。
「先に人がお祈りしてるときは、待たなくちゃいけないんだよぉ!」とか何とか言いながら、言ってるヤツが一番うるさかったりする。
わたしとスゾンはいつも通りベンチで水分補給したり、メールの返事などをしてたんだけど、やつら、うるさすぎる。
なぜ、引率者が「ここでは騒いではいけないんだよ」と、教えてやらない?
引率者はわたしと同年代くらいの女性で、騒ぐ子供たちを完全放置してた。
子供たちは見慣れぬ境内にテンションが上がるのか、鐘をがらんがらん鳴らしたり、あっちこっちへ走り回ったり…。
「あーいやだなぁ」と、わたしが思ったあたりで、「ギャァァァ〜」と、とんでもなくバカでかい泣き声が聞こえてきた。
何でも、お稲荷さんのところの看板か何かが落ちてきて、女の子の頭にぶつかって血が出たらしい。
神はいる、とそのとき、わたしは思った。
わたしは特に何も信仰するものではないけれども(だから勝手に仏前の葬式なんて出されたらたまらんので、遺言書に死亡時のプランを書く必要があるな)、信仰自体は大切で厳かなものだと思っているので、仮にも天神様のような場所で騒ぐのはどうかと思うの。
子供は騒ぐ生き物なので、基本的には元気いっぱい騒がせてやればいいと考えているけれども、場所をわきまえることを教えてあげることは必要だと思う。
ここは騒いでもいい、ここは騒いじゃダメ。当然のことでしょ? で、神社は、騒いじゃいけないところ。
だから、何で引率者が着いたときに注意しないのか、とても不思議だった。
引率の女性は社務所のドアをドンドン叩いて、看板が落ちて子供がケガしたことを伝えていた。
その間、子供たちは今度はスゾンに興味を奪われて、ベタベタ触って「わぁ、触れたぁ!」などと言って喜んでいる。
スゾンはすっかり怯えてしまったので、「怖がってるみたいだから、やめて」と言ってやった。
フ、大人げないぜ、自分…!
神社のおばさんが出てきて、たいそう心配されて、「バンソーコでも貼らないと…」と言っているのに、引率者は
「戻って冷やすんでいいですー。それじゃ、どうもすみませんでしたぁ」と言って、子供たちを連れて帰ってしまった。
何ソレ!? 一応報告しました、てこと???
わたしとは違う角度から一部始終を見ていたおじいさんは、「子供たちは何もしてないのに落ちてきた、て言ってたけど、どうせ乱暴にいじったんだろう」と言っていた。
やってても「やってない」と言い張るのが子供だし、ましてやこの状況じゃ、本当に何もやってなかったとしても、そう思われても仕方ないよねぇ…普通に「調子こいて暴れて、バチ当たった」て感じだし。
あぁぁ〜、いやだなぁ、あんな子供の親になるの。
躾でコントロールできる部分はあるけどさ、本来、子供なんてああいう生き物だし。
ましてや、うちは男の子…ほっとけばいくらでも調子に乗るぞ、これは。
しかもだいちゃんの血を引いてれば、だらしがなくて不潔で人の話も聞かない…考えるだけでガクブルだわ。
自分の子供つったって、半分は他人の血を引いてるんだもの。気に入らなかったり、思い通りにいかない性質なんか、いくらでも出てくるだろう。隔世遺伝つうもんもあるしね。
それに、子供だけじゃなくて、預かってもらう人を選ぶのも、慎重にならないといけないんだなぁ…今日の引率者みたいな、「仕事だから連れてきたけど」みたいな人に任せるのは、こわいなぁ…叱るときは、ちゃんと叱ってやってほしい。
わたしは大変自分に厳しいけれども、だいちゃんは結構甘い。おかげでスゾンは、甘ったれに育ってしまった。
子供はあまり甘やかさないでほしいなぁ…愛情をかけるのと、甘やかすのは違うよね。
子供って、可愛い可愛いだけじゃダメだと思うんだ。それは、子供とちゃんと向き合ってない。まー他人の子だったら、それでもいいんだろうけど。
それに、子供だってわたしたちと同じ人間だから、いつまでも子供でいるわけじゃない。
今の子供とその親御さんたちを見てると、子供が大きくなるっていうこと、ちゃんと想定してんのかな…と思うことがある。
可愛い可愛い、で許されるのって、相当遅くまで見積もっても、20代半ばじゃないの?
その後は、ただイタいだけだよ。本人がそれに気付かないと、余計イタイタしい。
今日の子供たちの名前をいくつか耳にして、いっそう「今の親御さんたちが、子供の成長を想定してないんじゃないか」ていう懸念が、色濃くなった。
まぁ、苛ネームでも別にいいと思うよ。つけたい気持ちは、よくわかるし。
うちらの子供世代が年寄りになっても、その頃にはみんなそんな名前だろうから、違和感もないだろうしね。
ただ、わたしみたいな俯瞰の境地の人には、「どのツラさげて…」としか思えないので、マネはできないけどさ。
それより気になるのが、子供の名前って、そのまま親の無学さが出ちゃうよ? てこと。
なんかステキな字だから、とか、響きがいいから、とかだけで意味も知らずにつけるのって、「うちの親はこんなことも知りませんでした」て、公言するようなものじゃないの?
例えば、最近「ゆな」ちゃんて女の子、結構いると思うんだけど、「ゆな=湯女」でしょう?
自分の娘にそんな名前つけて、いやじゃないのかなぁ…(伊藤由奈はハーフだから、いいのか?)。
みなさん、やたら画数は気にするものみたいだけど、それより漢字や言葉の意味をちゃんと知っておいた方がいいんじゃないかなぁ…少なくとも漢字圏で、漢字の名前をつけようと思うならさ。
今の時代、目の前にPCがあれば、どんな人だってある程度知識を得ることはできるんだからさ。
今日はめんどいと思いつつ出たお散歩で、これだけのことを考えるに至った。
やはり家で引きこもるより、世界に出た方が感じることは多いなぁ。

スゾンだって、疲れたっつーの。
子供は加減を知らないからこわいの、「可愛いねぇ」て100回くらい話しかけてくるおばあちゃんたちの方が、優しいよ〜。
いつもオモチャに間違われるけど…。
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