mercredi 10 novembre 2004 18:27
にほひ
catégorie: 万年思春期的思想
うちのだんなさんはわたしが、
「すごく甘い匂いがする」と言うのですよ。
「チョコレートみたい」ですと。
うーん。自分ではわからんのだけど。
確かにチョコは大好きだけど、吹き出物が出るのが嫌なので、
普段は涙を飲んで控えているというのに(そのくらいの努力が必要らしい)。
うちの寝室は、わたしの甘い匂いで充満しているらしい。
そうか? 部屋干ししてる洗濯物の柔軟剤の匂いしかしない気がするけど。
自分ではわからんもんよね。
でも、他人の匂いはわかる。
他人の匂いの思い出といえば、あれだ。
小学生の頃、近所に仲良しの子の家があって、
よく遊びに行っては漫画を読んでいた。
そのお宅へあがると、お母様がきれい好きだったのだろう、
芳香剤の強い香りがした。
その子はなぜか、菊川近子先生のホラーものの漫画を揃えていて
(血液型シリーズとか、なーつかすィー)、
ハマって読んでいたのだけど、借りて家に持って帰っても、
その漫画からは彼女の家の芳香剤の匂いがしていて、
それ以来何となく、彼女の家へあがるのが怖くなってしまった。
お手洗いを借りるときとか、忍者並みの早足で。
あの匂いのする家で一人になるなんて、とてつもなく恐ろしい気がしてたのだ。
どうやらわたしの頭の中で、
「彼女の家の芳香剤の匂い=菊川漫画=怖い」
という図式ができあがっていたらしい。
今でも何となくその匂いは覚えてるけどね。
もう怖くない(当たり前)。
うちのだんなさんは匂いに敏感なのよね。
関西人ゆえに納豆が嫌いなことに始まり、
西洋やアジアの香の物は一切ダメ。
(でもタイ滞在時は平気になっていた。順応性は高いらしい)
よくある、レモン汁をたらした普通の水ですらダメなんだから、
ちょっとうるさすぎる嫌いはある。
それに引き換え、わたしは味音痴な上に
匂いにも鈍感だ。
生ごみを溜めていても大して不快ではないし(それはどうか?)、
おまけに自分は無味無臭だと思っている。
いや、無味かはわからんけど。食ったことないから。
まー、「すっぱい匂いがする」と言われるよりは全然嬉しいですけどね。
甘いほうが。女の子としての価値が上がる気がする。するだけ。
ちなみに、毎年恒例のだんなさんが扁桃腺を腫らして
40度の熱を出す時期は、
ベッドがすっぱい気がします。
でもあまり言わないようにしています。
それが夫婦愛ってもんです。
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