vendredi,25,juin,2004 空港へ向かう車の中ではだいちゃんはバンコクの街を惜しんで写真を撮っていたが、わたしはお化粧に忙しくてそんな余裕もなく。空港へ着いて搭乗手続きをしてタナナンさんとお別れした後は、お買い物した免税品をカウンターで受け取ってすぐに到着ロビーで爆睡。飛行機に乗り込んでからもすぐに寝てしまって、気付いたら離陸していた。うわぁーーーん、もっとバンコクにお別れがしたかったのに! しかし機内食を食べるとまたすぐに寝てしまった。 あっという間に台北到着。寝ぼけまなこでtrangitカウンターへ向かってちょっと免税店をのぞく。だいちゃんが機内食では足りなくてお腹がすいたと言うのでお菓子(だいちゃん言うところの歯くそ菓子。つまりスナック菓子)を買おうといろいろ見てまわったんだけど、箱詰めのお菓子しかなくて断念。「台湾のお菓子が食べたかったのに〜」と、元も持ってないくせにだだをこねるだいちゃんをたしなめてすぐに機内へ。ここでも寝てしまう。寝ては食べ、また寝て、ちょっとビールを飲みつつ、またまたあっという間に成田へ着いた。 成田は相変わらず人がたくさん。まわりは日本人ばかり。あぁ帰ってきてしまったんだなーと寂しく思う。1000B残っていたので両替すると、2,230円。1000Bあればタイでは何でも買える魔法の高額紙幣だったのに、日本ではたったのこれだけ! 悔しかったがそのお金を足しにしてNEXのチケットを買い、乗り込んだ。 もう19:30をまわっていたが、またここでも寝てしまう。今までの疲れがどっと出たんだろう。新宿に着くと本当に帰ってきたんだな、と実感する。京王線で笹塚に行き、日本に帰ってきたのだから、と夕飯にお寿司を食べに。椿にぎり(1,800円)と天ぷら盛り合わせを頼んで食す。だいちゃんのサイフのヒモが緩んでいる。明日からは質素に暮らそうと思った。それでもやっぱりお寿司はおいしかったのだけど、5日間も食べ通したタイ料理の味がもう懐かしかった。 帰りは雨が降っていたのでタクシーで家へ。すっかりタクシーに乗る味をしめてしまった。初乗りで着いたけどやっぱり日本は高いね。 そしてやっと我が家へ到着。あんなに寝たのにまだ眠い。スーツケースを開けてそのまま放置した。明日起きてからやろう。体重を計ったら2人とも2kgも肥えていた。うーーー怖い怖い。どうやって痩せればいいんだろう…。 この日の晩は夢も見ずに眠った。タイの夢が見たかったのにな。 タイと日本の違い。同じアジアの仏教国であり王室(皇室)を抱く国でありながら、そのスタンスはまるで違う。タイ人の男性は一生に一度仏門に入らなければいけなく、女性はお坊様に触れることも寺院や王宮では肌を見せることもしてはいけない。男性には徴兵制もあり、まだ不景気の続くタイでは自ら軍人に志願する人も後を絶たないという。 わたしは他にもいくつか外国を観てまわったことがあるし、タイに行くこと自体も2回めだった。でもだいちゃんにとっては初めての海外。太陽がさんさんと降り注ぐ土地の人間のエネルギッシュさを、商魂のたくましさを、そして天使の微笑みを、わたしはだいちゃんに見せてあげたかった。だいちゃんは在タイがとても楽しかったらしく、「また行きたい」と言っている。おそらく何年か後に訪れるバンコクは、さらなる発展を遂げているだろう。でもタイにはまだまだ魅力的な土地がたくさんある。古都スコタイやクワイ河鉄橋のあるカンチャナブリ、首長族の村メーホーソン……どこもきっとわたしたちを魅了してやまないだろう。 そして、もっともっといろんな国に行こう。わたし一人の目には世界は大きすぎる。だから、いつだって手をつないで、二人で観てまわろう。本当のことを探しに行こう。わたしたちは、きっとずっとたくさんの夏休みを過ごせるはずなのだから。 |
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バンコクの朝焼け。 さよならバンコク! |
bkk〜台北間の機内食は フェットチーネと |
最後のタイ料理のどちらか。 わたしはまよわずタイ料理! |
左が台湾、右がフィリピンの ビール |
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台北〜成田間の機内食は シーフードと |
チキンのどちらか。以上! |