mercredi 21 décembre 2005 12:05
悪夢の2日間、転じて天使に彩られた1日
catégorie: 12月のおパリ
あっというまに12月15日。さめっこさんが日本へ帰る日が来た。
飛行機が夕方発なので、お昼前にはチェックアウトして荷物だけ預け、16区に住むわたしの大学時代のお友だち、あやちんとそのご子息、ユーゴに会いに行った。
飛行機が夕方発なので、お昼前にはチェックアウトして荷物だけ預け、16区に住むわたしの大学時代のお友だち、あやちんとそのご子息、ユーゴに会いに行った。
9番線のLa Muetteで待ち合わせ。すぐに彼女は現れた。
実はさめっこさんはあやちんに会ったことがある。
5年前に2人でサンジェルマン界隈をうろついていた時、パンを食いながら歩いてきたのが、当時ソルボンヌに留学中だった、あやちんだった。
そしてその時、彼女のお腹の中にいたのがユーゴだ。
今日はユーゴは幼稚園の給食じゃない日なので、お昼はママンが迎えに行く。
わたしたちもそれに付き合わせてもらった。
幼稚園に着くと…
ギャーーーーワーーーーキャーーー!


大勢の子供たちが、本能のままに遊んでいる。ほとんど、サルだ。動物園か、ここは?
でも、あんまりみんな可愛らしいのでデジカメを向けると、おませでおしゃまな女の子たちが集まってきた。


すでに、自分の”見せ方”を心得ている。さすが。
フランスの幼稚園はほとんどが国立で、授業料はタダ。
給食の実費だけ払えばいいらしい。
出産しても日本よりお金が出るし、女も男も休みがきちんと取れるし、税金が高いだけあって、福祉が充実している。
出生率の高さも納得だ。ま、ほんとのとこはアムールの国っていうか、単純にエロいからだろうけど(偏見)。
この小さなおサルさんたちの中からユーゴをみつけて、あやちん宅へ。
ユーゴのお部屋を見せてもらった。


フランスでは、小さなうちから一人部屋を持って、一人で寝るように躾けるらしい。
夏に会ったときと同じく、最初はおとなしかったのに、家に帰るともーう、大ハッスル。
早速、わたしがプレゼントしたつくばエクスプレスのプラレールで遊んでいた。

あやちんには、お昼ご飯をごちそうになった。

米! あったかい米!! ミソ・スープ!!!
さめっこさんの飛行機の時間があったのであまりのんびりはできなかったけど、すっかり可愛いユーゴに癒された。
この悪夢の2日間なんて吹っ飛ぶくらい。動画録っちゃったぜ。
ユーゴを再び幼稚園に見送る途中で、わたしたちは別れた。
あやちん家は毎年クリスマスとお正月は、日本で過ごすらしい。
今度は日本でも会えるといいな。
そこからメトロでホテルまで戻り、荷物を持ってタクシーを呼んでもらった。
その時のレセプションのムッシューの奥さんは日本人で、よしこさんと言うらしい。「ヨシチャン」と呼んでるのが可愛かった。
タクシーは、トランクに2つもスーツケースが入れられなかったので、急遽さめっこさんだけ先に乗ることになり、ここでお別れすることになった。
わたしは運転手さんにさめっこさんの行き先を告げ、5年ぶりに10日間あまりを一緒に過ごしたさめっこさんは、そのまま日本へ帰っていった。
さめっこさん、10日間お世話になりました。
怖い思いや大変な思いをさせてしまって、ごめんなさい。
病院、警察、幼稚園と、初めてだらけの旅でした。
もしフランスを嫌いになっていなかったら、また一緒に旅をしましょう。
その後、わたしはタクシーが戻ってくるのを、ホテルの前で待っていた。
クリーニング屋の車が来て、黒人のお兄さんがわたしに目を留めると、「笑って」と言う。
なんでこんなに話しかけられるんだろう。そんなにフレンドリーな顔してるか? この丸顔がいい塩梅なのか?
笑うかわりに「いーっ」と歯をむき出すと、逆に笑われた。
さっきのタクシーが戻ってきて、わたしはステイ先の人との待ち合わせのBonne Nouvelleへ向かった。
「彼女、ちゃんとRoissy Busんとこで降りた?」と聞くと、運転手さんは「かーんぺき、まーちがいない」と、こちらもご機嫌さんだった。
「どこでフランス語覚えたの? オーMerde! ジャポン? トーキョ? チッ、Merde!」
おじさんは、運転しながら話の節々でメルドメルド言っている。
merdeってのは、shitとかfuckとかか?
英語じゃなくてよかったー怖くないもん、と思った。
そしてわたしは無事に(待ち合わせ場所間違えたり、とかはあったが)ステイ先の日仏家庭に迎え入れられ、明日にはもう1週間になる。
パリ南部の郊外villejuifのこのお宅は、日本の団地によく似ている。
市内とは温度差がある気がする。このへん、寒い…。
こちらの家庭での話は、また今度。
Commentaires
ひったくりとは・・・!だ、大事件だね!しかも外国で・・・!
いやー、でも外国でそんな大変なアクシデントにあってもちゃんと警察行ったり病院行ったりできるスイさんがすごいよ!!
わしだったらきっとオタオタするばかりだよ!
もう、尊敬いたしますよ、ほんとに!
ケガもそれほどたいしたことないようで良かった!また次会った時に色々お話きかせてください!
しかし、フランスの子どもたちは皆モデルのようだ!かわいいー!
ミキハウスのCMとかそのまま出れそうなかわいさだね!
全部読んでくれる人がいるなんて、報われる思いだわ、うっうっう(泣)。
すごいっていうか、すべてに対応せざるを得なかったからねー。
なんか目まぐるし過ぎて、涙のひとつも出なかったし。
ほんと、被害に遭ったのがさめっこさんじゃなくて、よかったと思うの。
よしくんの言うとおり、きっとオタオタしちゃってただろうから。
ケガは、引っ掛けて再流血したりを繰り返しながら、だいぶきれいになってきたよ。
顔もすっかり治って、あとはかさぶたが剥がれるのを待つだけ。
今日、みんなにお土産買ってきたので、楽しみにしててね!
こっちの子はほんと可愛いよ、白人の子も黒人の子も。
ほんと天使だよ。
ずるいよなー、ちょっと外人だからってさぁ。