トマやスゾンが寝静まった後、決まってラちゃんがか細い声で「にゃーん」と鳴きながら、甘えに来る。
いつでもどこでもお構いなしのKYなトマゾンに比べて、空気読めるラちゃんは損な性格かもしれない。
ほんとはいつも、もっと甘えたいんだろうな。
でも、トマやスゾンがうるさくてうざいから、ひいちゃうんだろうな。
だから、ラちゃんが自分から甘えてきたときは、ここぞとばかりに、文字通り猫っかわいがりしてあげるのだ（やりすぎると逃げられる）。

ラちゃんの一日は、早朝のパトロールから始まる。
日中は2階の窓辺でひなたぼっこしたり、午後は3階からルーフテラスへと続く階段に寝そべってることが多い。最近は3階の無人の廊下でごろんと転がってることもある。
上の階に行けば行くほど暑いのに、なぜ彼女は行きたがるのか。さすがに、ルーフテラスからの直射日光は暑いようで、日が入らないところまで降りて転がってるけど。
夕方頃にベッドに戻って夜まで仮眠を取り、深夜が彼女の真のハイパー遊びタイムだ。走ったり飛んだり跳ねたり、それはもうすごい。朝起きると、テーブルの上のものが全部落とされてたりする。
たまに、夫婦の寝室に聞き耳を立ててたりもする。「どれどれ、ちゃんと子作りしてるんかニャ？」とでも思ってるんだろうか、でもクシャミでバレバレだよラちゃん！

後半はラちゃんギャラリーをお届けします。