mercredi 24 décembre 2008 23:53
ドキュメント・クリスマスまでの軌跡①
catégorie: 泡の中の、ある日
13日(土)
お疲れのだいすけが一日寝てるので、みんなして家でくすぶる。
大人から子供、犬猫にまで疲れとストレスが蔓延する我が家は、家庭崩壊寸前。
14日(日)
昼、実家からトマへのクリスマスプレゼントが届く。某P便の配達員の態度の悪さに呆然とする(この話はまた今度)。
夕方から埼玉のアウトレットにクリスマス会の買い物に出かけるも、ストレス耐性が最も低いすいたんの精神的崩壊が深刻になり、ご飯だけ食べて帰る。

トマが面白ポーズしたのみ
15日(月)
トマ保育園をお休みさせ、だいすけ抜きでダラダラ過ごす。
来春からの身の振り方を考え直したくとも、話をする時間すらない。
16日(火)
週1のアキバ出張。
今、フュミ澤先生のとこから週に1回、アキバに修行に出されてるんだけど、わたくし恥ずかしながら電気街しか行ったことないので、いつも迷います。
「腐女子が血迷ってビジネス街来ちゃったよ」とか思われてんのかな…と思う。
最初に来た日、改札出てすぐ、救急車に誰か担ぎ込まれたのを見たのにはびびった。
17日(水)
雨の中、駅前まで整体+まつげエクステ+ネイルをやりに行く。
整体師さんが知ってる人だった。相変わらず痛かった…。
エクステ中はいつものごとく爆睡、ネイルはクリスマスっぽくしてもらった。

雪の結晶を描いてもらったので、アートは指1本100円かかるんだけど、「うーん、それ200円もいらないや!」って言われちゃった。
すげーいいかげんで面白かったな、あのネイリストさん。
<ここから我が家に異変が!>
夜、トマが突然、お風呂の湯船で大量に吐く。一面、吐瀉物の海に…。
パニックになるトマ。でも、まだべーできないトマ。口をこじ開けて残りを取り出し、なだめながら洗う。同時に浴槽や汚れたおもちゃも洗う。
我が家は平日は母子家庭。誰も助けてはくれません…。
18日(木)
朝、トマお腹壊す。保育園に報告すると、「吐いたり下したりする風邪が流行ってるんです」と言われる。
でも、元気はあったし、トマが吐いたり下すのもしょっちゅうなので、いつ連絡が来てもいいくらいに思って、そのままクリスマス会のプレゼントを買いに行く。
原宿なんて、できれば行きたくなかったけど…もう時間がなかったので、ボーネルンド本店へ行って、タティリシリーズを中心とした「おしゃれセット」を、トマからのプレゼントとして購入。
「姪御さんにですか?」って聞かれたけど。なぜ、こんなナリになってまでも、わたしは子持ちに見られないんだろう…(よく考えたら、いつも平日の昼間に一人でフラついてるからだな)。
でも、行ってよかったなー。楽しすぎた。トマを連れてったら、確実に買い物にならなかったな。
同じ明治通り沿いに開店したH&Mも、勢いに乗って寄ってみた。が…ありえない人だかりだ…滝汗かいた。
海外価格を考えるとやや割高感は否めないけど、それでもユニクロ価格だなと思った。サイズ展開がそのままなのは、今のわたしにはうれしい。32とか、あっちではありえない数字もあったけど。日本人細すぎ小さすぎ!
というわけで、キャミソール(1190円)とデニムパンツ(4990円)をちゃっかりお買い上げ。
夕方、トマをお迎えに行くと微熱があると言われた。「あーやっぱりか」と思ったので、もう翌日は休むつもりでゆっくり過ごした。

人のメガネで遊びたがるので、タティリのサングラスをついでに買ってあげた。微熱程度はものともしないので、ご機嫌でかけていた。
19日(金)
元気で機嫌もいいけど、大事を取って休ませる。昼食直後、少し吐いたので正解だった。やっぱり疲れてるのか、よく寝た。
夕方頃から、わたしのお腹が張り始める。お昼のりんごのせいだと思ってた(りんご食べるとよく張る)。
19時頃、寒気を感じたので、ダイニングのエアコンもつけようと立ち上がったところ、「あ。これはやばそう。もう吐くしかない感じ?」と悟る。うがい用の水をコップにくんで階段を降りようとしたところで、トイレに間に合わずに吐いた。壁紙どころか、1階に届くほどブチまけた。
…落ち着け…とりあえずクールダウン…
気を取り直してキッチンに戻り、残りを吐いた。相当吐いた。お昼まで何ともなかったのに、いきなりこれ。何が何だかわからなかった。でも止まんない! 胃が空っぽになっても吐くから、痛くてしょうがない。
一通りすっきりした頃にはフラフラ。汚れた服を脱いで洗い、シンクも丁寧に洗った。洗面所に行って服を洗濯機に放り込み、顔を洗って着替えた。ゾラが不安そうに見てた。
それから、1時間かけて階段の処理。汚れを取り、水拭きしてファブリーズ、という作業を、胃の収縮がおさまらず貧血も感じる体で、ときどき呆然としながらこなした。マジ泣きたかった。
何度も柵の向こうから様子を見に来るスゾンに、弱々しく微笑みを返すわたし。しかし、半分くらい終わったところで、寝てたトマが起きてしまう。
スゾンと一緒に様子を見に来たので、「ちょっと待っててねーもうすぐ終わるからねー」と声をかけると、「ウン」と言ってパタパタと戻っていった、寝起きも聞き分けも大変よい我が息子。助かる。
その後も、何度もスゾンと柵の向こうから「エヘー」と笑顔で覗きに来る彼に、力なく手を振るわたしだった。
処理を終えると、とにかく体が一気に疲労感でいっぱいになったので、ソファで横になった。熱はなかった。
19日(金)
21:00頃、トマがさすがに「パン!(=ご飯食べる)」と言い出したので、途方に暮れる。とてもじゃないが、ご飯どころじゃない。食べるのも作るのも、介助すら無理。
これはさすがに非常事態だろう、これはさすがに「帰ってきて」と言っていいだろうと、だいちゃんに帰宅を促す。
19日(金)
22時近くに、だいすけ帰宅。が、待ってるうちに寒気が! だるさが! 胃のけいれんが!
もう寝ていいよ、と言われたけど、「今日、流星の絆の最終回だから」と言って、ソファで横になり、ブランケットにくるまって意地で見た。
第一回放送終了後に真犯人を知ってしまったわたしは、ずっと「違うの、この人が犯人なのおお」という気持ちでハラハラ見てたドラマだったので、最終回をすごく楽しみにしてたのだ。
おにい「犯人みつけたらどうしますか?」カシさん「殺すねー」
とかいうシーンとか、マジでハラハラしてたよ。犯人の気持ちになって。
しかし、屋上シーンのクライマックスに再び、「もーあかん!」と、トイレに駆け込み訳わからんほど吐いた。最後はもう血しか出てなかった(喉か鼻を切ったみたい)。
戻った頃には、おにいはもう出所してた。初回といい最終回といい、どうもこのドラマには縁がなかったみたいだ…DVDでもう一度見よう…。
19日(金)
まだ続く金曜日。
3回も吐いたら急にすっきりしたので、ブランケットを巻いたままテーブルについて、水だけ飲んだ。
お疲れのだいちゃんは、宅配で済ませていた。それはいいんだけど、また油ものばっか…待ちきれなくてパンを食べたトマは、当然、油ものなんか食べない(つか普段から食べないよそんなの)。
じゃがいものニョッキみたいなのは食べてたけど、逆にそれがまずかったのか、「わたし、何かにあたったのかなぁ…」なんて話してた矢先に、今度はトマが激しくリバース。
二人でこれだけ吐くなんて尋常じゃない。さすがにこれは何かあるだろう。やっぱ食中毒?
ていうか、具合悪いときに油ものしかあげないなんてなぁ…。男親って…というより、だいちゃんがどんなに体調悪くても食欲ある人だから、わかんなかったんだろうなぁ…。
処理を手伝ってるうちにこっちも悪寒がひどくなったので、再びソファに横になってトマを見ていた。
19日(金)
ついに金曜クライマックス。
トマは吐いた後も元気だったけど、わたしはどんどん寒気と体の痛み、胃の収縮がひどくなり、とうとう微熱が出る。
平熱の低いわたしは37.2℃ですら死にそうになり、呼吸が乱れて手足が冷たく、しびれはじめた。
これは盲腸や帝王切開の後、そして陣痛中と同じ…過呼吸だ!
だいちゃんはダイニングの処理に忙しいので、頼れない。不安で人肌が恋しくなり、「トマくーん、ガッコー(抱っこー)」と言ったら、「ウン」と抱っこしてくれた。
甘えて「ピアノ弾いてー」と言うと、また「ウン」と言って、ポロンポロンピロンポロンと弾いてくれた。
今日ほど、この子の素直さが頼もしく感じられた日はない。
だいちゃんが片付けを終えるのを待って、寝室へ上がった。階段よじ登るのつらかった。
だいちゃんにパーカーと靴下を履かせてもらい、「そでそでそで!(パーカーの下のパジャマの袖が上がって寒いから直して)」「おなかおなかおなか!(パジャマの上着の裾をズボンの中に入れて〜)」「靴下短い!(足首寒いから長いのにして!)」と無茶を言って、フードをかぶってポケットに手を突っ込んで寝た。手袋もほしかった。
サイドテーブルに水を置いて、夜中に目を覚ますたびに飲んだ。そして飲むたび、トイレ。ゼーハー言いながら1階から3階まで往復するわたしを、暗闇からゾラがみつめていた。
今日ほど、3階にトイレのない家を選んだことを後悔した日はなかった。新居購入の話が停滞している我が家だが、むしろワンフロアの家に考え方を変えるべきじゃないかと思った。
②へつづく
Commentaires
助けてくれる人が居ないって、本当に大変なことだよね。
ウチも、私は寝込んでいる最中は食欲無かったんだけど、よしくんが「はらへったーはらへったー」と言うので、マッチに助けを求めました。
だいちゃんは「そのままにしといてよかったのに」って言ってたけど、ラちゃんもいるし、そういうわけにもいかんじゃろ…。
でも、人に頼っていいレベルだったのは間違いないよね、あれは!
さすがのわたしも、おかーさん呼ぶしかなかったよ。
しかし、マッチも心配しちゃっただろうなぁ…。