samedi 11 février 2006 03:16
罪悪感
catégorie: 愚痴や泣き言、さけびなど > 愚痴
一緒に禁煙して一緒にくじけた(多分にわたしのせいでもある気がするが)夫が、「30までにはやめたい」とか何とかぬかしていて、
「へっ、メドが立てられる人はいーやね、30過ぎた人は今度はいつを目標にしたらいいんだっつーの!」
などと、根性悪く悪態をついているわたしです。
ですが、やめる気は満々にあるんだってばさぁ!!
「へっ、メドが立てられる人はいーやね、30過ぎた人は今度はいつを目標にしたらいいんだっつーの!」
などと、根性悪く悪態をついているわたしです。
ですが、やめる気は満々にあるんだってばさぁ!!
自分の健康のため。
家族の健康のため。
周囲の人の健康のため。
無駄な金を使うのがいいかげんバカらしい。
口臭がいやだ。
体力ないのもいやだ。
などなど、やめたい理由はたくさんあるが、
最近やめたい一番の理由は、「タバコは悪だ」ていう最近の日本の風潮、そして喫煙者に対する白い目だ。
最近、喫煙できる場所もぐんと少なくなったし、あったとしてもものすごい隔離されてたりして、肩身が狭い。
喫煙席で吸っててもイヤーンな顔されるときある…。
どうしろと。あ、やめろってか。
いや、やめたいんです!
つか、そんな顔されたら、そりゃーやめたくなりますよ…。
フランス、つかパリはその点、禁煙後進国というか、いちおー外で吸ったら罰金とかいう法律はあるんだけど、「ルールは破るためにあるもの」と豪語するフランセたちにとって、そんなの意味なし。
タバコ税がバカ高くて、一箱8ユーロ前後もするけど、それでも吸う。
カフェのテラス席では灰皿はなく、地面に捨ててと言われるケースも多い(そして閉店時にガーッと掃除。いっぺんで済むからいいらしい。お得意の合理主義ではあるが)。
喫煙者たちにとってのオアシスといってもいいくらい、タバコには寛容な街だ。
あの街の空気にもよく合うと思うんだよね~、タバコ。
副流煙を吸わされる側はたまったもんじゃないだろうけど。
でもそういえば、わたしがなんでタバコを吸うようになったかっていうと、すれ違うおじさんたちのタバコの匂いが、あ~いい匂いだな~と思ったからだったな。
だからパリの空気も好きなんだろうな。
食だけじゃなく匂いまで悪趣味ですか、と思われるかもしんないが、東京の郊外で生まれ育ったわたしにとっては、汚れた空気はいつも自分が立っている風景の中の、欠かせない要素なんですよ。
だけど、ここは残念ながらパリじゃない。
最近付き合いのある人たちはもともと吸わない人も多いし、ずっと愛煙家だった友人たちも、やめる人が多くなってきた。
お父さんを癌で亡くした友人がスッパリやめたときは、さすがに胸がいっぱいになっちゃったな。
うちも唯一生存してるおじいさまが癌らしくて、今年は覚悟しとけーて親にも言われた。
そういやおじいさまも愛煙家だったな。
わたしは元々キャスターマイルドで精一杯で(別にニコチンが欲しいわけじゃないから)、おじいさまは頑張って節煙してキャスマイだった時期があるんだけど、
「おんなじタバコだねー」なんつって、祖父と孫との楽しい語らいをした思い出もあったりするのよ。いま思い出したんだけど。
ま、わたしとおじいさまは血のつながりはないので、今のところこの谷口家は、嫁系も夫系も癌家系ではないようですが。
でも、タバコの害は癌だけじゃないしね。
しかし、愛煙家と嫌煙家のやり合いなんかを見ると、嫌煙家の人たちの方が絶対的に正しいなとは思うんだけど、一部の嫌煙家にも敬遠される「嫌煙ファシスト」(と、揶揄されてたので使ってみる)のような人たちの言うことは、ヒステリックすぎて、正直耳が痛い。
だからって開き直って「タバコうめぇ」とか煽る愛煙家は、バカとしか思えないっつーか、一緒にされたくないなぁと思うけど。
あと、「彼にやめろって言われたから…」とかもよく見るけど、何ソレ?
なんで自分は吸うくせに、彼女はダメなの? 女がタバコ吸うのはどうだとか、アホか?
わたしも昔、某所でおっさんに「女がタバコ吸うのはよくない」とか差別的なこと言われたことあるけど、完全スルーした。
フェミニズムとかじゃなくて、一方が吸ってんのに、相手にはやめろっつーのは、理不尽な話だなってこと。
彼女が頑張ってやめても、彼が目の前で吸ってたら意味ないし。
一緒にやめればいいじゃん。
ま、これは極端な例だけど、嫌煙ファシストさんたちに言いたいのは…。
わかってる。わかってるから、そんなに頭ごなしにギャンギャン言わないで。
よく夫に言われるセリフだが、こればっかりは、同じことを言いたくなる。
中高生の頃に母親にギャースカ言われて、「いま、やろうと思ったんだから~!!」て逆ギレすんのから、進歩してないなとは思うけど。
確かにタバコは悪でしかない。だからわたしもやめたいと思ってる。
必要悪として黙認されている場もあることもよく知っているけど、今も今後もその場に戻るつもりはないし、一度やめてしまったら、もしその場に戻ったとしても、わたしは吸わないという選択をしたいなと思ってる。
そう、意思はしっかりしてるんですよ…。
でももっと困っちゃうなーと思うのは、一部の禁煙成功派の人たちのプッシュの強さ。
いや、タバコやめていいことづくしで、それを人に推したい気持ちはすごくよくわかるんだけど…強制ぽくされんのはちょっと…わたしはわたしのペースでやめるしかないんだし…。
実はわたしは、「禁煙セラピー」を読んでも禁煙”しなかった”人間だ。
この「禁煙セラピー」も、つい「やめたいな~」とこぼしたら、禁煙成功派の人が、「絶対やめられるから!!」と押し付けてきたものだ。
「とにかく、騙されたと思って読んでみて!」と渡されたはいいものの、単純でありながらも、ものすごく疑り深い側面も持ち、とにかく理屈っぽいわたしは、
「こんなもんで簡単に洗脳されてたまるか!」
と、なぜかムキになって文章を否定していった。
そして、禁煙できてないので本人に返しづらく、そのまま会わなくなって、いつのまにか捨てたか売ったかしたようだ(ひどい。でも、いま家にないので、そういうことかと)。
バカですか。やめたいんじゃなかったの?
でもねー、悪いことがわかってて吸っている人間に「正しさ」をゴリ押ししたって、意味ないと思うのよ。
ただ、わたしの場合は「悪いこと」が体だけの圧迫じゃなくて、心への罪悪感が芽生えてきたぶん、開き直って吸ってる人たちよりは、やめる気も可能性もあるけど。
罪悪感、すごいです。一本吸うたびに、はぁ~(タメ息)。
外では、人の顔色伺って吸ってます。
もーそこまでするなら、吸いたくないよ! ものすごいストレスだ!
RECOMMENDにあげている「美肌になれて、太らない!女の子のための禁煙BOOK」は、そのへんいいとこついてたな。
「禁煙セラピー」みたいに高慢ちきな文章じゃないし(あれは翻訳が悪い気もする…)、女の子がタバコを吸わないことで得られるお得感がよく書いてある。
わたしが一番つらい罪悪感についても言及してるので、だから読み終える前に禁煙スタートできたのよ。
ちなみに著者の阿部眞弓先生は、わたしが利用拒否された(恨んでる)禁煙Webクリニックの先生でもある。
もっかい最初から読み直して、やめられるかなぁ…。
なんか対抗する屁理屈ができあがってる気がするけど…。
でも、一回全部捨てた灰皿は、頑なにもう一度買う気はないので、いいかげん、ほんと、今お家にあるのが切れたら、やめよう!
応援は、こっそりお願いします!
頼むよ! 屁理屈だけど人一倍デリケートなんだからさ!
Commentaires
ここ最近、吸い終わると鬱ぽく感じるのは気のせいか?と思うけど、多分、気のせいじゃない。
いきなりやめるのは、酷なので、当分は、一日に時間帯を決めて吸うことにしようと思う。
スイさんに何回もやめるやめるって言ったけどやめられなかったなー。
意志が弱いから駄目なんだよね。
とりあえず、僕もこっそり努力します。
他にやることも楽しみもないし、守るものもないし、タバコミュニケーションが一番花咲く場所だよね。
もうこいつらはしょうがねーな、みたいに黙認されてる場所って、このへんのこと。
未成年の子の喫煙も黙認だしね、場所によっては…。
TSURUたんもいらんこと覚えさせられちゃったよねぇ。
目の前でガンガン吸ってたわしが言うのも何ですが。
吸い終わると鬱なのかー、原因はタバコなの?
でも、少しでも思い当たる節があるなら、控えたほうがいいのかもね。
わたしの場合は、意志の弱さとかでもない気がする。
最近は吸えなくてもパニックになることもないから、本当に単なる甘えだと思う。
いつでもやめれるやー、まだ大丈夫ーっていう。
でも禁煙するときは、無理のない環境を整えてやらないと、ストレスでやられるよ。
わたしはいつもそれで失敗してるもん。
いっぺんにいろいろやろうとしないことだなと思います。
「禁煙セラピー」最近やっと読み終わったけど、
>「こんなもんで簡単に洗脳されてたまるか!」
>と、なぜかムキになって文章を否定していった。
っていうのは、なんか想像がつきました。えへ。
正直、私もアレで本当にやめられたっていうのがあまり信じられない。
レビューとか読んでるとそういう人が多いようにも思うけど…。どうだろうね。
手っ取り早く、タバコや吸っている人のことが分かるのかなーと思って呼んでみたけどー、なんか、結局、それは著者の場合でしょ…って思っちゃう節がありましたなぁ。
でも、たまーになるほどねって思うところはあったよ。
分かってて、止めたくて、でもそれが難しいけど、すいさんはすいさんのペースでやるって決めてるんだから、回りは気にしなくていいんじゃない。
なんか友達を通して聞くパリのイメージて、あんまり良くないわ。。。
一度は行ってみたいんやけどなー。
わたしもアマゾンのレビュー読んで、「やめられなかった」ていう人は、わたしみたいな屁理屈タイプかな~と思ったよ。
それは著者の都合でしょっていうの、わたしもすごく感じたんだよね~。いや、言ってることは確かにもっともなことばかりなんだけど。
でもこの人これで当てて、ダイエットセラピーとかも書いてたけどね。どうなの。
自分のペースでやめるしかないんだけど、やめ切るまでは、周りの言うことをいちいち気にしちゃうね。屁理屈だけど気にしやさんだから。
なんか自分にご褒美でも賭けて、ポジティブにさっさとやめちゃいたいよ。はぁ。
>鯖
え、イメージ悪い?
パリはタバコも犬の糞も時には家庭ゴミすらポイ捨て上等、ゴミ箱からゴミが溢れてるのは当たり前、だって掃除なんかめんどいもーん、
ていう、一目で見て汚い街だよ。
建物の造りは本当に美しいけどね。
一般的な日本人がなんでそんないいイメージばっか抱いてんのかは知らんけど、わたしはこんなパリが大好きよ☆
ドラマティックかつ、いいかげんなフランス人も、他人とは思えまへん。
そんなんでよかったら、いつでもご案内しますわよ~。