lundi 13 novembre 2006 21:30
んがぽ

昨日はゾンゾンとラちゃんを長時間お留守番させちゃったので、特例としてみんなで一緒に寝た。
ところが、お約束通り早朝からハイパーテンションの2匹。
障子がどんどんびりびりになるので、それだけは寝ながら注意してたんだけど。
意識の向こうから、ふと奇妙な音が聞こえる。
んがぽ んがぽ んがぽ
ハッとした、これ聞いたことある。これは…
目を開けると、ズゾンが苦しそうに吐いていた。
寝起きですぐには動けないので、だいちゃんを呼ぶ。
だいちゃんは初めて犬が吐くのを見たらしく、ひどく心配してた。
わたしは実家のルーちゃんが吐くのを見たことあるので、すぐわかった。
吐いたのはドライフードだけだった様子。
いつになくゾンゾンが弱々しく、ぐったりしてる。
ものすごく痛々しくて、かわいそう。
その後もずっと様子を見てたんだけど、特に問題なく元気だった。
ところが、夜にまたんがぽした。
今度は胃液しか出なかった。
すぐに口元に、とりあえずソファカバーでいいから当てて、吐かせた。
でも犬畜生だから、吐いたそばからペロペロ飲んじゃう。
また、弱々しくぐったりするズゾン。
お話ができたら、どう気持ち悪いのか、どうしてほしいか聞けるのに。
何もできなくて、ただ心配なだけで、申し訳ない。
わたしが夢見てた小動物との生活は、けしてベタベタ甘やかすものじゃなかった。
「ただ家の中で普通に一緒に暮らして、いるのが当たり前って感じで、ときどきすれ違ったりしたいの」と、だいちゃんを説得するときは言った。
実際、わたしはケダモノたちと進んで遊んだり、おやつをあげたりしない。
だいちゃんは遊んだりおやつあげるのが楽しいようだけど(そのおかげで太らせたけど)。
取り立てて何をするわけでも、してあげるわけでもないけど、ただ共存してるのがうれしい。
普通に家族として、たとえ一方的にしか見えなくても、会話ができるのがうれしい。
時間をかけて、だんだん意思の疎通がはかりやすくなってきたことがわかったときは、もっとうれしい。
わたしにとって、ゾンちゃんとラちゃんは、そういう存在。
だけど、こんな風に具合悪そうにしていると、とても不安で心配にもなる。
こういう感情、今まで他人に抱いたことない。
本気で他者の心配なんかしたことない、別にフリだけしてたわけでもないけど、こんなに他者のことを心の底から思ったことってあっただろうか。
でも、ゾンとラには自然と出てくる感情。
「あーわたしって心底心配できて、嘔吐物の処理だって平気でできるくらいの優しさを持ってるんだー」
と、思った。
こういう感覚が、一緒に生活するうちにわたしの中でどんどん芽生えていってるんだな。
そして、ゾンとラもだんだん、それに気付いて答えてくれるようになってきたんだな。
こういうのが信頼関係なのだなーと、思った次第であります。
ここに偽りはないな、純粋な善だけがある。
家族の絆とかって「ケッ」と思うタイプなんだけど、もしかして人間の子供にも、同じようなことが自然にできるんだろうか。
今はドコドコ動いてても内臓程度にしか感じてないし、むしろスプラッタな想像するくらいだけど、産まれて一緒に生活し始めたら、自然と情も持てるようになるのかな。
(ただし、畜生と人間の違いは、前者は死ぬまで一緒だけど、後者はいずれいなくなるものだ)
ふと、こんな感情を小さきものに抱くことができるのなら、実家のルーちゃんにもっと優しくしてあげればよかった、と思った。

ルナちゃん近影。
ルーちゃんももう10歳。最近は歯がなくなってきたり、嗜好が変わってきたりするらしい。お寿司の玉子とか食べるらしい。
ズゾンとラちゃんはルーちゃんみたいに神経質になりすぎないように、気をつけようと思う。
そして、もっと意思の疎通がはかれるようになりたいと思う。ね、ズゾン。

この子はいかにも「聞いてますよ」て顔はするのに、まだいまいち伝わってないときがあるんだよな〜。
逆に「わかってるけど、知りませーん」て目をそらすようにもなったけど。
ララァちゃんは…まー猫は基本的に自由人だから限界あるけど。



あったかいからMac miniが好き。
ご機嫌さんなときや甘えてるときは喉がゴンロゴンロ言うので、都市伝説を読み込んでたときにそれが聞こえると「暗黒世界の音がする!」「地獄からの使者が来た!」て感じで、実はこわかったの。
だって使者っぽい顔してるもん。ヤンキーにも似てるけど。目つきと眉間が。
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