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シンガポールでのお話

catégorie: 子連れ旅
台風を迂回して、無事にシンガポールより帰国いたしました。
あんなに揺れるのを体験したのは初めてです。気象庁からの通達で、客室サービスも中止になったし。
高いところの苦手な父なんかは手に汗握ってたようですが、わたしとトマは不謹慎ながらも「ひょーう」とか言って楽しんじゃいました。
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トマmeetsマーライオン。
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マーライオン前で授乳。だいちゃんにも電話した。「あ、今マーライオンの前なんだけどー」つって。

疲れたっス。
家を出る前にPowerBookが死亡したあたりで、嫌な予感はしてたんだけども。

【今回の旅でつらかったこと、悲しかったこと】
◆NEX乗車
→停車時間が1分しかなく、かつベビカーがでかすぎて荷物置き場に置けなかったため、見送りのだいちゃんがベビカーとバッグを床に放置して逃亡。
見かねたカップルに助けられ、「成田に着いたらまた手伝いますね」と言ってもらい感激するものの、到着したらフックが折れていた。カップルが申し訳なさそうに言うことには、第2ターミナルで下車した野郎がベビカーの上に荷物を乗っけていたらしい。
このヤローどこのどいつだ! つうか、とんだ役立たずだよだいちゃんは!!

◆出国便チェックイン
→ノースウェストの自動チェックイン機で、操作していた中東系の職員と話噛み合ず。
事前にバシネットをリクエストしてたが、格安ツアーなので期待はしてなかった。でも交渉できるなら、と思って言ってみたのに、そもそもコイツがバシネットを知らないっぽい。ありえん。何を言っても「赤チャント一緒、コッチノ席広クテイイヨー」とか、「赤チャン一人デ席座ラセル、危ナイヨー」とか、そんなんばっかり。そんなことは一つも言ってねぇ! バシネットだバシネット! とキレ気味に言ったら、結局カウンターの職員と話すように言われた。オマエは何なんだ…なんで成田で言葉の壁にぶつからんといかんのだ…。
で、このカウンター職員も使えなくて、最終的にゲートで交渉してと言われたので行くと、何の問題もなくバシネット席使わせてもらえた…ゲートのお姉さんも「カウンターで発券しなかったんですか?」って不思議そうだった。なんなんだーnwa!
今までの渡航歴の中で、こんなにチェックインに時間がかかったことはなかったです。おかげで搭乗時間ギリギリに…。

◆機内で
→バシネット席を確保できたはいいが、時間ギリギリだったため、わたし一人離れた席になってしまった。が、隣席の中華系男性が竹炭に席を譲ってくれて一安心。と思いきや、何も取り出せないままバッグをしまわれて離陸、ミルクのお湯を頼めば2回とも熱湯を入れられる、など、さんざんな目に。しかも、寝返り大ブーム中のトマには機内が退屈なうえ、ちょうど今、寝ぐずりがひどいこともあり、竹炭じゃ手に負えなくなる。ほとんど一人で飲まず食わず寝られず映画なんてもってのほか、小うるさいトマを抱っこし続けた7時間…またこれが、寝てても寝ぼけてうなるんだわ。声もでかいし。

◆ホテル
→あまりのボロさにびびった。親子旅行だと思ってケチったのがいけなかった、せめてホテルくらいはグレードアップするべきだった。ミネラルウォーターもミニバーも、セキュリティボックスさえない。両親とも特に文句は出なかったけど、同じ値段でバンコクならもっとステキな思いができるのに…と、後悔。でも、スタッフはみんな、とってもフレンドリーでした。トマもたくさんかわいがってもらえたし。
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しかし、朝食ビュッフェがやはり品数が少なく、再びバンコクに思いをはせるわたし。
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2日目の観光の飲茶昼食もこのホテルだったんだけど、一人一個ずつ、おかわりなし、と、これまたひどい食事。しかも食べたら即出発…去年バンコクで食べた飲茶はおいしかったなぁ…。

◆がめついシンガポール人
→これには、ほんとまいった。2日目の観光に現れたH.I.Sシンガポール支店の女性ガイドを始め、免税店の店員、ショップ店員、とにかくがめつくしつこい。H.I.Sの女性ガイドは何とかオプショナルツアーに客を流そうと必死で、子連れ還暦連れなのでマイペースで観光したいわたしたちにも、そらもう食い下がる食い下がる。前日寝てないし、トマの世話と初海外組の世話で憔悴しきっていたわたし、「大変なのはあ・た・し、なの!」とブチ切れました。そしたらその後は、マーライオンのおもちゃやチョコの営業…しっかり「コレ、ワタシノ成績ニナルンデ!」って言ってたもんなー。
お決まりの宝石工場に案内する際には、「ワタシ、指ノ間ニ隙間アル。コレ、風水デハヨクナイネー。オ金ト幸セ逃ゲチャウヨ。ダカラ、シンガポール人、指輪買ッテ隙間埋メル。ソシタラ、幸セナルネ」と言って、紫色のごつい指輪を見せた。確かに風水をかなり信用している国だそうだが、西洋合理主義で人格を形成されているわたしには、とてもじゃないけどマトモに聞ける話じゃなかったとです。つうか、逆にここまで来ると感心してしまった。よく考えるなーと。で、その宝石工場では買わないと外に出られないシステムになっていて、びっくり。子連れを言い訳に早々に店を出る際、近くにいた日本人女子2名を「連れです」と偽って救出に成功。
ポンさん(H.I.Sバンコク支店の人)やブンチャイさんは、こんなことなかったなぁ。特にポンさんは大変奥ゆかしくて、営業なんて一切しなかった。こっちがムエタイ見たいからってお願いしたくらいなのに…ますますバンコクに思いを募らせるわたし。

◆子”連れ”に優しくないシンガポール
→そもそも、子連れに優しいと聞いたからシンガポールにしたのに。確かに、みんなトマには優しく、とてもかわいがってくれた。でも、手伝ってくれるわけじゃない。
無駄に段差や階段は多いし、交通量が多いわりに信号は整備されてないし、排気ガスはすごいし、道案内も親切じゃないし、流しのタクシーを捕まえられないのにタクシースタンドは全然ないし、エレベーターないデパートとかあるし、エレベーターあっても故障中が多いし(それはフランスも一緒だが)と、子連れには結構厳しいスペックの街だった。あげく、洋服屋の店員にはトマをひったくられて抱っこされそうになるし。普通、一言あるだろ。
あーこれがヨーロッパなら、絶対誰かしら手伝ってくれるのに、とか、これがタイなら、遠巻きに見て目が合ったらはにかみながら微笑んでくれるだけなのに、とか、いろいろ比べて切ない気持ちになってしまった…正直、飛行機で同乗した日本人や欧米系の方々の方が、よっぽどよくしてくれました。「ナイスベイビー」とか「ベリーキュートベイビー」とか言ってかわいがってくれました。

◆想定外のトマのぐずり
→いつも機嫌も愛想もいい子なので心配してなかったのに、なぜか旅行中はぐずぐずくんだった。遊ぶときは両親や妹にお任せしても大丈夫なんだけど、ミルクも寝るのもお風呂上がりの着替えも、わたし以外全然、手がつけられない有様。バンコクほどではないけど暑くて空気の悪いシンガポールの街を、えんえんと抱っこでベビカー押して歩きました…。やっぱり子連れ旅行には父親の協力が必要だと実感。とりあえず、若い男手が欲しかった…。

◆英語がメタメタ
→幸い、シンガポール人の英語は聞き取りやすかったんだけど、こっちがちっとも喋れなかった。英語はやっぱダメだわーこっ恥ずかしいし、ごっそり忘れてるし。人とぶつかったとき、普通に「pardon」て口から出ちゃったもん。慣れってすごい。

【今回の旅でうれしかったこと、楽しかったこと】
◆バシネット
→やっぱりバシネットはあってよかった。寝返り打てないからどうせ起きちゃうけど、ちょっとでも寝かせてられたし、荷物も置けたし。何より足場が広いのがいい。チャンギでの帰国便チェックインでは、二つ返事でバシネット席用意してくれたけどね…ほんとに何だったんだ、あの女…。
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存分にうつぶせを堪能中。

◆ファーストフライト証明書
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→機長とチーフアテンダントのサイン入り。さんざんな目に遭わされたけど、これで少し溜飲が下がった…。
ちなみに、ミルクはさんざん失敗された後に、同じ5ヶ月の赤ちゃんがいるという男性アテンダントさんが適温で作ってくれた。やっぱ女の人でも、子供がいないとわからないものだよね。

◆トマの成長
→ぐずぐずくんの反面、たった3日間で大きな成長を遂げたトマ。バスから外を興味深そうに眺めるようになったり、おしゃぶりを自分で持って口に入れようとしたり、食べ物にも興味を示して口を開けるようになった。トマももうすぐ6ヶ月。すごいなーちゃんとうまいことできてんだなー。落ち着いたらいよいよ、離乳食開始します。

【今回の旅で発狂しそうになったこと】
◆ショッピングができなかった
→最終日、よしさち結婚式のドレスを買おうとオーチャードロード、ホテル近くのブギス・ジャンクションを散策するも、どこの店員もがぶり寄りしてくるのがうざすぎて、買う気が失せた。物価も安くないので、日本で買うのと変わらなかったし。ただ、ウィスマ・アトリアのTOPSHOPは品揃えも多く、店員もほっといてくれるのでよかった。
結局、この物欲の鬼が旅のあいだ何一つ買えず、最後に空港で携帯ストラップを意地で買ったのみ…この物欲の鬼のわたしが!! 悔しかったので免税店で欲しくもないブランド物でも買って散財しようかと思ったんだけど、深夜にチェックインだったので、お店が開いてなかった…。

◆西友
→ブギス・ジャンクションに西友が併設されてるはずなのに、探してもみつからない。ガイドブックの写真では確かにここだと思うんだけど、看板が違う。地下にフードマーケットがあるはずなのに、地下なんてない。おかしいなーと思いつつ近辺を探し、戻ってきて店員に聞いてみると、「ここよ」と言う。店名が変わってたらしい…地下の表示はなくとも、確かに地下はあった…。
そろそろみじめな気持ちになってきたので、地下のフードマーケットで楽しげなお土産を探すも、シンガポールという土地柄、国産のものはほぼない。だんだん、何のためにこの国に来たんだろうと、わたしの中のシンガポール株が大暴落し始める。結局買ったお土産も、よく見たらmade in Malaysiaって書いてあるかもしれません。

◆ハンディキャップトイレ
→最終日の夕食、クタクタでシーフードの店に入ったところ、トマがうんちょすもらしをしてるのを発見。急いでトイレに行こうとすると、店員が目の前のハンディキャップトイレを指して「そこでいいわよ」と言うので、お礼を言って駆け込むと、だだっ広い室内には便器と手洗いがポツンとあるのみ…ここでわたしにどうしろと!!!
果敢にも挑戦してみたが、何しろうんちょすおむつを換えるのと着替えなんて、立っちができるわけでもないのに、とても便器の上では無理! 仕方なく自らの服をうんちょすで染めて抱っこで店内に戻り、幸い奥まった席に案内されていたので、そこで換えた。もう、しょうがないよね…。
シンガポールでは、ほとんどのトイレでおむつ替えシートを見ませんでした。ブギス・ジャンクションに唯一、授乳室があったのと(でも調乳台はないし、虫這ってるし)、伊勢丹スコッツのおトイレおばさんのいるトイレにあったくらいかな。

【感想】
よくも悪くも、東京に似てる。世界中の何でも手に入るけど、独自のものはない。
でもそれなら、東京でいいじゃん、と思うことがしばしばあった。物価が安いわけでもなし。子連れ視点でも、人力ヘルプが望めないなら、ハイスペックな東京の街の方がまだまし。
観光地のしょぼさなんかは、最初からわかって行ったので気にならなかったけど、先にタイという魅力的な国を知ってしまった人間としては、いちいち比べてしまったなー。そう思うと、一見似てるようでも、物価が安くほぼ何でも手に入って、観光地のスケールもでかくて、文化的にも興味深いタイ、特にバンコクはすごいと思う。わたしが好きな3つの街、東京・パリ・バンコクは、通ずるものがあるね。何度行っても楽しい、都市国家みたいなところが好き。同じ都市国家みたいな感じでも、シンガポールはちょっと違ったな…。

何が違うって、顕著なのは国民性だと思った。華僑の方々ですかね、やっぱがめついんよ。でもそれで、この国は発展してきたわけだから。そこを否定すると、シンガポールそのものを否定することになるわけだ。これはこれで否定するものではないけど、わたしは受け入れにくかったです。
それには、宗教的な価値観も噛んでる気がした。宗教でもってるタイ(バンコク)と、商業主義でもってるシンガポール。後者は貿易港として発展した土地柄、それは当然の性質なんだろうけど。

ま、リトル・インディアやアラブ・ストリートに行けば、またちょっと違うのかもしれないな。
結局、一つも予定通りに行動できなかったし、上記の地域にも行ってみたいし、機会があったら懲りずに行ってみたいなと思ってます。
でも今度は絶対、だいちゃんと一緒じゃないとね。

※その他の写真はmixiにアップしました※
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