mercredi 14 janvier 2009 18:00
こうやって死んでゆく
catégorie: 万年思春期的思想

ナナ。今度の日曜日で15歳。
目は白内障でほとんど見えず、足もしっかり立たずに、オムツをして這いつくばるように歩いている。
踏ん張れないのでトイレが大変らしい。

ルナ。7月で13歳。相変わらず、つれない。
もともと、うちがもらったのはルナでした。
ナナちゃんがルディくん(本名・ルドルフ)との間に4匹もうけたので(ルナ♀・まき♀・いずみ♀、1匹は死亡)、一番体が大きくて元気そうなルナをもらったのです。
ルナは体こそ大きくて丈夫なものの、とても神経質で甘えんぼな子でした。ヨーキーにあるまじき大きさなのに非常に人なつっこい、というルディくんそっくり。
人の顔色を伺うあたり、今思えばスゾンと同系統の子だったんだなー。
姉妹のまきちゃん、いずみちゃんなんかは、ヨーキーらしく気が強い感じ。
で、その母のナナちゃんは、一番小柄なくせに一番肝が据わってるというか、なんしか図太いキャラだったのでした。
そして時は流れ、生まれたてのネズミみたいだったルナもすっかり落ち着いた老犬となり、諸事情により一緒に実家で預かることになったナナはさらに、ここまで老いさらばえてしまいました。
骨と皮だけの体(1.3kg)で這う姿が痛々しい。
もういつ死んでもおかしくない。もしかしたら、今週末の誕生日さえ迎えられないかも。
生き物は、こうやって老いて死んでいくのだと。
これは未来のゾラの姿だし、同時に家族や友人、自分の姿だと。
知っているのに、いつも簡単に忘れてしまう。
そうだよ、そもそもナナが実家に来たのも、飼い主のおじさんが病気(脳溢血か何か)で倒れたからじゃないか。
ナナの食欲が相変わらずあるのだけが頼もしいです。
一日23時間寝ているような生活らしいですが、意地汚さだけは変わってないようです。
ルナが生まれたばかりの頃、競って食事にガッつくニャーニャを見て驚いたわたしに、飼い主の奥さんは言いました。
「ナナちゃんはお母さんだから、ああいう食べ方をするのよ」
10数年が経ってわたしも母になりましたが、いまだにわたしにはそんな逞しさはありません。
食べ物のことなんか、考えたくもありません。
食事(食べるのも作るのも食べさせるのも)が苦痛…。
今年も一段とナーバスなわたしです。
今後も子育てをしながら、ソマリアとガザの現状を憂えてゆきます。
しっかし、連休…連休だったんだなー…。
こんなに休めない連休が、かつてあっただろうか…年が明けて、我が家の迷走ぶりに拍車がかかってきた。
トマを太便に見てもらって、近場に一泊旅にでも出ようかなーと思ってるんだけど、この勢いじゃ東尋坊に行ってしまいそうだ…。
(ところで、こういう人ってわたしみたいなのの話も聞いてくれるんだろうか。簡単に論破できそうなんだけど…)
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