結局サン・シュルピスに出て、再びSaint jamesへ。
ブーのためにピンクと茶色のボーダーを買う。
フフフ、可愛いぞ。ヒトのことを「ボーダーズ」と呼んで蔑んでいられるのも今のうちだぞ。
そしてSめじまはうっかりもう1枚買ってしまっていた。何枚目だ。

それからシャプリエに行ってアニエスに行って、と日本人ばかりいるコースを辿っていたら、なんとAヤちん（注：大学の友人でソルボンヌ留学中の才女。現在1児の母）がパンを食いながら歩いてるじゃないかー！
これはすごい！　まさか偶然会えるとは思ってもみなかった。
Aヤちんの話では、いま一番キているのはやはりマレ地区だそうで、なるほどなーという感じだった。
左岸側はもうあんまりパッとしてないらしい。
いつか甦れ、左岸よ。

最後にシャルル・ド・ゴール・エトワールに出て、凱旋門に登った。
いい景色だった。”ナポ巡礼の旅”もフィナーレを迎えたのだった。

広場で何か式典のようなものをやっていて、軍隊の楽団による生”ラ・マルセイエーズ”が聴けた。

夕食はそのマレ地区で豪華に。最後の夜だから。
ちょっと酔ったので（注：もちろんわたしが。Sめじまはシラフの方がはしゃげるクチ）バスティーユまで歩いて帰った。
フラフラするし風も冷たくて気持ちよくてすごく楽しかった。
歌いながらテキトーに歩く。
いいな、酔っ払いって（注：Sめじまは密かに困ってたらしい。やったー、ようやくこの旅で初めてSめじまを困惑させたー）。
いろんな人に迷惑をかけつつ車に轢かれそうになりつつ、なんとかホテル到着。

さあ、明日はパリを発つ。淋しいよ、とても。