昨日帰りに近所のブーランジェリーで買っておいたツナのサンドとパンドゥミ、バゲットで軽いpetit déjeuner（朝食）。


このブーランジェリーの奥さんは声がとっても可愛いくて、お店のショーケースにはそんな奥さんの雰囲気たっぷりな可愛いパティスリーもたくさん並んでいます。

今日は水曜日なので最寄りメトロのPlace Monge広場にマルシェが立ちます。食後の散歩がてらちょっと行ってみました。ほとんどが野菜のマルシェですが、たまにフロマジュリー（チーズ屋さん）や衣料品のお店もあります。東洋人の若い女の子がいるお店で桃2コとチェリー1kgを買ってみました。


これで4.02ユーロ。どっちもみずみずしくて甘酸っぱくておいしい！　お店の東洋人の子もとてもサンパな感じでした。東洋人の女の子が流暢に話すフランセもなかなか可愛いですよね。わたしもあれくらいスラスラ言葉が出てくればなぁ。

今日はこれからアンヴァリッドとエッフェル見学のコース。Place Mongeからは2回ほどの乗り換えでアンヴァリッド最寄のLatour Maubourgへ着きます。


フランスは右側通行の国なので、電車ももちろんホーム左手からやってきます。mon mariはまだどうしてもこれに違和感を覚えるよう。いやいや、帰国したら今度は逆に日本の電車の進行方向に違和感を感じるようになるんだから。そんなものです。

アンヴァリッドには軍事博物館があります。かなり広く、ルイ14世時代のものからナポレオンを経て、第二次大戦までの資料があります。


こんな大きな大砲も展示されています。

5年前一緒に「恋と歴史の旅」をした友人から、「ナポ（ナポレオンの略。彼女により命名）のお墓参りは忘れずにね！」と言われていたので、ドーム教会の地下に安置された巨大な棺を再び拝みに行きました。


mon mariはその大きさやドーム教会内の装飾に感嘆の声を上げていましたが、実はこの棺の中にはナポレオンの遺体は入っていないそうです。まぁ、そりゃそうですね。


アンヴァリッド外観。エコール・ミリテールも近いので軍人さんが多く見られます。日本では決して見ることのない機関銃などを普通にぶら下げているので、平和な日本人はちょっとひるみます。
あと、これはどの観光名所でもそうですが、やはりテロ対策のため警察官も多いし、建物内に入場するときは必ず手荷物チェックをされます。思えばわたしがパリにいるときって、いつもテロの前後だったような気がする･･･。

ちょっと小腹が空いたのでアンヴァリッド内のカフェテリアでデジュネ。


わたしはsalade niçoise（ニース風サラダ）、夫は肉食なのでjambon（ハム）の盛り合わせを。生ハム命なんだそうです。
普段は水のペットボトルを持ち歩いているのですが、たまにはカフェも飲みたい。でもこう暑くてはとてもホットなんて飲めないのでcafe glacée（アイスコーヒー）を頼むと、氷を入れたグラスにホットコーヒーを波々と注がれてガックリします。カフェ・グラセ自体がないお店も多いので、ましと言えばマシなんですが…素直にスタバに行くべきですかね。

アンヴァリッドから歩いてシャン・ド・マルス公園へ、ときどき木陰で休んだりしながらエッフェルへ。


シャン・ド・マルスからの眺め。実はこれを拡大しますと（正確には逆側ですが）…


まだこんなもんが飾ってあります。よっぽどやる気満々というか、既に決まったも同然と思ってたんでしょうねぇ…街中でもまだときどきお店の軒先にぶら下がってるのを見かけます。その一方で早くも五輪誘致失敗の分析本なども出てるようですが。どっちにしろ商魂たくましいすね…。

エッフェルの下まで行ったものの、夕方過ぎでチケットを買う行列が半端ではなかったので、また今度朝から来ることにして、急遽オペラまで出て散策。


相変わらず堂々としております、オペラ・ガルニエ。mon mariは街中に突然、歴史的建造物（しかも時に世界遺産の）があるのが不思議なようです。東京ではなかなかないですからねぇ、こういうの。

オペラ界隈は相変わらずの人で、東洋人率がグンと高くなります。でもシャンゼリゼと比べると年齢層は高めですよね。
ラファイエット・オムの地下にあるラファイエットグルメで明日の夕食用に鶏のロティや、アパルトマンに油がなかったのでオリーヴオイルなどを購入。うーん、やはり近所のシューペルマルシェに比べるとモノがよいです。

それからPyramidesのほうへと下って、「京子」でお醤油を買いました。もちろん高いけど、mon mariがどうしても欲しかったようで…「京子」の雰囲気も楽しんだみたいです。
そしてブックオフに寄って帰りの飛行機で読む本を買い、「ひぐま」で夕ご飯、というジャポネコースを行ってみました。「ひぐま」はパリに来たら必ず1回は行きます。特に留学中に風邪をひいたときなどは、ここでラーメンをずるずるかきこんで暖をとったものでした。いやーあのときは救われた気がしましたね。


今日も暑さと歩き疲れでバテバテだったので、ガツガツズルズルかきこんで、フランス人にラーメンの食べ方というものを誇示してみました。や、頼まれてはいないですけど。
店内に冷房が効いてるのもいいですよねー。フランスは陰に入ると涼しいからか、あんまり冷房のあるお店がないんですよね。それでも最近はだいぶ増えたみたいですけど、いまだに「空調整ってます」なんて張り紙をしてるお店も多いのです。

「ひぐま」はいつもフランセを始めとした外国のお客さんも多いですが、店員さんもフランセが結構います。とってもダンディなのに日本人が席を立つと猛々しい声で、「ぁあーりやとあーしたー！」とマニュアルどおりに言ってくれるのがおかしいです。

Pyramideから一本でPlace Mongeへ。パリに来てから3日、疲労も相当出てきたのでアパルトマンに帰ってのんびりしてると、明日の革命記念日前夜祭でコントルスカルプ広場は大騒ぎ。


日没はだいたい22時過ぎなのですが、0時を過ぎてもライヴなどをやっていてにぎわっていました。フランスのお祭りなのに、エリック・クラプトンやジェイムス・ブラウンのカバーをしてたりするんですよね。なんだかんだ言ってフランス人もアメリカ好きだなぁと思わせる瞬間でした。

明日は朝9時からシャンゼリゼでパレードですが、相当な混雑が予想されています。見物客には荷物を持ってこないように呼びかけるなどされているようなので、小心者で体の小さな日本人は自宅でテレビ中継を観ることにします。