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なにこのウチ

catégorie: 音楽/映画/本/漫画/ゲーム > 映画
風邪っぴきで(風邪じゃなくてもだけど)家にこもってるので、この4日ほどテレビ見るかネットするかして過ごしてます(風邪じゃなくてもだけど)。
トマがいない日は相変わらずテレビをつけず、無音の部屋でじっとしてるのですが( ̄□ ̄;)、この4日はトマも一緒に熱が上がったり下がったり、結膜炎にまでなって保育園お休み中なので、一日中テレビがついてます。
って、あれ、そっちの方が教育的にはよくないのかな? 静かよりは賑やかな方がいいのかなーと思ったんだけど。
つっても、ほとんど教育テレビですが(正午のみ、いいとも見るのでフジ)。これは教育のためというより、自分が好きだから。
でも一人遊びが好きなトマは、そんなに集中して見ることないけど(だからこそつけっぱなしでいられるのかも)。

だいちゃんは帰宅や起床をするとまず何よりも一番にテレビをつける人間ですが(そしてわたしはそれが嫌、先にやることはいくらでもある)、やっぱりNHKや教育テレビを好んで見てきた人です。
彼が見るドラマと言えば、アメリカのシットコムばっかです。
でも、わたしもニュースは見るけど、国会中継とかはさすがにな…。
我が家の月9は、TVタックル派とやりすぎコージー派に分かれます。ドラマはもう何年見てないだろう…。
最近、テレビの嗜好や笑いのツボの微妙なズレが気になります。
まぁほとんどテレビなんて見る時間のない人だから、今の笑いを理解できてないだけだと思うけど。
でもさ、「面白いの?」とか隣りでいちいち言われると、イラッとくんだよ。正直、そこまで面白くないってわかってるからこそ。

わたし、音楽性の不一致で別れた経験があるので、太便と別れるときは思想の不一致かなぁ…と、近頃考えます。
日常的なレベルでのズレはささいなことだけど、根本にある個人の思想に基づくものだし。
思想の相違そのものはわかってたことだけど、最近はなかなかうまい位置に着地できないことが多いのです。

---
と、いうところで映画の話。
先週末だったかの「王様のブランチ」で「レボリューショナリー・ロード」の紹介を見て、だいちゃんが「なにこのウチ」と言った。

(あらすじ)
50年代半ば、アメリカ。フランクとエイプリルのウィーラー夫妻は“レボリューショナリー・ロード”と名づけられた新興住宅街のこぎれいな家に住んでいた。ふたりのかわいい子供にも恵まれ、はた目には理想の夫婦に見える。しかし、それぞれの心の奥には、人にはいえない葛藤があった。ある夜、フランクが帰宅すると、出迎えたエイプリルは彼に重大な決意を告げる。「みんなでパリで暮らしましょう」。フランクは軍人時代、パリに駐在したことがあり、街に魅了された。その思いを聞いた彼女も、パリを夢の街と考えるようになっていたのだ…。


まじか。
超我が家じゃん。
違うのは子供が一人なことと、理想のカップルなんていいもんじゃねぇことと、妻が大見栄切って「私が働く!」なんて言わないことくらいか(結構違う)。

妊娠出産以降の我が家は、映画ほどドラマチックではないものの、衝突が多いです。
もちろん子供という共同生活者が増えたので、まじめに行く末を考えなくてはいけなくなったからだけど。
思い描く終着点はほぼ同じなのに、その過程に対する考えが、性差や生育環境の差などで、なかなか噛み合わないんす。どこのご家庭にもある話でしょうが。
しかも、うちは子供が産まれる前からパリ移住の話が出ていたので、余計ややこしいです。←おまえが言い出したくせに
映画の中でディカプリオが「パリで仕事があるのか!?」みたいなこと言ってたけど(記憶曖昧)、まさに同じセリフが太便の口から何回も出てます。
失業問題や移民問題で大変なフランスで、まだ満足にフランス語も話せない日本人が仕事をみつけるのは至難の業…
なのは事実ですが、幸い彼の職業には共通言語があるし、Issy-les-Moulineauxあたりがシアトル化しつつあるらしいので、逆に今のうちに乗り込めばおいしい思いができるかも…
なんていうのは、浮世離れした夢見がちな妻が言ってるだけです、ハイ。

太便もパリは気に入ってるんだけど、そもそも、フランス人と一緒に仕事することが考えられないらしい。
まぁそれはわかる…「あくまでも余暇のために働く」というスタンスは両者に共通してるんだけど、その仕事ぶりの差異がね…効率を第一に考える太便には、耐えられないことも多かろう。
フランスのIT業界の従業員層ってどんな感じかなー。日本よりも格差・学歴社会だから、日本みたいにイメージで何となく集まってきちゃった人たちの吹き溜まりとかじゃなくて、ほんとに精通したスペシャリストだけだったりしないかしら。
もしそうなら、太便にとってはその方がやりやすいと思うんだけどなー。
それでも、根はフランス人か…また都合よく考えて! とか言われそうだな。

ま、移住はいつになるかわからないけど、年に1回は行き来できるのが目標、ってあたりで、お互いの意見は合致。
問題は、そういう生活の基盤作りと、維持…。

ちゅーかね、産める期間が有限なのが大きいよ!
そら中には10代や40代の出産率を上げてくれる人たちもいるけど、今の日本なら20代前半〜30代後半でギリギリくらいじゃない?
その20年弱の間に結婚式やって披露宴やって新婚旅行行って子供何人か産んで育てて学校入れて、家まで買えっちゅーの?
いくら稼いでも、追いつかないじゃん。
身体機能的には前倒しできるけど、社会通念や経済的な問題で、なかなか難しいし。
なので、高齢出産組がリスクや不安と戦い、コストをかけながら頑張るしかない。(←医療の向上)
なのに、その20年弱は男性にとっては働き盛りの稼ぎ時なので、必然的に家事育児が女性にかかる負担が大きくなってしまう。(←保育施設の充実)

現代の平均的な日本人家庭って、こういうもんだと思うのですよ。
女は産んで育てるのに専念しなきゃいけないし、男はとにかく馬車馬のように働かねばならない。
仮に育児をアウトソースできたとしても、出産は代わってもらえないもんね…出産前後もバリバリ働く人もいるけど、同年代の男性ほどは集中して従事できない。
うちで今、風邪ひいてる人見りゃわかる。一度熱出すと、一週間休むなんてザラだもの。

子供を産み終わってからの人生の方が、長いんだもんなぁ…
もっと産める期間に余裕があるなら、家庭と社会を気軽に行き来できる人も多いだろうに。
逆に言えば、気軽に行き来できないから産まない、産むのが遅れる、婚期を遅らすってこともあるんだろうなと思う。
理屈だけで言えば、出産でタイムラグの可能性がある女性を重職につかせない、なんてこともなくなるんでは。
男性ばかりが働かなくちゃいけない状況じゃなくなれば、一人ぼっちで家事育児に追い詰められる女性も減るだろう…いいことだ。
わたしだけじゃなく、案外、専業主婦の孤独って切実な問題みたいですよ。遊び歩いてる人だけじゃないのよー。

あとちょっと違うけど、完璧な人間じゃないと結婚できないとか子供産めない、みたいな風潮もやめたい。
これは自分も実際やってみなきゃわかんなかったことだけど、お金なくても家事できなくても、結婚できるし子供だって持てる。
そりゃ何でも、ないよりはあった方がいいけど、そんなの待ってたら誰も何もできないし、問題は結婚した後、子供産んだ後だもん。そっちのが長いし、重要だもん。
平均的な日本人ほどこう考える傾向があると思うので、やはり抜本的な意識改革と、あとは上の( )内のを何とかすることだなぁ〜。

と、映画の話から、「わたしの理想のユートピア」の話になってしまった…。
だって! だって、一番充実できる2,30代にやることが多すぎるのがいけないのよ!!

この映画、見た方がいいすかね。
見た人の感想読むと、「鬱屈した妻が疲れた夫を振り回す話」って、端的にまとめられてるのが多い気がするんだけど…。
よくよく考えるといいテーマなのに、なんでありがちになっちまうんだよ…タイタニックコンビのせいか?
劇中の夫婦ゲンカが猛烈らしいです。アメリカ映画の夫婦にありがちな、「旦那の倍ぐらい言い返す嫁」だそうです。
倍なら可愛い。わたしは、1言われたら1000返す。いじわるじゃなくてね。理にかなってないことに対する、純然たる疑問をぶつけるだけ。それに答えられないなら、再考する余地がある問題ってことだと思うから。
ま、わたしとの結婚生活は特に禅問答というか、苦行のような感じだけど、この映画でも妻に共感できないっていう感想が多くて、ちと悲しいす。
パリに行くってことがねぇ、もうものすごく唐突に感じるようですよ、みなさんは。
人間らしい文化的な生活を営むために、自分が住みたい場所に住むってのは、そんなにおかしいことなのかねぇ…。

そんな中で、唯一うなってしまった文章発見。抜粋させていただきますと(ごめんなさい、いまだにトラバってよくわかんないのです)、

けっきょく男は、女性の話を100%聞いてたらアカンって事なんでしょうか?真面目に奥さんと向かい合い、真面目に旦那さんと向かい合ったウィーラー家はあんな結末に陥り、奥さんの話を聞かない、浮気は棺桶まで持って行く、そんな夫婦はいちおう幸せな生活と続けられるって事なんかなぁ・・・夫婦なんて所詮他人だから、話し合わないと解り合えないと思うけど、話し合うとこんな結末が来るなら、話し合わない方がエエのかもとも思えてしまうし・・・

一言一句頷いてしまいました。
わたしは、「他人だから話合ってすり合わせていくべき」と思うので1000言うのですが、残念ながらわたしの好みは寡黙な男なので、なかなか同じだけは返してくれない、このジレンマ。
いらん話はせんでいいから、言うべき時は言ってほしいんだが…。
“いちおう幸せな生活を続けられる”夫婦って、何のために一緒に暮らしてるの…それこそ打算的に思えてしまうわたしは、潔癖すぎるのですかね…。
結婚したら、子供が産まれたら自分のために生きるのは終わり、なんておかしいと思うの…どうして家族の誰もが犠牲にならずに、みんなの希望を叶えることがそんなに難しくなってしまうの…。

はっ、また「わたしの理想のユートピア」に戻るところだった。
見てもいない映画でこれだけ書けるって、ちょっとすごい。
見に行けるかな〜。映画としては全然興味ないけど、我が家を振り返るには、いい薬になるかも。
ってか、そもそも映画自体、トマが産まれてから一度も見に行ってないよ…(ノд・。)
音楽/映画/本/漫画/ゲーム > 映画 | comments (4) | trackbacks (0)

Commentaires

ふくこ | sam 31/01/2009 22:37
レボリューショナリー・ロード、きのうの衝撃のゴールデングローブで主演女優賞取りましたねえ。そうか、そういう話だったのか。見ようかな、私も。

フランスで仕事。考えます・・・。
私みたいなタイプだと、もうフランスでフランス相手に仕事をするのはほぼ不可能なので、フランスで日本相手に仕事をする(日本から仕事をもらってフランスで動く。フランスで得たもの(物質だけじゃなくて)を日本に売る。とか)しか、ないよねー、と。はさみ一本ひっさげて乗り込んでも、ねえ・・・。
年1、ほんとキープできたらいいですよね。ほとんど意地ですけど。でもなんていうか、そういう意地とかそれにむけて説得にまわるとかわが道を行くとかそういうのがなければ、あの国ではダメだと思うし。
すい | mar 03/02/2009 21:59
ああ、あの(笑)衝撃のゴールデングローブで!
相当、迫真の痴話ゲンカらしいもんなぁ。

いやもう、そう割り切るのは全然ありだと思いますですよ!
で、幸いにもそれができるのが日仏間だと思うし。これは大いに利用せねばね!

そうそう、もう強固な意志でないと!
わたしはもう心は決まってるので、年中アピってるよ。うざいくらい。
まぁ、今の我が家の障壁は経済的なことやスケジュール的なものもそうだけど、何より、長時間飛行ですわ…。
さちこ | jeu 05/02/2009 10:14
なんか、何よりも
>産める期間が有限
っていうのに、「時間がない!急がなければ!」
って思ってしまったよ。
言われてみれば、もう31になりますから! きゃー。
すい | ven 06/02/2009 11:02
ほらー、そうやって焦らされちゃうじゃない?
もっと産める期間が長ければ、自分たちのペースでやれるのにね。
さっちんたちも、も少し二人の生活も楽しみたいと思うことなーい?
仕事辞めて少し休憩する時間も欲しいだろうし。
でも、子供作ったら、お金バカスカ出て行くばっかだもんね。
お金も体力も蓄えながら繁殖するって、結構大変だと思うの。。

まぁ言っても仕方ないことだけど。
医療技術が進歩したら、平均産める期間延ばせたりしないかな。

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