mercredi 28 décembre 2005 07:14
冬将軍来たる
catégorie: 12月のおパリ
とうとうパリの街にも雪が!

写真ではわかりにくいけど、正面のレンヌ大通りの向こうにモンパルナス・タワーが見えるはずなのに、雪と太陽光ですっかり存在を消されてしまっている。
本来ならこう見えるはずなのだ。

パリは滅多に雪が降らない街。降ってもこの程度で、晴れてるのに真っ白な雪がちらほら舞って、なかなか幻想的。
雪が降るとパリ市民が浮かれるのも、わかる気がする。
しかーし!
本気を出した雪の日のパリの寒さといったら、東京の比じゃない(すまん、東京しか知らんもんで)。
こっちに来てから一度も出番のなかった腹巻き、ホッカイロ(腰と足用)、イヤーマフを各所に装着、重装備で出かけたものの、とてもじゃないが、外になんていられない!!
残念ながら、今日もスケートは中止とあいなった…。

写真ではわかりにくいけど、正面のレンヌ大通りの向こうにモンパルナス・タワーが見えるはずなのに、雪と太陽光ですっかり存在を消されてしまっている。
本来ならこう見えるはずなのだ。

パリは滅多に雪が降らない街。降ってもこの程度で、晴れてるのに真っ白な雪がちらほら舞って、なかなか幻想的。
雪が降るとパリ市民が浮かれるのも、わかる気がする。
しかーし!
本気を出した雪の日のパリの寒さといったら、東京の比じゃない(すまん、東京しか知らんもんで)。
こっちに来てから一度も出番のなかった腹巻き、ホッカイロ(腰と足用)、イヤーマフを各所に装着、重装備で出かけたものの、とてもじゃないが、外になんていられない!!
残念ながら、今日もスケートは中止とあいなった…。
では、お昼くらいは楽しもうと、Ladureeサンジェルマン店へ。市内に数店舗ある中でも、アジア風な内装が素晴らしいと聞いたので。

ほんとにステキ。アジアというか、シノワズリーな感じね。
【すいたんのおフランス語豆知識】
シノワズリーchinoiserieって、複数形だと話し言葉では、「煩雑さ、煩わしい手続き」という意味なんだそう。また、動詞chinoiserは同じく話し言葉で、「屁理屈を言う、口うるさく文句をつける」という意味らしい。何となくフランス人の中国人観が表れているような言葉な気がする。
じゃー日本はどうなのかしらと調べると、japonaiserieはchinoiserieの日本版であって、特に悪い意味はない。動詞japoniserは[他]日本化する、日本的にする[自]日本の文化に興味を持つ、 と、むしろ好感的でさえある。だから日本人だとわかると、親切にしてもらえるのかな?
ほいじゃー韓国は? と思ったら、わたしの辞書にはCoree, coreenの他には載っていない。ただ、形容詞coriaceがやはり話し言葉だと、「しぶとい、頑固な、したたかな」という意味になるらしい。これも何となくだけど、韓国人観に近い気がするんだけど、本当のところはどうなんだろう???
【豆知識おわり】
店内はステキなマダムたちばかり。装いがまさに「シック」で、みなさま明らかにお高そうな服を着ていらっしゃる。
明らかにブランドーて感じじゃないんだけど、見ただけで質がいいものだってわかるの。あぁ、やっぱサンジェルマンて高級な街なんだなー。
浮いてんのは貧乏そうな、二人で4つのミニマカロンを黙々と分け合って食べている日本人カップル(パリ旅行に来るカップルの男子って、なぜみんなああダサダサなんでしょう)と、わたしくらいだ。
もっとマトモな服着てくればよかったと恥じ入った。とりあえずイヤーマフは、みんなに振り向かれる。はずい。
サル(猿じゃないよsalle、英訳するとhallとかroomとか)でサーヴィスをしているムッシューも、すんばらしい笑顔だ。
日本では飲食業なんて絶対やりたいと思わないけど、もしこっちで働くなら、ちょっとやってみたいなと思う。みんなすごく楽しそうに働いてるから。もちろん、こういう高級なお店でサーヴィスするには、それなりの能力が必要なんだろうけど。
あと、スーパーとかデパートとかでっかい洋服やさんとかの、レジ係になりたいなぁ。レジ打つの好きだし。
日本だけだよね、何としても立って接客しなきゃいけないのは。寄りかかるなとか私語すんなとか、ぴりぴりやられて、しんどい仕事の一つだよ。
少なくともわたしが今まで行った外国は、全て座ってレジ打ち。客が来なけりゃ私語もする、ていうかむしろ喋りながらとか電話しながら接客が当たり前。
でも笑顔で挨拶は忘れない。それがいい。まーたまにしんどそうに「メルシーオーヴォワー」と棒読みな人もいるけどさ。
さてさて、肝心のお料理。


アントレにフォワグラ、メインに帆立のリゾットヴァニラ風。
おいしい。パンまでおいしい。だけど、こんなに余白を美しくされても、足りないんだよなぁ…この2品だけで、ムール貝2回食べれるほどお高いのに。
なので、Ladureeご自慢の一品マカロン(シトロン)をデゼールに。

実はマカロン初めて。大学で演劇学をとっていた時、イプセンの「人形の家」を読まされたんだけど、主人公ノラがマカロンマカロン言ってて、「ほぇ~ハイカラな名前のお菓子じゃのぅ、どんな味なんじゃろか、一度食べてみたか~」と思ったんだけど、ずっとご縁がないまま今日に至った。
てか、最近流行ってる? よく知らんけど、よく聞くなーと。
んで、念願のお味はというと…甘い。がっつり甘い。シトロンじゃなかったら、息の根を止められてたんじゃないかというほど、甘い。
おいしいけど量は食べられないので、ミニマカロンの一番少ない箱をお土産に買って帰ろう、と思いきや、すんげ高いので見送った…いや、箱自体もすごく可愛いんだけどさ…でも他にも売ってるとこいっぱいあるし…。
Ladureeを出ても、雪はやんでなかった。
すごくサラサラしてる雪だから、地面もぐちゃぐちゃにならないし、服もほとんど濡れない。なので、フランス人のように傘をささずに歩いてゆく。傘さすのめんどくて嫌いなので、楽でいい。
午後はまた、暖を求めてショッピングセンターめぐり。
まずはモノプリで、だいちゃんからの頼まれ物を買う。

ロティ(鶏の足)とjambon cru(生ハム)2種類、そしてあのtic tac。こう見ると肉食ですね、うちの人は…。
ちゃっかり自分にもまた、下着とタイツを買っちゃった。

いやー、子供サイズですむんで、安上がりなことこの上なし。
それからMarche St-Germainに逃げ込むものの、さして目新しいものもないし、店の数自体が少ない。
よってLes Hallesまで移動、Forum des Hallesへ。いやーメトロっていいな、これがSNCF(国鉄)だったら死んでたわ。凍死。
Forum des Hallesなんて来るの、10年以上ぶりだった。相変わらずものすごい人。しかもチャラチャラした若者が多いから、ほんとはやなんだよ。でも凍死すんのやだし。
そしてまたうっかり散財を…。

なんでフランスまで来てアルマン(ドイツもん)なんて買うか。しかも日本でも普通に売ってそう…(でもこっちのが多少安いと思う)。
その他ちょろちょろ買って、今度はリヴォリのH&Mへ。H&MとL'occitaneは、市内全店舗カバーしたかも、というくらい覗いている。
だいちゃんにTシャツと手袋を、

自分にもまた可愛らしすぎるものを買ってしまう。

だってブラシなんて90サンチームだよ? 使わなくても買うでしょ!
なんだかんだで帰りが遅くなったので、これがパリでの最後かもと思い、マクド(関西人ではなくフランス人風に)へ。Royal Baconを食べました。
マクドを出たら、でっかいカオがあったよ。

villejuifに着いてバスを待ってると、なんと雪で止まったもよう!
タクシーもぜんぜん来ないし、必死の覚悟で徒歩で帰宅。


おおおおら、ここここんな寒い雪の中、ああああるいたことないだ、ははははなみず出るし、ななななみだも出るし、ああああさは平気で歩ける、じじじじ10分が、ここここんなに、つつつつらいとは、おおおお思わなんだだだだだだ。
4回くらい滑って転びそうになりながら、無事生還。お疲れでした。
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