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昨日の19時くらい？　地震ありましたよね。
座ってた駅のベンチが結構揺れたので、「と、とうとう来たか！？」と思ったら、すぐにおさまって。

で、電車乗って乗り換えの駅で降りたら、すごいデカイ声が聞こえたんですよ。
まるでうちのお兄ちゃんみたいな、うだつも風采もあがらないような感じの、
いくつになっても浪人生にしか見えないような男の人が、
ホームに座り込んで携帯で喋ってました。
でもそれがなんだかすごく怖い気配なんですよ。
じーっと携帯で相手の話を聞いてるかと思えば、とつぜん、
「すいません！　すいません！　本当にごめんなさい！　ちゃんと謝りますから！！」
とか叫ぶんです。
あと、「は、払います！　ほんとにちゃんと全部払いますから！！」
みたいなことを、泣きそうになりながら叫んでました。

こんな地味そうな人が巻き込まれる金銭トラブルって…
ぼったくりバーか？　架空請求か？　それしか思いつかなかったんだけど。
とても気になったというか怖かったので、電車待ってる間ばっちり横に付けて様子見てました。
周りの人も気になってチラチラ見てたけど、誰も声かけなかった。
改札出たらすぐ交番だし、わたしもどうしようかとも思ったんだけど、
結局何もせずに電車が来たので乗って帰ってしまいました。

すごく取り乱してたし、普通じゃないなとは思ったんだけど、
どこか頭の片隅に「狂言かもしれない」っていうのもあって。
こんな考え方、都会人ぽいと思うわー。
でもありえない話じゃないからねぇ。
通じてない携帯に向かって演技して、声かけてきた人を騙してたかるとか。

朝出かけるとき、駅に行く途中で青虫さんに遭遇して、「世田谷に青虫がいるなんて！」
とショックを受けた一方で（小学校以来見てないですよ青虫なんて）、
こんな怖いことが身近にある大都会、東京。
信用とか信頼とか、繋がりとか、そういうのの希薄さを肌で感じてしまいました。
わたしがもし街中でトラブルに遭っても、誰も助けてくれないんじゃないかなぁ。
怖い話ですよね…。

そして家に帰って地震が心配だったのでだいちゃんにメッセで連絡してたら（会社のサーバが壊れたりしたらだいちゃん帰れなくなるんじゃないかと思って）、また地震が…。
地震が来るたびに、「とうとう、とうとう東京に来たの！？」と、
ややパニック気味になってしまいます。
でもいつも東京は大したことないんです。
それはいいことだけど、いつかいつかと心配するのもしんどいですよね…。

たった一日でこんだけ怖いもんを経験してしまいました。
いやいや事実は妄想よりも恐怖なり、ですよ…。