jeudi 11 novembre 2004 18:34
あたしあたし?
catégorie: 発見
ある日、その日は先日買った新しいテレビが実家に届いた日だった。
わたしとは正反対でテレビっ子の家人は、
前のテレビが壊れてから新しいものを買うまでの数日のあいだ、
辛い日々を過ごしていたらしい。
そしてその日やっと、新しいテレビが届いた。
家人はもうウッキウキだった。
そこへ、実家に非通知で電話があった。
普段なら非通知の場合はとらないのだが、
その日の家人はテレビのことで頭がいっぱいで、
正しい判断ができないほどだった(どれほどだよ)。
思わず受話器をとる。「もしもし?」
実家では一時期イタ電が多かったので、
名前は名乗らないようにしている。
受話器の向こうの声は、若い女性だった。
しかも、泣いている。
「もしもし…あたし…○○り…」
と、彼女は自分の名前を名乗った。
家人は、「ん?」と思ったが、
とりあえず条件反射で、「どちらの?」
と聞き返そうとした。
しかし条件反射でありながら、
家人はほんとにほんとにテレビのことで頭がいっぱいだったので、
つい、「どこの?」と、ぶっきらぼうに答えてしまった。
すると電話の彼女は、「○川…」と、
実家の苗字がよく読み間違えられる名を名乗った。
家人が「○川ぁー?」と驚いて聞き返すと、
電話の主は黙って電話を切ってしまったという。
実は、この電話に出た家人とはわたしの妹で、
彼女が名乗った「○○り」本人なのだった。
…つまりは、「オレオレ詐欺」ならぬ、「あたしあたし詐欺」!?
ほんとにこんな電話ってあるのねぇー。怖いわー。
うちの苗字、変わっててよかったねぇ。
つうか、調べが足りないよね。犯罪やるには。
ちょっと前に「オレオレ詐欺」を
未然に防いで表彰された人がいたけど、
うちの妹もなんかもらえんかね。
ていうか、表彰されるべきはテレビか。
Commentaires
まじですか!
怖いわね…。身内にそんなことがあるとなおさら!
うちのばーちゃんちなんて、未だに黒電話だから非通知とかすらも分からないし…。
そんなのあったら怖いわ…。
ここは一つ、可愛い孫のさっちゃんがお給料で
ナンバーディスプレイ対応の最新電話機をプレゼントしてさしあげるとか…!
つうかこんなのひっかからねーだろ、とか思ってたけど、
身内にもそんな危険が迫ってたと思うとねー。
親より、おばーちゃんとかおじーちゃんとかのほうが、
孫の声しょっちゅう声聞いてないだけに危なそう…!