jeudi 29 décembre 2005 07:19
イヤーマフ大人気
catégorie: 12月のおパリ
真冬のヴァカンス、最終日のオレ様のいでたち。

こんな有様で街中をチョコチョコ歩いてるわけですが。
んだって、ありえないくらい寒いんですもの!
villejuifなんて、こんなだよ!?

あーここはパリじゃないんだなぁ、と切実に思う。
ところがこのイヤーマフが、パリ市内で大評判。
お子様達はこぞって「うわぁいいなぁ~」と羨望のマナザシを送ってくるし、女衆には「クスッ(親しみの微笑み)」だし、男衆には「いやぁ~あったかそうだねぇ」と優しく声をかけてくれるムッシューもいれば(オススメしといた)、シャンゼリゼなんかを歩こうもんなら、遠方から「コニーシワ、コニーシワ」「ニーハオニーハオ」言いながら、ニタニタゲヘヘとしつこく追いかけてくる輩まで出る始末。
あんまりしつこいので、「中国人じゃねぇぞ!」とキレるものの、それがまたかえって逆効果、さらにニタニタされてしまう(でもジャポネーズとは言わない。後がめんどいから)。
東京で一人で出かけても、誰とも話さないで帰ってくることなんか、当たり前なくらいなのに。
この街にいると、わたしはいったい一日で何人の人と会話するんだろう。
でも不思議と、それがストレスにならないのだ。

こんな有様で街中をチョコチョコ歩いてるわけですが。
んだって、ありえないくらい寒いんですもの!
villejuifなんて、こんなだよ!?

あーここはパリじゃないんだなぁ、と切実に思う。
ところがこのイヤーマフが、パリ市内で大評判。
お子様達はこぞって「うわぁいいなぁ~」と羨望のマナザシを送ってくるし、女衆には「クスッ(親しみの微笑み)」だし、男衆には「いやぁ~あったかそうだねぇ」と優しく声をかけてくれるムッシューもいれば(オススメしといた)、シャンゼリゼなんかを歩こうもんなら、遠方から「コニーシワ、コニーシワ」「ニーハオニーハオ」言いながら、ニタニタゲヘヘとしつこく追いかけてくる輩まで出る始末。
あんまりしつこいので、「中国人じゃねぇぞ!」とキレるものの、それがまたかえって逆効果、さらにニタニタされてしまう(でもジャポネーズとは言わない。後がめんどいから)。
東京で一人で出かけても、誰とも話さないで帰ってくることなんか、当たり前なくらいなのに。
この街にいると、わたしはいったい一日で何人の人と会話するんだろう。
でも不思議と、それがストレスにならないのだ。
最後の休日は、お昼にレオンMabillon店。もう一度Mariniereが食べたかったの。


ポテトの揚げ具合もステキ。部屋にいつも常備してたPamprylのトマトジュースもおいしい。グラスまで可愛い。
Mabillon店はいいなー、場所もいいし人もいいし、注文が出てくるのも(比較的)早い。
今日はとっても可愛いお姉さん(つっても、だいぶ年下だろうが)がサーヴィスしてくれた。可愛いうえにとっても気を遣ってくれる。水ついでくれたりしたもの(高級店以外は普通ありえん)。

あんまり可愛いんで隠し撮りしちゃった。いやーほんと可愛かったなぁ。顔の作りがどうこうっていうんじゃなくて、そのパーツを以ってしてあの、まさに天使の微笑を見せてくれるのが嬉しくて。
何時間でも眺めていたいくらい、とっても可愛かったー!
食後は勇気を出してエッフェルへ。


こんのクソ寒いのによく並ぶよなー。ポリースまで出動してる。上に登ったらもっと寒いだろうに。
しかし目的のスケートリンクが見当たらず、というかおそらくChamp de Marsの方だったんだろうけど、だだっ広いうえにセーヌも近いので、恐ろしいほどの寒さに負けて断念。
エッフェルの去年のリンクはヴァニラの香りになってたらしいので、今年は何だったんだろうかと、すごく興味津々だったのに!
ていうかリンクに香りをつけるっつー発想が、やはり普通じゃないフランス人。
くじけず、Hotel de Villeのリンクへ。
ところがすでに3時過ぎ、入場料がタダなもんだからすんげ人の列。靴レンタル料は5ユーロだけど、マイシューズ持ってる人はpas de problemeだもんね。
この寒さの中、とうてい長時間は並べない…悔しいけど日本に帰ってから行こう。よしくん、また連れてってください!
ちなみにHotel de Ville前のスケートリンクは、こんな感じになっております。


昔、授業で何も知らずに「村のホテル」と直訳して教授の失笑を買ったHotel de Ville、正しくは「市庁舎」です。要は都庁前で都民がタダでスケート滑ってるようなもん。
仕方ないのでBHVとMaraisを行ったり来たりしながら、来年のカレンダーと主治医へのお土産を買う。

さて、あとはマカロンを買わねばと、Cacao et ChocolatとPAULを覗くものの、マカロン自体は見た目は大して変わらんが、箱がいまいち可愛くない。こういうのって、箱が重要でしょう! それに、値段もLadureeと大差ない。
なので急遽Ladureeシャンゼリゼ店へ。こちらもなかなかステキな装飾なのだ。

いつものごとく、中はすごい行列で。でももう時間がないので、腹を決めて並んで購入。

結局あんまり可愛い箱じゃない…しかも、その場で店員さんが手で詰めていくので、中身はバラバラ。そこがまたフランスぽいんだけど。
すっかり芯まで冷えきって行き倒れそうになったので、やっぱ最後はここ! とハマムへ再び。
今日は小錦クラスのマダムが2人もいましたわよ! もーどこが胸だか腹だか尻だか、わかりません! しかも全裸!
あと、この間もいたけど、ニッポンジンの方。
水着を着用することを知らないで来て、急遽下着のまま入ってるんだろうが、はっきり言ってみっともなかです。あれだけ不潔な場所でありながら、日本人が好んでつけるベージュ系の下着は、さらに不潔っぽく見える。
トルコで全裸で入ったわしが言うのも何だが、下調べは慎重になさった方がいいでしょう。
しっかり汗をかいてお腹ぺこぺこ。
夜ご飯は最後にもう一度カキ…の予定が、結構遅くなったので手近なムフタール通りへ。やっぱり正統派フランス料理で行こうと。
フレンチつうてもビストロだけど、ここは夏にだいちゃんとブランヴィルを離れる前夜に食事したとこなのだ。

ふっつーのお店でもBonne fetesに浮かれて、内装も可愛い。
前菜にエスカルゴ、メインにリブステーキ、デゼールにグラース(アイス)。



おいしい、あったかい、しあわせ。ムッシューも優しくて、楽しく最後の晩餐ができた。
締めのカフェを飲んでると、ヤン・ティエルセン(アメリの曲)とかかかっちゃって、あぁぁ~パリだぁぁぁ~と、感慨深くなったよ。
帰りのメトロが、この旅最後のメトロ。
このアナログな開閉レバーやボタンが好きだよ。電車が停まりきらないうちにドアが開くあたりも大好き。日本なら即苦情だろうが、この国はこうなんだ。
Villejuifからのバスも最後。もうこうやって、この団地に帰ってくることもないんだな。いつも時間通り来ないし、乗客が落ち着く前に出発しちゃうし、中は激混みだし、ドアが開かなくて次のバス停まで連れてかれて、みんなでしくしく歩いたこともあったよ。
部屋に帰って、荷造りをしながらエタン(ここんちの子)と遊ぶ。

わたしが帰ってくると彼はいつも部屋にやって来て、わたしの私物を持ち出しては並べ、並べてはわたしにくれる、という作業を一心にやっていた。パパに連れ戻されるまで居座って、毎晩強制連行されて大泣きしてたな。可愛かった。
明日パリを発つなんて信じられない。あさって飛行機で目が覚めたら、そこがもうフランスじゃないなんて、信じられない。
そのくらい、またすっかり、この街に染まってしまったみたいだ。
Commentaires
ふと疑問に思ったんだけど、頭洗ったり身体洗ったりってどうするの?ってもしかして禁止?
つうか洗い場なんてないし。
でもヤツらにとってルールはあってないようなもんなので、当然堂々と洗ってます。
必死におへそを洗ってる女の子を見たときは、さすがにひるんだわ。